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令和4年7月4日(月曜日)
(1)午前11時5分から午前11時25分まで
(2)午後3時40分から午後4時40分まで
(1)けいはんなオープンイノベーションセンター
(2)京都府立文化芸術会館
石原委員長、辻本委員、鳥居委員、モナト委員
府民利用施設のあり方検証について
(1)けいはんなオープンイノベーションセンター
新産業の創出・育成という京都府、そして日本にとっての大きな課題・目標と照らし合わせると、同種・類似の施設が存在しない本施設の存在意義は大きい。
長期的に施設を維持するため、中長期的な戦略立案と実践を図るとともに、本施設の独自性や意義を国内外へ積極的にアピールし、学会、会議及び競技大会等を誘致等するなど、府民の理解を深められる事業を実施することに期待したい。
設置目的に沿った事業面の課題と施設インフラ面の課題は、それぞれ分けて捉えた解決を図り、継続したイノベーションの創出に必要な支援を図られたい。
(2)文化芸術会館
施設の老朽化という課題に直面しつつ、府の資産として大きな貢献を果たされている。
機能継承に向けたスケジュールを踏まえ、施設の重要な部分の改修について様々な手法を検討するとともに、不経済な修繕費の発生を防ぐよう工夫されたい。
今後も引き続き、利用者の安心・安全を確保されたい。
施設の機能継承の意味と意義を再確認し、施設の顕在化した価値の次への継承を図られたい。
(3)京都学・歴彩館
京都府にとっても重要な課題である海外から招聘した研究者の研究成果や、研究者とのネットワークの維持を充実するとともに、招聘研究者との継続的な関係性の強化が行われることに期待し、その研究成果を積極的に府民に公表されたい。
施設の設置目的を明確にした上で、利用者ニーズを見極めたサービスの提供を模索されたい。
本施設は、「誰がどのように使えるのか」、「来館することでどのようなサービスが享受できるのか」の周知が及んでいないと思われる。
「京都学」を深めることの価値を担保するためのコストが、府民還元の視点からはバランスが取れていないと感じるため、府民及び京都府への有益性を可視化できる評価指標を構築し、公開されたい。
(4)ゼミナールハウス
研修室は、大学生等にとって貴重な学習体験の場となる可能性を有しており、その積極的な活用に引き続き取り組み、設置目的も踏まえた上で幅広い利用者の拡大を企図されたい。諸外国の大学生を誘客し、彼らによる本施設の新たな価値創造を一緒に行っていることは高く評価できる。
自然豊かな環境に立地していることをベースとした既保有資源である森林やアウトドア活動に適している状況等の強みを伸長させる取組や民間事業者との連携等の取組を実施してきたことは高く評価できる。
近場で自然と触れ合える京北の地域資源と連携した新たな楽しみ方や、長期滞在しても費用負担が小さいワーケーションの拠点等として積極的に周知されたい。
今後、一気に利用者数が増加することは考えられず、新型コロナの影響を乗り切るための新たな戦略の立案が求められる。
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