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平成24年度に京都府(府センター及び振興局)に寄せられた消費生活相談件数は、5,844件で前年度(5,879件)と概ね同じ件数(前年度比0.6%減少)となった。
<図1>相談件数の推移
商品・役務別では前年度に引き続き「デジタルコンテンツ」が最も多い相談で「不動産貸借」「金融商品等」の順に上位3位を占めている。
<表1>相談の多い商品・サービス(役務)
順位 |
平成24年度 |
件数 |
平成23年度 |
件数 |
---|---|---|---|---|
1位 | デジタルコンテンツ | 895 | デジタルコンテンツ | 1,057 |
2位 | 不動産貸借 | 334 | 不動産貸借 | 354 |
3位 | 金融商品等 | 231 | 金融商品等 | 313 |
4位 | サラ金・ヤミ金 | 230 | サラ金・ヤミ金 | 263 |
5位 | 健康食品 | 149 | 商品一般 | 135 |
6位 | 住宅工事 | 132 | 住宅工事 | 134 |
7位 | 商品一般 | 130 | 書籍・印刷物 | 122 |
8位 | インターネット通信サービス | 115 | 自動車 | 106 |
9位 | 医療 | 103 | インターネット通信サービス | 98 |
10位 | 移動通信サービス | 101 | 化粧品 | 89 |
11位以下 | 3,424 | 3,208 | ||
合計 | 5,844 | 5,879 |
各世代の相談件数が減少している中で高齢者(契約当事者が60歳代以上)の相談割合が増加しており平成24年度は全体の35.3%を占めた。相談件数は2,065件で前年度(1,741件)比18.6%の増加となった。高齢者に多い相談は1位が金融商品(179件)、2位がデジタルコンテンツ(127件)、3位が健康食品(108件)である。
<図2>過去5年間の年代別相談件数
<表2>契約当事者の年代別に見た相談の多い商品・サービス(役務)
1位 | 2位 | 3位 | 全体(件) | 構成比(%) | |||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
20歳未満 | デジタルコンテンツ | 116 | 不動産貸借 | 11 |
移動通信サービス 学校教育 |
5 | 185 | 3.2 | |||||||||||||||
20歳代 | デジタルコンテンツ | 121 | 不動産貸借 | 64 | 理美容 | 20 | 541 | 9.3 | |||||||||||||||
30歳代 | デジタルコンテンツ | 154 | 不動産貸借 | 59 | サラ金・ヤミ金 | 49 | 775 | 13.3 | |||||||||||||||
40歳代 | デジタルコンテンツ | 219 | 不動産貸借 | 74 | サラ金・ヤミ金 | 56 | 1,014 | 17.4 | |||||||||||||||
50歳代 | デジタルコンテンツ | 137 | サラ金・ヤミ金 | 41 | 不動産貸借 | 30 | 736 | 12.6 | |||||||||||||||
60歳代以上 | 金融商品 | 179 | デジタルコンテンツ | 127 | 健康食品 | 108 | 2,065 | 35.3 | |||||||||||||||
不明 | 528 | 9.0 | |||||||||||||||||||||
合計 | 5,844 | 100 |
健康食品の相談が149件で前年度(86件)比73.3%と激増
健康食品に関する相談が増加した。電話で一方的に「商品を送る」と言い、断ると脅迫する手口が増加している。
(主な相談内容)
突然知らない業者から「注文を受けた健康食品が準備できたので代引きで送る」と電話があった。注文した覚えがなかったので断ると、訴えるなどと強引な口調で言われた。
京都府及び市町村等の消費生活窓口で受付けた相談件数は18,480件で前年度(18,868件)より2.1%の減少となった。
<表3>相談者の地域別相談件数
平成24年度 |
平成23年度 |
||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
地域 | 京都府受付件数 | 市町村受付件数 | 小計 | 京都府受付件数 | 市町村受付件数 | 小計 | |
山城広域振興局管内 |
1,585 |
3,014 |
4,599 |
1,589 |
3,066 |
4,655 |
|
南丹広域振興局管内 |
508 |
