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1997年12月、ここ京都の地で地球と人類の未来にとって歴史的な一歩が踏み出されました。 地球温暖化防止京都会議において、現代文明の豊かさの代償として増え続けてきた温室効果 ガスを減らすため、 「京都議定書」が採択されたのです。 私たちは、世界中からこの地に集まった多くの人々とともに、この会議の成功のために寄与できたことを喜びとし、 議定書に京都の名が冠されたことの重みを深く感じています。
今を生きる私たちは、ものの豊かさや便利さを追求するあまり、 自然の尊さを忘れてきたのではないでしょうか。 自然と共に生きてきた先人たちの知恵や工夫を改めて思い起こし、 今こそ一人ひとりの生活や社会のあり方を見直さなければなりません。 尊い命を育んできたこの母なる地球をしっかりと未来に引き継ぐことは、私たちの責務であります。
私たちは、京都会議を契機として、 地球環境を守るため全世界が協調して行動することを願い、 まずこの地で心と力を合わせて環境を大切にする行動を起こすことを決意しました。
このため、勇気をもってライフスタイルを根本から見直し、 新しい時代の価値観に立って、社会における生産・流通 ・消費・廃棄のシステムのすべてにおいて環境を重視した取組を行います。
この思いが、地域を越え、国を越えて世界の人々の心に通じ、共に行動できることを切に望みつつ、 ここに私たちの決意と取組を宣言します。
平成9年(1997年)12月24日
京都府 知事 荒巻禎一
京都市 市長 桝本頼兼
京都府市長会 会長 谷口昭二
京都府町村会 会長 野中一二三
京都商工会議所 会頭 稲盛和夫
京都経営者協会 会長 小松新
社団法人京都経済同友会 代表幹事 千田哲朗/道端進
社団法人京都工業会 会長 坂部三次郎
京都府中小企業団体中央会 会長 古川敏一
京都府農業協同組合中央会 会長 中川泰宏
社団法人京都府観光連盟 会長 西村大治郎
社団法人京都市観光協会 会長 桝本頼兼
財団法人京都府国際センター 理事長 西島安則
財団法人京都市国際交流協会 理事長 千宗室
気候フォーラム 事務局長 浅岡美恵
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