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民法改正により、令和4年4月1日から、成年年齢が20歳から18歳に引き下げられます。未成年者が親の同意を得ずに契約した場合には、民法で定められた未成年者取消権によってその契約を取り消すことができますが、成年になって結んだ契約は未成年者取消権の行使ができなくなります。また、20歳代前半(20~24歳)で多くみられる儲け話や美容関連の消費者トラブルに、成年になったばかりの18歳・19歳も巻き込まれるおそれがあります。
<相談事例>
大学の寮の先輩から「バイナリーオプションで儲かっている。もっと儲かっている人から話を聞いてみないか」と誘われて、3人で会うことになった。先輩に紹介された人から「投資用USBを使用すると、1万円を1年間で何百万にすることができる。定年までの生涯年収では一生を暮らすことができない。投資用USBは50万円だが、今投資すれば後で楽に暮らすことができる」と説明された。その時はまだ19歳だったため、20歳になってから投資用USBを購入することになった。20歳になってすぐ契約書を記入したところ、学生ローンからの借り入れを指南され、学生ローン3社から合計50万円を借り入れて代金を支払った。その後、販売業者のセミナーに複数回参加したり、購入した投資用USBを使ってバイナリーオプションをやってみたりしたが、勧誘時の説明と異なり儲からない。契約を解約し、返金してほしい。
<その他の相談事例>
<若者へのアドバイス>
消費者ホットライン:「188(いやや!)」番
最寄りの市町村や都道府県の消費生活センター等をご案内する全国共通の3桁の電話番号です。
<詳細>国民生活センター
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20210408_1.html(外部リンク)
【事例】
スマホの通信費が前月より2万円ほど高かったので、携帯電話会社に確認したところ、自分のスマホから海外にSMSを送信していたと判明した。数カ月前に「荷物を預かっている」というSMSが届き、URLをタップした。そのときに不審なアプリをダウンロードしてしまったのかもしれない。(70歳代女性)
<ひとこと助言>
(参考)
宅配便業者を装った「不在通知」の偽SMSに注意しましょう
ーURLにはアクセスしない、ID・パスワードを入力しない!ー
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20201126_2.html(外部リンク)
<詳細>国民生活センター
http://www.kokusen.go.jp/mimamori/pdf/shinsen390.pdf(外部リンク)
リードディフューザーとは、ボトルに入った液体芳香剤の液に「リードスティック」と呼ばれる木製の棒などの一端を浸して、吸い上げられた液を気化、拡散させるもの。
【事例1】
リードディフューザーの液を誤飲し、誤えん性肺炎のおそれがあった。
【事例2】
リードディフューザーの液を誤飲し、中毒症状を発症した。
【事例3】
高さ1mの棚に置いてあったリードディフューザーの液を誤飲。
<ひとことアドバイス>
<詳細>国民生活センター
www.kokusen.go.jp/news/data/n-20210408_2.html(外部リンク)
お問い合わせ
文化生活部消費生活安全センター
京都市南区東九条下殿田町70 京都テルサ西館2階
電話番号:075-671-0030
ファックス:075-671-0016