「京の景観形成推進プラン」第1回検討委員会 概要
第1回検討委員会 概要
1 日時
平成18年10月18日(水曜日) 午後2時30分から5時00分
2 場所
ルビノ京都堀川 加茂の間
3 議事
プラン策定後の景観施策の主な取組について(事務局説明)
- 京の景観シンポジウム
- 京都府景観条例(仮称)検討委員会
- 京都府景観フォーラム
- 京都府選定文化的景観保護検討委員会
- 天橋立周辺景観まちづくり検討会
- 関西文化学術研究都市景観ワーキンググループ
今後の景観施策について(意見交換)
議事録全文(PDF:63KB)
第1回検討委員会 意見交換まとめ
これまでの取組評価
景観フォーラム
- 各地域には景観に関する取組・活動をしている団体がたくさんある。
- 農山漁村の文化的景観については、生業の担い手・後継ぎがいないという問題があるため、都市と連携していく取組が重要。
意識啓発・支援施策
- 色々な形で啓発が進められているのは良いことだが、景観条例と言うと規制だけがかかると思われている住民が多いため、理解してもらうための取組や意識啓発がまだまだ必要。
- 府や市町村、地元と一緒になってまとめていくためには、アドバイザーを育てることやアドバイザーの身分・権限を整理しておく必要がある。
景観条例(仮称)検討委員会
- 条例の中では府と市町村の役割の仕分けが難しい。具体的なアクションプランの実現のところで議論が必要。
天橋立周辺景観まちづくり検討会
- 広域的な景観まちづくり計画、方針づくりまでは府の責務であり、具体的な規制というのは市町であると思うが、その辺りも京都府がかなりバックアップしていく必要がある。
来年度の景観施策について
景観計画の策定
- 各市町村が景観法に基づく景観計画を策定することが大事。具体的施策については、府の条例や景観法、様々な法律に基づく規制等とうまく連動させないといけない。
- 環境色彩調査をしてデータベースを持つことは良いこと。調査結果をどのように分析し規制基準を作るかが重要。
- 景観は地域によって特性があり観点が違うため、画一化されてはいけない。地域の価値を認識し、深めてもらうためには、地域に根ざした感覚を育てることが重要。
- 景観府民協定は全員合意が必要か。みんなで目指すべき方向を示す、という精神論的なものでいいのでは。
意識啓発・支援施策
- 景観学習の推進は難しいと思うが、子供たちに良い景観を体験させることも含めて非常に重要。
- 景観資源と景観資産の使い分けについては、わかりにくく混乱しているところもあるため、条例の法文の方で統一的な整理が必要。
- 資産を登録して、良き資産を発信していく必要がある。良い景観を登録し守ることによって、経済的な効果や観光に結びつく。
- 具体的な検討に入れば様々な問題が起きてくるため、一人のアドバイザーではなくチームでアドバイザリーをしていくべき。
- それぞれの施策を別々に実現するのではなく、施策を連携・リンクさせる必要がある。
技術の継承
- 良好な景観を守り残していくために、技術の継承を支援する、ということを条例に盛り込めないか。
- 担い手がいなくなっている生業の技術など技術全般について、条例に盛り込むのは難しい。府がどのような形で関わっていくかも含めて検討が必要。
京都府の推進体制
- 具体的な運用の際にコーディネーター任せにならないよう、京都府の具体的な体制をしっかり検討願いたい。