京都府水洗化総合計画2015(水環境政策のグランドデザイン)(仮称)に係る第1回有識者会議開催結果
1.開催日時
平成27年8月27日(木曜日)午後1時30分から3時30分まで
2.場所
京都ガーデンパレス「鞍馬」
3.出席者
【委員】大橋委員、岡井委員、関根委員、田中委員、西垣委員(五十音順)
【京都府】環境部長、副部長、水環境対策課長、担当課長ほか
4.議事
- 委員長選出
田中委員(京都大学流域圏総合環境質研究センター教授)を委員長に選出
- 事務局(京都府環境部)からの説明
・水洗化事業に関するこれまでの取組と課題
・有識者会議の今後の開催予定
5.主な委員意見
- 国において新しい下水道ビジョンが公表され、その中でも「持続的な機能・サービスの維持」「浸水対策」「エネルギー利用」などが重視されており、水洗化以外にも水環境に関わるさまざまな課題が顕在化してきている。
- 下水道等の管理運営の持続可能性に係る議論については、施設老朽化への対応のほか、人口(料金収入)の減少に伴う経営の安定性や建設・運営管理を行う職員の確保などについても検討が必要
- 下水道は整備が遅れた分野であり、社会資本として比較的まだ若いが、今後は人口減少を見据えながらアセットマネジメント等を考えていかないといけない。
- 将来人口の予測に当たっては、幅を持たせるべき
- 民間資金を利用するさまざまな取組についても研究が必要
- 公共用水域の水質保全のためにはトイレの水洗化を進めるだけでなく、台所や洗濯の排水も適切に処理することが必要でありこのことをもっと住民向けに広報すべき
- 会議における議論だけでなく、プレイヤー(事業主体)である市町村ともやりとりしながら、将来の方向性をまとめていくことが必要
6.参考