丹後広域振興局
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旧年中は大手川沿川のみなさまには大変お世話になりました。
昨年に引き続き、護岸工事や橋梁の架け替えといった本格的な改修工事に順次、着手していきます。
沿線住民の皆さまには交通規制や騒音など御迷惑をおかけしますが御理解御協力をよろしくお願いします。
新たに工事を2本発注しました。
1.京口橋架け替え工事(下部工) 施工業者:金下・きしべJV
京口橋の架け替え工事です。現在の橋を残し、少し下流に新しい橋を設けます。
新しい橋ができましたら現在の橋を撤去します。
京口橋
2.今福川護岸工事 施工業者:今村工業
KTRより下流100メートルの区間において両岸の護岸工事を行います。
今福川
盛林寺橋の桁架設が12月20日(木曜日)に予定されていたことから、上宮津小学校に工事見学会を提案したところ、快諾していただきました。
当日は1年生から4年生の児童総勢35名と引率の先生5名の合計40名の参加がありました。
“今日の現場の仕事”について学習した後、実際の桁架設状況を見学してもらいました。次に現場体験として主任技術者のマネをしてクレーン操作の手合図を一緒に行い、160トン吊りレッカーを動かしてもらいました。
レッカーに手合図をする上宮津小学校の児童
今後もこういった機会を設けて、多くの人に大手川改修工事の内容を身近に知ってもらいたいと思います。
今回は複数お寄せ戴きましたので「大手川フォトクラブ」で紹介しております。
引き続き写真を募集していますので写真の御応募をお待ちしております!
江戸時代、この地の藩主であった京極高広は、宮津城を築造するとともに城下町の建設に着手しました。
この時、大手川は東へ移され、城内と城下町を分けるため城の西側の外堀として利用されました。そして、大手橋は、これを結ぶ大切な橋として、石の橋脚、木製の欄干で造られていました。
また、中橋付近から東へ“コの字”形に開削された南側及び東側の掘に大手川の水が引かれていた事も知られています。この新しく開削された掘は、今も「大膳川」としてその名残をとどめています。宮津小学校前には、大手川から水を引き入れた掘跡が今も少し残っています。
宮津小学校前の堀跡
下部工工事
上部工工事
大手川の両岸に管理用通路というものができます。
この具体的な使用方法は日常的な河川巡視の際のパトロール道であったり、維持管理工事の際の工事用道路であったり、水防活動の際の緊急車両の進入路・活動空間であったりします。
上記の様な活動以外の期間、いわゆる「川の365日」においては、自由使用であり、日常的なアクセス路や散策、ジョギングなどの使用といった健康づくりやふれあい・交流の場としての機能が期待できる場となります。
大手川の1工区では右岸側に、2,3工区では両岸に幅3mで舗装を行わない管理用通路を設けます。
改修工事が終われば川面や水辺の生き物を眺めながら管理用通路を歩くことも今後はできるようになります。
(大手川の管理用通路)
本ページの中でも掲載している上宮津小学校児童による盛林寺橋の見学会について、少し肌寒い中ではありましたが、児童は大変元気よく、丹後土木事務所の職員の説明を聞いていただきました。
参加した児童が、どのような感想を持ち、どの程度理解してもらえたかについては、はっきりとは分かりませんが、公共工事や土木について少しずつでも関心を持ってもらい、いずれこの中から、未来の土木技師・公務員等となる児童もいるであろうと思います。
その児童が成長して社会人になっていく過程において、公共事業や土木技術について、客観的に見つめ、当事者として、また、関係者として関わっていく際に少しでも役に立てれば喜ばしいと思います。
大手川改修については、今後も工事を進める中で、このような児童等との取り組みを進め、未来の日本や京都府といった、まちづくりに広い視点から考えることのできる人づくりに貢献できればと思います。
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