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平成23年3月18日(金曜日) 午後2時00分から3時50分まで
ルビノ京都堀川「ひえい」 京都市上京区東堀川通下長者町下ル
【委員】
津守俊一会長、瀬川晃委員、山愛美委員、北村和生委員、髙山佳奈子委員、山内康敬委員、篠原實委員、齊藤靖子委員、礒川裕美子委員、秦陽子委員、西脇悦子委員、西村佳子委員、石神美智子委員、井上冨美子委員、岡田正弘委員、木島早苗委員、山田航委員、山岸吉和委員、島田香委員、中嶋守委員(計20名)※山岸委員については代理出席
【専門委員】
高熊秀臣専門委員、魚井宏泰専門委員
【事務局】金谷府民生活部長ほか
(1) 営業対策部会の審議状況について
(2)「青少年の健全な育成に関する条例」の改正について
(3)「青少年の健全な育成に関する条例」に基づく第31回一斉立入調査結果について
(4)児童ポルノ規制条例の検討状況について
(5)少年非行等の状況について
(6)児童生徒の問題事象における取組について
(7)主要な青少年施策について
(4)児童ポルノ規制条例の検討状況について
・ 児童ポルノ規制条例ができることで、京都では児童ポルノをもってはいけないというメッセージが伝われば、それだけでも意義があるとの意見が出された。
・ 児童ポルノの場合、当事者である子どもたちの意識や感覚の部分でラインが引きにくいので、子どもにかかわるすべての大人が社会常識やモラルについて確かな感覚で対応していくことが必要であるとの意見が出された。
・ 廃棄命令に従わない場合や直罰を科する場合にはどのような処罰を想定されているかとの質問があり、廃棄命令に従わない場合は行政罰も含めた制裁を、悪質性が高いものについては直罰を想定しているとの説明がなされた。
(5)少年非行等の状況について
・ スクールサポーターは特別なトレーニングを受けているかとの質問があり、過去に少年警察部門で勤務していたOBを中心に選任しているとの説明がなされた。
・ 大人社会全体が自分の子どもは悪くないという先入観をもっており、けじめを教えていないのではないかとの意見が出された。
(6)児童生徒の問題事象における取組について
・ 子どもの犯罪に対して大人がしっかりと規範を示すことが必要であるとの意見が出された。
・ 万引きするとどういう罰則があるのかなどを教える「非行防止教室」をもっと開くこ とが重要であるとの意見が出された。
・ 自分で考えて行動できるような子どもたちをつくっていくために、大人はどこま でかかわっていけばよいのかを考えていくべきであるとの意見が出された。
・ 非行少年の数を減らすためには、膨大な費用と労力がかかるが、個々の家庭に伺 ったり、個々の少年とひざを突き合わせて話をすることなどが重要であるとの意見 が出された。
(7)主要な青少年施策について
・ ひきこもりの背景にはいろいろな要因があるので、それを見極める専門的な人材をしっかり確保しておかないと、いたずらに外へ連れ出すことをやってもマイナスにな る面もあるが、これについてどのように考えているかとの質問があり、臨床心理士 を雇用して、初期型ひきこもりをメインに支援をしているが、発達障害や精神疾患があると思われれるケースもあるので、家庭支援総合センターに配置している精神保健相談員や児童福祉司とも連携して支援をしているとの説明がなされた。
・ 他府県ではスクールカウンセラーの予算をかなり削減しているところもあるが、 京都府ではどのような状況なのかとの質問があり、国のスクールカウンセラーの予算はかなり削減されたが、京都府では基本的には従来どおり確保していると説明がな された。
・ ひきこもり、心のサポート、非行少年の問題については、個々の人間を見て、 その原因をしっかりと見極めて対応しなければならず、行政の方も非常に大変なこ とだと思うが、我々関係団体も一生懸命努力したいと思うので、今後ともこれらに ついて配慮をお願いしたいとの意見がなされた。
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