341 |
849 |
448 |
290 |
738 |
|
中丹広域振興局管内 |
358 |
920 |
1,278 |
369 |
1,019 |
1,388 |
|
丹後広域振興局管内 |
227 |
314 |
541 |
210 |
234 |
444 |
|
計 |
2,678 |
4,589 |
7,267 |
2,616 |
4,609 |
7,225 |
|
京都市 |
2,846 |
8,047 |
10,893 |
2,952 |
8,380 |
11,332 |
|
その他(不明・他府県) |
320 |
- |
320 |
311 |
- |
311 |
|
総計 |
5,844 |
12,636 |
18,480 |
5,879 |
12,989 |
18,868 |
デジタルコンテンツ:インターネットを通じて得られる情報。アダルトサイトや出会い系サイト、オンラインゲームサイト、音楽情報サイト、競馬情報サービス等
金融商品等:公社債、未公開株、デリバティブ取引、ファンド型投資商品、外貨両替等
商品一般:商品・役務の分類項目を越えて、複数の分類にまたがっている相談、商品が特定できない相談
インターネット通信サービス:インターネット通信に関連したサービス。光ファイバー、ADSL等の接続回線。ウイルスチェックサービス、インターネットに関連した複数のサービスを受けるための会費等
移動通信サービス:携帯電話等の移動通信およびそれらに付帯するサービス。携帯電話等の加入・利用停止、携帯電話料金等
京都府では,平成17年度から京都市と合同で,土・日曜日の消費生活相談を実施し,平成22年度からは祝日にも拡大して実施しています。
相談件数は1,115件と,前年度(1,267件)に比べ152件,12.0%の減少となった。
相談状況における年齢別内訳を見ると,30歳代から50歳代までの割合が66.4%となっており,平日に相談しにくい年齢層の需要に一定程度応えることができているものと考えられる。
<表4>土日祝日別の相談件数
|
24年度 |
23年度 |
||||
---|---|---|---|---|---|---|
件数 |
日数 |
平均(件/日) |
件数 |
日数 |
平均(件/日) |
|
土曜日 |
603 |
51 |
11.8 |
660 |
52 |
12.7 |
日曜日 |
440 |
52 |
8.5 |
519 |
51 |
10.2 |
祝日 |
72 |
11 |
6.5 |
88 |
13 |
6.8 |
計 |
1,115 |
114 |
9.8 |
1,267 |
116 |
10.9 |
<表5>相談の多い商品・サービス(役務)
順位 |
平成24年度 |
件数 |
平成23年度 |
件数 |
---|---|---|---|---|
1 |
デジタルコンテンツ等 |
233 |
デジタルコンテンツ等 |
367 |
2 |
サラ金・ヤミ金等 |
66 |
サラ金・ヤミ金等 |
78 |
3 |
不動産貸借 |
60 |
不動産貸借 |
54 |
4 |
商品一般 |
24 |
商品一般 |
40 |
インターネット通信サービス |
24 |
|||
書籍・印刷物 |
24 |
|||
移動通信サービス |
24 |
<表6>相談者(契約当事者)の年代別相談件数及び構成比
|
京都市内 |
京都府内 (京都市以外) |
他府県 |
計 |
構成比 |
---|---|---|---|---|---|
20歳未満 |
14 |
3 |
0 |
17 |
1.5% |
20歳代 |
114 |
33 |
5 |
152 |
13.7% |
30歳代 |
197 |
62 |
11 |
270 |
24.2% |
40歳代 |
177 |
89 |
10 |
276 |
24.8% |
50歳代 |
125 |
60 |
9 |
194 |
17.4% |
60歳以上 |
148 |
55 |
2 |
205 |
18.4% |
不明 |
0 |
1 |
0 |
1 |
0.0% |
計 |
775 |
303 |
37 |
1,115 |
100% |
お問い合わせ
文化生活部消費生活安全センター
京都市南区東九条下殿田町70 京都テルサ西館2階
電話番号:075-671-0030
ファックス:075-671-0016
電話(消費生活相談):075-671-0004【平日午前9時~午後4時】
電話(事務専用):075-671-0030
ファックス:075-671-0016
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