【終了報告】亀岡市都市計画公園及び京都スタジアム(仮称)に係る環境保全専門家会議(第40回)の開催概要
開催日時
平成31年2月6日(水曜日)午後6時30分から8時30分
開催場所
メルパルク京都6階会議室
出席者
【委員】
村上委員(座長)、岩田委員、竹門委員、辻村委員、平井委員、松井委員、松田委員、光田委員
【オブザーバー】
迫オブザーバー、澤志オブザーバー
【要綱第5条関係人】
渡辺亀岡市アユモドキ緊急調査検討委員会委員
【事務局】
京都府:文化スポーツ部山本理事、永濱スポーツ施設整備課長ほか
亀岡市:石野副市長、竹村まちづくり推進部長、並河まちづくり推進部事業担当部長、塩尻環境市民部長ほか
議題
- 第39回環境保全専門家会議開催概要(案)について
- 京都・亀岡保津川公園について
- 亀岡駅北土地区画整理事業JRアンダーパス部整備に係る地下水のモニタリング調査状況について
- スタジアム建設に係る地下水等のモニタリング調査状況について
- 曽我谷川と桂川の合流部上流でのワンド整備について
意見等
京都・亀岡保津川公園について
- 人工的に作り込んだ公園ではなく、自然を生かした公園を目指す。
- 公園内の生物多様性等の保全を視野に入れて、四季を通じて楽しめるように計画段階から「生物ごよみ」を1、2年かけて作成し、公園づくりに活用すること。また、湿地帯における植物の選定については、遺伝的なことも含めて、この土地にふさわしい種を選ぶこと。例えば、オグラコウホネを含め、アユモドキの生息場としても意味のある種を検討する。
- 本公園の基本コンセプトに基づき、公園外との連携を踏まえ、景観や水田環境の改善などを行うこと。
- 公園を維持管理するための仕組みを実施設計に反映させること。
- 米を中心にいろいろなものを栽培するということであるが、水稲、小麦、果樹などを栽培すると化学肥料などが危惧され、生物多様性の保全と矛盾してくる。有機無農薬が理想と思うが、実現性を踏まえ、今後議論する。
- 本公園の上水道施設では地下水を揚水していることから、自然がもたらすおいしい水を体験できる場を作り、市民に普及啓発すること。
- 本公園が洪水時に冠水し、遊水機能を発揮することによって治水防災に役立っていることを市民に普及啓発すること。
- 公園整備については、ロードマップを作成し、その上で議論していくこととする。
- 公園北西端のアプローチ道路や大型バスの駐車場は今後論点のひとつになる。
- 今回の公園の図はたたき台であり、今後、この公園の基本コンセプトをベースにして具体的内容を検討していくので、変更は可能である。
亀岡駅北土地区画整理事業JRアンダーパス部整備に係る地下水のモニタリング調査状況について
- 資料について、使用する薬液の特性など、既に説明されたデータ等も関連のある資料として添付するとともに、図面の方角の統一、地下水の流れなどを標記するなど、より見やすい資料とすること。
スタジアム建設に係る地下水等のモニタリング調査状況について
- コクチバスの確認は、アユモドキの保全に影響が出ることなので、今後も注意すべき事項である。
- 工事に対する避難場所として整備した環境改善個所に対して、効果の検証を行い順応的に対応すること。
曽我谷川と桂川の合流部上流でのワンドの整備について
- 待避・越冬場所の効果について調査し、今後に生かすことが非常に重要だと思われる。
- 効果を検証し、修正を加えながら維持管理していく必要がある。
- 湧水の調査について、線的に見ていくような発見型の調査が有効と思われるので、今後の調査に反映して頂きたい。
資料
(希少種情報を取り扱う資料は非公開としています。)