過去に策定した地球温暖化対策プラン
「地球温暖化対策プラン(18年度版)」の概要
1 地球温暖化対策プラン改定の趣旨
京都府では、京都府地球温暖化対策条例(平成18年4月施行)に基づき策定した「京都府地球温暖化対策推進計画」の目標達成に向けて、実効性ある施策を展開するため、地球温暖化対策プラン(以下「プラン」)を改定しました。
※プランは、平成14年度策定。平成16、17年度改定。
2 現状と課題
- プランに基づく様々な取組により、府民や事業者の地球温暖化問題に対する意識は高まり、各分野・地域で自主的な活動が進められるようになってきています。
- 2010年度に10%削減の目標を達成するには、これまでの取組に加え、(1)大きな削減効果が見込める施策の実施、(2)地域における取組体制の強化を重点的に推進する必要があります。
3 これまでの主な実績
- 府内のKES認証事業者 : 463事業者(平成18年9月末)
- インターネット環境家計簿等の利用者 : 3,727件(平成18年9月末)
- エコマイスター制度(省エネ、エコカー、エコドライブ) : 435人(平成18年9月末)
- ウッドマイレージCO2認証 : 47件(平成17年度)
- 京都エコエネルギープロジェクトの完成 : 太陽光発電、風力発電、バイオガス 750kw
- 地球温暖化防止活動推進員 : 84人(平成16年度) → 168人(平成18年度)
4 施策の基本方向
- 活動を支える仕組みづくり
- 活動を促進する人づくり
- 活動を広げる意識づくり
5 重点対策
条例で定めた削減目標の達成に向けて、平成19年度においては、次の施策を推進します。
<産業分野対策>
(大規模事業者対策)
- 条例に基づく温室効果ガス排出量削減計画の達成の支援(府内排出量の3分の1を占める対象事業者(約250事業者)に対する指導・助言、省エネアドバイザーの派遣等)
(中小企業者対策)
- 自主的な温室効果ガス排出量削減計画の作成・実施の支援(指導・助言、省エネアドバイザーの派遣等)
- 環境マネジメントシステムの推進(KESセミナーの充実、建設業の入札資格におけるKES認証の優遇等)
- 中小企業地球温暖化対策応援事業の推進
(運輸事業者対策)
- 条例に基づく温室効果ガス排出量削減計画の達成の支援(対象事業者(約30事業者、約7,000台)に対する指導・助言、省エネアドバイザーの派遣等)
- 低公害車の普及を促進する取組の充実(天然ガス自動車の普及、エコカーマイスターの増員)
<生活部門対策>
- 学校、職場、地域等における実践的環境教育の推進(社会人向け環境教育の実施、学校とNPOや企業との連携強化等)
- 京都版「住宅環境性能評価」の制度化
- 府、京都市、京都商工会議所など7団体による「脱温暖化行動キャンペーン」の取組の拡大
- 環境家計簿の普及
<森林吸収源対策>
- モデルフォレストの推進によるCO2吸収源としての森林整備
- ウッドマイレージCO2の推進
< 技術革新の支援・新エネルギーの普及>
- 京都企業の技術力を活かした環境産業の育成(エコ・コンソーシアム(仮称)の推進、研究開発に対する支援制度の充実等)
- バイオディーゼル、太陽光、風力発電等新エネルギーの導入支援
<府庁の率先垂範の取組>
- 府独自の環境マネジメントシステムの推進によるエコオフィスの徹底
- エネルギー大量消費施設における省エネルギー改修の実施
地球温暖化対策プラン全文