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『河川の魅力を引き出す景観まちづくり』
平成31年3月11日(月曜日)午後1時30分~午後4時30分
さくらであい館 イベント広場 淀
(主催)京都府、京都府都市計画協会、(共催)八幡市、大山崎町、久御山町
京都府景観資産登録地区、NPO等のまちづくり団体、府民、府及び市町村職員等 47名
(講師:京都府立大学 副学長 宗田 好史(むねた よしふみ) 氏)
【講演内容】
都市では運河(例:イタリア・ミラノのナヴィリオ運河、京都市の鴨川運河)、郊外では河川(例:アメリカ・デトロイトやシカゴ、ドイツ・エムシャーパーク)において、現場によって丁寧に議論しながら、文化と自然、歴史が育んだ地域の景観を再生していくことが、河川を活かした地域づくりとなる。
都市再生の3つのキーワードは『町並み・緑・水辺』であり、京都の水辺では、鴨川、桂川、高瀬川、そして疎水と、魅力が再発見されてきた。次は、八幡、大山崎と続けばよい。
豊かな場所でゆっくり過ごすことで、人生の質が向上する。そういう時にどういった景観が必要か?ということを考えるのが、これからの人口減少時代の景観まちづくりに必要である。
(コーディネーター:京都府立大学 副学長 宗田 好史(むねた よしふみ) 氏)
【主な意見】
ゴミを捨てる人のモラルを嘆くより、河川が人々の暮らしから遠ざけられてしまったことに目を向け、行政と市民が連携して河川に親しむ取組みが必要。
地元の団体や地域の人がこれまで頑張って活動を行ってきたのだから、行政側もこれまで以上に積極的に取組んで欲しい。
三川合流地域は、山があり河川があり、変化に富んだ景色が素晴らしい。
清掃を地域の人だけに任せず、観光客が掃除をして帰るような、新しいシステムや取組みを広域的に行うことにより、河川景観のまちづくりにも繋がると思う。
隣の久御山町でも、農地が広がり一気に景観が変化するポイントになっていて素晴らしい景観だと思うので活かしていきたい。
このような議論を若者や女性の方も参加しやすい話に広げていかなければいけない。
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