大手川（宮津市）河川激甚災害対策特別緊急事業の竣工式を開催しました

　東日本大震災の発生により延期となった大手川河川改修工事の竣工式を2011年7月30日に開催しました。 当日の様子を報告いたします。

　平成16年の台風23号被害から約6年に及ぶ長い期間、地域の皆様には、一日も早い完成に向けての御理解と御協力をいただいてまいりました。
　あらためて御礼申し上げます。 

大手川河川激甚災害対策特別緊急事業竣工式

• 日時　平成23年7月30日（土曜日）午後3時30分 から4時30分
• 場所　宮津会館（京都府宮津市字鶴賀2164）
• 主催者　京都府
• 式典の内容　式辞、祝辞、来賓紹介、祝電披露、地元挨拶、大手川改修促進協議会活動報告、くす玉開披等
• 出席者
  知事、府議会議員、国会議員、国土交通省、 宮津市長、宮津市議会議員、用地提供者、地元関係者 他

大手川河川激甚災害対策特別緊急事業

　平成16年台風23号の被災を受けて、採択された「河川激甚災害対策特別緊急事業」により、平成23年3月に、本川（L=4.5km）、支川今福川（L=0.3km）の河川改修が完成しました。本事業の完成により、平成16年台風23号相当の出水に対応することが可能となりました。

• 事業箇所　宮津市字鶴賀地内 から 宮津市字小田地内
• 事業延長　L＝4.8km（支川今福川0.3km含む）
• 事業期間　平成16年度 から 平成22年度
• 事業費 　約132億円
  （河川激甚災害対策以外の事業を含めると全体で約160億円）
• 被災原因　平成16年10月20日の台風第23号による豪雨
• 被災概要　浸水戸数2,485戸 

 竣工式の様子

　竣工式では、山田知事が式辞を述べた後、来賓の方々から御祝辞をいただき、地元を代表し井上宮津市長が御挨拶されました。

　また、大手川改修促進協議会から長年取り組んでこられた活動についての報告があり、竣工の喜びと今後の大手川保全についての抱負を述べられました。

　

　くす玉開披で式典を終えた後は、大手川ふれあい広場に場所を移し、地元主催の「大手川ふれあい祭り」で地域の皆様にも大手川竣工記念イベントを楽しんでいただきました。

大手川ふれあい祭り

　平成23年度に創出された京都府の公共空間活用推進事業を活用したもので、京都府や宮津市、宮津商工会議所をはじめ地元の6団体からなる「大手川ふれあい未来塾」主催の地域活性化イベントです。

　その第1回目が大手川の竣工式に合わせ開催されました。特設ステージではみやづ踊りを皮切りに、よさこいからヒップホップまでパフォーマンスが次々に披露され、大手川竣工に華を添えていただきました。

　竣工式後の山田知事も浴衣姿で駆けつけ、ミニ和い和いミーティングも開催されるなど大盛況でしたが、地元の食を楽しめる「みやづ屋台村」が予想以上の売れ行きにイベント途中で売り切れとなる嬉しいハプニングも。

　
復元された宮津城の城壁を望む
宮津市役所2階テラスで行われた
知事と和い和いミーティング

　たくさんの地域の皆様に
大手川竣工の報告ができました
（挨拶中の山田知事）

　改修後の大手川や復元した宮津城の城壁をいつもとは違ったアングルから楽しんでもらおうと準備を進めていた「てんころ舟による大手川めぐり」も大好評で、賑やかな一夜となりました。

 

大手川改修工事パネル展

　竣工式当日、会場のロビーで大手川改修工事パネル展を開催しました。

　改修前と改修後の大手川の比較や、ワークショップや工事見学会、リバーウォッチング、クリーンアップ大作戦などこれまでの大手川の取り組みをご来場の皆様に見ていただきました。

　

　パネル展ではこれまでに発行した大手川だよりのバックナンバーや、大手川だよりに投稿いただいた大手川の水彩画も展示しました。

大手川関連イベント報告

　竣工式前の7月24日には、大手川上流の上宮津地区の皆様による「大手川防災と親水の集い」が開催されました。

　地元の皆様とワークショップで検討して完成した親水広場（PDF：616KB）をメイン会場に、鮎つかみ大会や流しそうめんなどが行われ、「水辺で遊べて、イベントもできて、魚も喜ぶ広場に」とワークショップで話し合った通りのイベントとなりました。

　さらには防災マップ作りや大手川の魚道計画についての講演会も行われるなど、積極的な取り組みを継続されています。

【参考】大手川『みんなで育む！川づくり』ワークショップ
（ワークショップを紹介したページ）

参考

• 大手川関係
• 大手川（宮津市）河川激甚災害対策特別緊急事業の竣工式について

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