ここから本文です。
便乗した消費者トラブルが発生していますので十分注意しましょう。なお、参
考の各資料にも事例とアドバイスを掲載しています。
<事例>
スマートフォンに「ワクチン接種の優先順位を上げる」というメッセージが届
いた。
先月下旬、スマートフォンに「新型コロナワクチン接種の優先順位を上げる。
2週間以内に振り込めば、入金確認後に接種日をお知らせする」という内容のメ
ッセージが届いた。そこには居住地の都道府県名と、私の携帯電話番号が記載
されており、金額は約10万円、振込先は大手銀行の支店だった。問い合わせ先
として所管省庁の窓口と電話番号も記載されている。(相談者:50歳代 男性)
<このような相談も寄せられています>
<事例>
大手製薬会社名で新型コロナウイルス治療薬に関する書類が届き、後日、電話
で社債の購入代金の支払いを求められた。
大手製薬会社名で証券コード等が記載された書類が届いたが、関係ないと思い
放置していた。ところが後日、自宅にその会社を名乗って「ご契約ありがとう
ございます」と電話があり、対応したところ、「2,000万円分の社債を購入した
ことになっている」と言われた。この会社の社債を購入した覚えは全くなく、
「知らない」と言って電話を切ったが、不審だ。届いた書類をよくみると、新
型コロナウイルス治療薬について記載がある。
(2020年3月受付 契約当事者:80歳代 女性)
<このような相談も寄せられています>
<事例>
息子を名乗り「会社の上司に借りたお金を返して」と電話があり、上司から「
新型コロナウイルスで困っているのですぐにお金を返してほしい」と頼まれ、
現金を手渡した
<事例>
「市民生活センター」を名乗るところから、メールで給付金手続きデータ処理
費用を請求され、支払ってしまった
「市民生活センター」を名乗るところから、フリーメールアドレス宛に「給付
金に関するお知らせ」というメールが、携帯電話に届いた。文面の最後にURL
があり、クリックすると「給付金手続きのデータ処理のため3万5000円を支払
ってください」と表示された。本当かどうか迷ったが、給付金がもらえない
と困ると思い、記載された通り、コンビニで電子マネーを3万5000円購入し、
その番号をメールした。よく考えると詐欺だと思う。返金してほしい。
(2020年6月受付 30歳代 男性)
<このような相談も寄せられています>
<消費者へのアドバイス>
「消費者ホットライン 局番なしの188(いやや)番」をご利用ください。
最寄りの市町村や都道府県の消費生活センター等をご案内する全国共通の3桁の
電話番号です。
<詳細>国民生活センター
http://www.kokusen.go.jp/soudan_now/data/coronavirus_jirei.html
<事例1>
父が眼鏡型の拡大鏡を着用したまま歩いたところ、段差で転倒し、肋骨を
骨折した。(当事者:80歳代 男性)
<事例2>
眼鏡型の拡大鏡を30分ほど使用したところ、外した後、目の焦点が合わず、
吐き気をもよおし、しばらく横になるほど気分が悪くなった。
(当事者:60歳代 男性)
<ひとこと助言>
<第394号リーフレット版>
http://www.kokusen.go.jp/mimamori/pdf/shinsen394.pdf
<詳細>
眼鏡型の拡大鏡による見え方
-視力・老眼等を矯正できるものではありません-
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20210204_1.html
美容医療サービスのトラブルが10~20歳代の若者に増えています。全国の消費
生活センター等には、以下のような相談が寄せられています。
<事例1>
「10万円全身脱毛」の広告を見たが、実際は70万円の高額コースを勧められ解
約したい。
<事例2>
「手術当日に化粧できる」という二重まぶた形成術を受けたが、術後の腫れが
引かない。
<トラブル防止のポイント>
<美容医療サービスのトラブル防止のポイント>
http://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20210513_1_lf.pdf
お問い合わせ
文化生活部消費生活安全センター
京都市南区東九条下殿田町70 京都テルサ西館2階
電話番号:075-671-0030
ファックス:075-671-0016