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平成29年8月1日(火曜日)
京都府福利厚生センター 「第2・3会議室」
足立 英子委員、荒木 真委員、大野 照文委員、片山 享子委員、木原 由佳里委員、
幸山 由佳委員、高島 弘武委員、築山 崇委員、長谷川 清隆委員、村井 琢哉委員
計10名
京都府教育委員会 橋本教育長
京都府教育庁指導部 細野指導部長
京都府教育長指導部社会教育課 安田課長 他7名
計11名
0名
(1) 平成28年度社会教育課事業の報告及び平成29年度社会教育課事業について
(2) 社会教育課所管施設の状況について
(3) 地域学校協働活動の推進について
橋本教育長あいさつ
①平成28年度社会教育課事業の報告及び平成29年度社会教育課事業について
□説明(安田課長)
□質疑応答
○いじめ防止対策について、学校教育課と社会教育課の役割分担があるだろうが、連携・協働はどのようにしているのか。
→いじめ防止対策について学校教育課と社会教育課で連携しているものとしては、「24時間電話相談」がある。電話相談の中で、電話だけでは対応しきれない件に関しては、家庭教育カウンセラーにつないで対面で相談を受ける。
○早期発見・予防に繋がるような連携・協働が必要である。連携・協働は以前からずっと言われてきたことで難しいことであるが、機会を増やし、取り組んでいただきたい。
→PTAのあいさつ運動や本の読み聞かせ、訪問型家庭教育支援事業で家庭教育支援員が活動する中で気になる子どもの様子を教員に伝えるなど、社会教育課が直接していることではないが、事業を通して連携をしている。
○「京のまなび教室」について、講師派遣が増えてきたことで講師の不足ということはないのか。
→希望する学校の日程が重なり調整する場合はあるが、講師の不足により断ることはない。
○スタートした頃はあまり知られておらず利用も少なかったが、浸透してきたことがうかがえる。コーディネートは大変だろうが進めていってもらいたい。
○子育て学習プログラムは、高校生にどのように捉えられているのか、生の声を拾っていたら聞かせてほしい。
→予算の中で新たに購入可能となった胎児人形を体験する中で、実際の重さが分かった等、素朴な感想があった。
○ライフワークについて考えるというより、実際の赤ちゃんの様子や、お母さんの子育ての大変さを知る機会となっているということか。
→ライフワークにも、今後つなげていきたい。
○『特別講師派遣事業』の講師リストには対象を学年ごとに分けて書かれているものが多いので、全学年で利用できるプログラムをお願いしたい。
②社会教育課所管施設の状況について
□説明(安田課長、廣瀬企画調整担当副課長)
□質疑応答
○『るり渓少年自然の家』の利用について、夏場は、クラブ活動などに利用され予約が取りにくいと聞いている。予約の規定があると思うが、利用者にわかりにくい。集中する季節の予約の優先順位はどのようにされているか。
○ 冬期の利用が課題ということだが、山の上なので交通の面で冬場は厳しい。自家用車で上がることも難しいので、送迎の面について、工夫をお願いしたい。
→予約については、府の施設ということから、府内の学校を優先している。4、5月に府内の学校の申請を受け6月に日程を決定しており、次に府内の団体予約を9月中に決定し、その後、10月以降に府外も含めた一般の利用者に予約していただくことになっている。
→アクセスについては長年の課題であるが、もともと自然が豊かなるり渓にある「自然の家」という立地条件があることを御理解いただきたい。
○利用予約に関することは、パンフレットには記載されていない。初めての利用者がわかりやすいように改善してほしい。ホームページには載せているのか。
→ホームページでは説明している。今後、チラシについて考えていきたい。
○全部をチラシに書くことが難しいようなら、「ホームページを御覧下さい」と記載するなど、予約に関するルールを明示しておくことが必要である。
○アクセスについては、隣の『るり渓温泉』までは除雪もされているが、そこから先の部分が困難ということか。
○幾通りかの道があり、園部駅からは直通でチェーンをまいたバスが走っているが、自家用車や団体乗り合わせで利用できるようにする雪道対策が、冬期の利用者を増やす上で課題ではないか。
③地域学校協働活動の推進について
□説明(浅野総括社会教育主事)
□質疑応答
○地域の住民がコーディネーターとして学校と地域をつなぐ役割をするということであろうが、継続し続けることが難しいと思う。今後、どのように進めていくかをこの会議で意見を出し合うことになるので、次回までに考えをまとめておきたい。
○現在取組をされている中で、模範的事例というものを例に挙げて協議することがよいと思う。それぞれの地域によっても事情が変わると思うが、総合的に捉えた上で自分の地域に合わせていけばよいのではないか。
○府立高校について、以前は全校の7割の生徒が地元から通っていたが、今は地元の生徒が少なくなっている。そのため、学校行事への保護者の参加が減っている。学校と地域、地域と生徒は関わりがあるが保護者が抜け落ちていくことを危惧している。地域により、様々なパターンがあると思うので、それをふまえた上で次回協議できればと思う。
○地域連携についてはこのようにデザインすることは容易であるが、会議が増えるだけということになりかねない。仕組みを工夫して負担を減らすことが大切である。地域が学校の補完機能を果たすのではなく、子どもの権利を守れる環境をいかに作れるかという視点で考えてほしい。いじめ、犯罪、薬物など、子どもは悪いことはわかっている。よい方向にチャレンジできる環境を作ることが必要である。
○この事業に関して、地域の人たちが、どんな形が一番よいかを協議して進めることが必要である。子どもに対して、教育者の価値観だけで判断しない環境づくりを進めてほしい。
○事例と予算の内訳を合わせて資料として出してもらえると、議論が深まるのではないか。
○学校教育では、保護者の子育てに学校がどれだけ関われるかが重要である。学校と保護者が同じベクトルで子育てに向かうというシステムを大切にしている。そのような視点も活かしていければと思う。
○担い手や活動する地域の大人が、この取組によって学びがあることが社会教育としては必要である。次回より、議論を進めていく。
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