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平成18年11月28日(火曜日)13時から15時45分まで
中丹広域振興局 第4・5会議室
【専門委員】
寺島 泰(京都大学名誉教授)<座長>
池田 正之(京都大学名誉教授)
岩嶋 樹也(京都大学教授)
高田 志郎(財団法人京都工場保健会理事)
山田 秀和(京都府立大学大学院教授)
横山 卓雄(同志社大学名誉教授)
【京都府】
中丹広域振興局長
中丹東保健所長
環境技術専門監 ほか
【舞鶴市】
市民環境部長 ほか
前回会議における主な意見等及び対応について、事務局から説明及び報告を行った。
・大気の環境濃度(二酸化硫黄)の常時監視を継続
・鉛精錬工場からの排出防止の徹底(※新設の脱硫装置が適正に稼働するよう指導)
(ア) 新たな汚染の発生防止
汚染原因者と疑われる事業場に対して、新たな汚染が発生しないよう鉛の排出防止対策(運搬車両からの飛散防止対策及び鉛精錬工場からのばいじんの排出防止対策)の早急な実施を指導
(イ) 汚染土壌対策(立入制限、盛土等の措置)
・現在立入制限等の措置を実施している高濃度の箇所については、この措置を継続するとともに、必要に応じて舗装、盛土、土壌の入換え等の対策を講じる。
上記以外の箇所のうち、学校、集落等の付近については、利用状況等を踏まえ、必要に応じて立入制限、舗装、盛土、土壌の入換え等の対策を実施
・道路から離れた土地のうち、接触の可能性が高い箇所について、必要に応じて立入制限等の対策を実施
・引揚記念公園については、管理者である舞鶴市が盛土・植栽等の対策を検討
(ウ) 汚染原因者を特定する調査の継続
引き続き原因者の特定を進め、原因者が明らかになった場合は、寄与の度合いに応じて対策費用の負担を求めるなど、その責任を追及
(エ) 地下水の継続監視
今後も井戸水の検査を定期的に実施し、地下水の安全を確認
(オ) その他の取組
・住民に対し、汚染問題に関する安心・安全情報を引き続き提供
・住民が宅地等の安全確認を希望する場合には、府が土壌調査等を実施し、住民の安心・安全を確保
環境への影響を考慮した上で、必要な対策について検討
(ア) 魚介類
湾内で採取され、市場に出荷された魚介類(季節性に応じて延べ17種類)について、本年6月から定期的に鉛濃度を調査し、安全を確認。今後も定期的に調査を実施し、安全を確認
(イ) 農産物
引揚記念館の周辺農地で栽培されている農産物(延べ12箇所、5種類)について鉛の含有量調査を実施(本年2~4月)し、安全を確認。さらに、追加土壌調査(本年9~10月)において、含有量基準(150mg/kg)を超過(160mg/kg)した田で生産された玄米についても鉛の含有量調査を実施(本年11月)し、安全を確認
(ア) 健康相談窓口の設置
引き続き中丹東保健所に設置
(イ) 健康診断等の実施
これまで周辺住民等延べ128名に対し健診を実施した結果、全員異常なし。今後も希望する住民に対して、引き続き健診を実施
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