第3回開催概要
京都府におけるスポーツ施設のあり方懇話会(第3回)の開催概要
1 開催日時
平成22年12月24日(金曜日)午後6時から午後7時30分まで
2 場 所
ルビノ京都堀川 2階 「銀閣の間」
3 出 席 者
【委 員】
桝岡座長、伊坂委員、内田委員、梅本委員、多田羅委員、田中委員、塚本委員、辻委員、津守委員、長谷川委員、堀場委員、水野委員、南元委員、山本委員、川村委員(代理)、森委員(代理)
【京都府】
太田副知事、中井文化環境部長、上田文化環境部副部長、浅野スポーツ生涯学習室長
4 議 題
(1)京都府におけるスポーツ施設のあり方について
(2)意見交換
5 議事概要
(1)京都府におけるスポーツ施設の概要
事務局から京都府におけるスポーツ施設の概要について、説明し、意見交換を行った。
(2)各委員からの主な意見
<座長まとめ>
- 国際試合に対応できるような球技専用スタジアムを優先して整備すること。
- 体育館など今ある施設については、リニューアルして対応。
- 球技専用スタジアムの具体的内容を議論するため、専門部会を立ち上げること。
- 平成23年度当初予算に反映できるよう意見集約したものを「中間まとめ」の座長私案として次回懇話会(1月中旬予定)において提示する。
<スタジアムの建設>
- 京都府がスポーツに対し、こういう形で行政として動こうとしていること自体がすばらしいことで、これをつぶさないようにしないといけない。京都は何かしようとすると必ずネガティブな発言が強くなって結果的に何もしない。今回こそ一丸となってやるべきであり、やる時期が来たのではないかと思う。
- サッカーは世界で一番人口の多いスポーツ。こういうものから手がけていくのはそれなりに理由があり、みなさんの気持ちを一つにしてやらないと。あれもこれもと言い出すと、また次の20年後の「残念でした」ということになってしまうと思う。
- 整備後のスタジアム運営面についても考慮すべき。サッカーだけでは1年のうち1/3程度しか使わない。サッカーだけでなく、いろんな競技もできるような施設、全天候型など京都にしかないものを造るべき。
- スタジアムは天然芝とする以上、利用日数に限りがあるが、施設内の会議室などスポーツだけでなく、地域のコミュニケーションをとる場として貸し出すなどすれば、多様性が出てくる。
- 今ある施設の改修というのは一定イメージを持つことができるが、新しい施設を造るためには、施設の専門家や有識者で専門部会を立ち上げ検討いただいた後、その内容を踏まえて懇話会で議論してはどうか。
- 府民が諸手を挙げて応援していこう、また他のスポーツ団体も優先的に応援するといった世論を盛り上げていく施策が必要。何年までにサッカースタジアム、何年からは室内競技場というような長いスパンを示す必要があるのではないか。
- サッカーACL(アジアチャンピオンズリーグ)に対応できない、オーロラビジョンもない、国際的どころか国内的にも京都は誇れない状況。優先順位を考えていただきたい。
- スタジアムの建設には、例えば、環境やエコロジーといったようなコンセプトを全面に押しだし、それをどう具現化するのかが大事。競技場は拡張性やユニバーサルデザイン、人が集まる複合型といったようなものを考えていただきたい。
- まずつくるという話で結構かと思うが、運営面でいかに府民を巻き込んで、みんなが行きたくなるような施設、行きたくなるようなイベントなどを考えていくことが大事。
<スタジアムに係る調査>
- スタジアムの建設事例や運営費の課題等について調査し、その結果をもとに有識者による専門部会で検討すべき。また、府民から募金を募るためにも、府民みんなでアイデアを出して造った方が良い。
- 全国レベルで客席2万人クラスのスタジアムで施設運営に係る良いところ、改善を要するところなど情報を収集すべき。
<その他のスポーツ施設>
- 屋内競技種目から見ると、体育館施設のリニューアルも一緒に考えた予算組みを行っていただきたい。
- 府は他のスポーツや府民が挙って賛成できるような将来のスポーツ施設の整備の青写真を示すべき。また、青少年に配慮した施設利用とすべき。
第3回懇話会資料(PDF:895KB)