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平成21年6月11日(木曜日) 午前10時から正午まで
ルビノ京都堀川 「朱雀の間」 (京都市上京区東堀川通下長者町)
石田 幸照委員、大木 満和委員、尾﨑 万佐子委員、小寺正一委員、西岡 正子委員、橋本 久子委員、疋田 昌弘委員、藤井 真理委員、堀池 香代委員 計9名、(6名欠席)
京都府教育委員会 田原教育長
京都府教育庁指導部 高熊部長
京都府教育庁指導部社会教育課 安久井課長
京都府教育庁指導部社会教育課 7名
計19名
なし
(1)報告
(2)協議
(3)その他
ア 田原教育長あいさつ
イ 府社会教育委員出席者の紹介、欠席委員の報告
ウ 事務局職員の出席者の紹介
エ 議長・副議長の選出(「京都府社会教育委員の会議運営要領」による)
議長:小寺委員、副議長:西岡委員
ア 報告事項
(ア) 平成20年度「京都府社会教育委員会議」の協議内容について
(イ) 平成20年度社会教育事業について
(ウ) 平成21年度社会教育事業について
ア 説明
(事務局) 今年度は、「社会総がかりで子どもをはぐくむネットワークの強化」というテーマで社会教育を進めていきたい。「社会総がかりで子どもをはぐくむ」とはどういうことなのか、どういうイメージを持てばいいのか、御意見をいただきたい。
イ 協議
(委員) 親の関心をどう学校に向けるか、地域の子どもたちをどう育てるのか、地域で考えていく必要がある。忙しいという言葉で片付けてしまわないで、PTA活動に積極的に参加できる状況を 親もつくることが大事である。いかに地域の人たちが意識を持って子育てをしていくか、過疎高齢化が進む地域に子どもたちが戻ってくるような地域社会づくりをするかということが大切である。
(議長) 人と人とのつきあいや関心の薄さを指摘された。つながりや総がかりというときの単位は、家族ではないか。
(委員) 社会総がかりということは、核家族化をどう乗り越えられるかが大きな視点である。今の子どもたちには体験が極端 に少ない。体験をとおして、自分以外にもいろいろな人がいること、どう付き合っていくかということを学ぶ。それを大人がどう伝えていけるか、家庭においても親がどうサポートできるかということを、意識していることが大事である。
(議長) 小さい単位の集団である家族が、単独であることの難しさをどう乗り越えていくかが大きな課題である。
(委員) 子どものためだったら参加できる方もある。そこを突破口にしたら地域の再生に結びつけることができるのではないか。
(議長) 学校を核にする事が大切である。
(委員) 学校は、地域の方々に支えられていることを実感している。基本的な生活習慣を身に付けること、規範意識を育てることなどについても、家庭や地域の力をお借りしている。
(議長) 社会総がかりで子どもをはぐくむということを考えるときに、子どもが地域や社会をどう見ているのかも押さえないといけない。学校は、地域・保護者の方の力を借りて様々な取組をしているが、それをどう組織化するのかということが、学校以外の他の取組の中でも同様にいえることである。
(委員) 地域の役員として事業に取り組んだ時に、自分の立場で物事全てを考えてはいけない、互いの思いや置かれている状況をわかり合わないとコミュニケーションがとれない、事業や取組もみんなの心に浸透しないと長続きしないと感じている。
(議長) 地域に出て行ける大人の存在の大きさを感じた。反面、子育てを任せる大人もいることを知っておかなければならない。社会総がかりの中に、対象としての子どもだけでなく、主体としての子どもも、総がかりの中に入れることが大切である。
(委員) 父親も学校に足を運ばなくては…とおやじの会が発足した。父親を授業参観に呼び、学校に引き出すことから取組をスタートした。親が活躍することを子どもはよく見ている。取組を続けることで学校の姿や地域の姿が身近に見えてきた。
(委員) 「親のための応援塾」に取り組んでいて感じることは、孤立した子育て、つながれない・つながり方がわからない親が多いことである。応援塾をとおしてはじめて他の子どもたちを見るようになった。応援塾をとおしてできたネットワークが地域に広がってきた。地域の良さを知らせ、地域に引き出していくことが必要である。
(議長) 地域を知らない大人たちへの関わり方の工夫が大切だ。
(委員) 子ども中心に据え、子どもをはぐくむということは、大人や地域が再生できる機会だと捉える。大人の成長が大事であり、人の成長が社会をよくする。
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