丹後広域振興局
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新たに工事が3本発注されました。各工事の内容を説明します。
1.中橋架け替え工事(施工業者:鶴美・永田JV)
中橋の架け替え工事です。
中橋は現在の橋を残し、少し下流に新しい橋を設けます。新しい橋ができましたら現在の中橋は撤去します。
2.福田橋架け替え工事(施工業者:宋徳建設)
福田橋の架け替え工事です。
福田橋も現在の橋を残し、少し下流に新しい橋を設けます。新しい福田橋ができましたら現在の福田橋を撤去します。
3.柿ヶ成川支川処理(施工業者:砂後建設)
大手川本川の工事に先立ち、善光橋上流左岸の支川柿ヶ成川の工事に取りかかります。
7月から始まった本ワークショップも第3回の今回で最終回です。
これまでに出していただいたみなさんのご意見を総合的にまとめて、整備計画案を提示します。
「地域で創り、育てる川づくり」を目標に整備を進めております。どのような空間ができるのかみなさん、ご期待ください!
第3工区にある中島橋、生野神社橋の架け替えに向けての地質調査と詳細設計に着手しました。
橋を架け替えるために地質調査(ボーリング調査)を先行して行い、それに基づいて橋梁の設計に入るので最終的な図面ができるのはもうしばらく先になります。
新しい橋の橋台は現在の川の中にできますので、ボーリング調査も川の中で行いました。
大手橋から京口橋の工事では、川の中に矢板という鉄の板を打ち込んで水面より下の工事をしています。
60センチメートル幅の矢板を1枚1枚かみ合わせているため、矢板のすき間からはそんなに水は流れ込みませんが、上下流では石積みに完全にくっつかないため、そのすき間を土のうなどで埋めています。もともとの石積みが空石積み(からいしづみ)と言ってすき間のある構造のため、川の水は色々なすき間からどんどんあふれ出してきます。また、出水時には水没することも何度かありました。
安心できる構造物を作り上げるには、しっかりと水をかき出す必要があるため、一日中ポンプで水をかき出しながら工事をしていますがなかなか追いつきません。
機械音がうるさい時もありご迷惑をおかけしておりますが、みなさんに安心していただける川が出来上がるまで、今しばらくご辛抱ください。
地質調査の方法には大きくわけて、地表に現れている岩盤や地層を調査して行うものと、地下の地質を調べるためのボーリング調査があります。
大手川の工事に必要な地質調査はボーリング調査で、ボーリングマシンという機械を用いて実際に地面に孔を掘って、地面の内部がどのような岩石や地層でできていて、それがどれくらいの深さで重なっているかを調べるものです。
ボーリング調査の歴史は意外に古く、明治時代の中頃に炭坑での石炭調査に用いられたのが最初と言われています。
調査結果の使い方としては、新しい橋梁を支える基礎を設計する時などに、地震の時でも橋梁を支えることのできる固い地盤(岩盤層など)を特定するために使います。
具体的な大手川の例では、上流の新中橋では橋台が直接固い地盤に接していますが、下流の中橋では軟らかい地層が約30メートルの深さまで広がり、橋台を支えるコンクリートの支柱(杭)が必要となっており、その杭の設計をするために地質調査のデータが使われています。
一般にはボーリングというと地層の掘削ではなく、玉を転がしてピンを倒すゲームと思われる人が多いと思います。英語では地層の掘削はBoring、ゲームはBowlingとなっています。日本語では前者をボーリング、後者をボウリングとしていることが多いようです。
このページのトップの写真は10月28日に実施された「大手川クリーンアップ大作戦」の写真です。
当日は、早朝から多くの市民の参加により実施され、うっそうとしていた大手川河口付近などは見違えるほどきれいになり、皆さんの力はすごいものだと改めてありがたいと思いました。
丹後土木事務所として、安全で心安らぐ水辺づくりとして大手川の整備に取り組んでいるところですが、皆さんに愛され親しまれるよう尚一層、努めていきたいと思います。
また、先日、『土木フェスタ2007 in たんご』で台風23号の時の大手川の水害の映像を映していましたが、水害を経験された方々は映像を見て当時の悲惨な状況を思い起こされていました。あのような惨事が起きないよう、一刻も早い改修が必要であり、皆頑張っておりますので、ご理解・ご協力をいただきたいと思います。
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