平成24年度京都府産業教育審議会の議事要旨
1 開催日時
平成24年6月13日(水曜日) 午後3時から4時30分まで
2 場所
ルビノ京都堀川3階「アムール」
3 出席者
【委員】
森田 雅憲 会長、藤井 博夫 委員、牧 克昌 委員、上田 雅弘 委員、川邉 哲 委員、
井上 昌子 委員、高橋 秀寿 委員
代理出席(括弧内は代理出席者氏名)
今西 仲雄 委員(安本 洋一 京都府農林水産部技監)
(7名欠席)
4 議題
(1)開会
(2)教育長あいさつ
(3)会長あいさつ
(4)副会長の選出
(5)協議事項
ア 府立高校における今後の職業学科の在り方について
イ 農業教育に関する専門部会の設置について
5 審議内容(結果及び主な意見)
(4)副会長の選出
川邉委員を副会長に選出
(5)協議事項
委員の意見の要旨
府立高校における今後の職業学科の在り方について
- 職業学科における大学進学率はここ20年でかなり上昇している。大学の入試制度も多様化してきていることから、高校の職業学科から大学へ進む道があることを情報発信していくことが効果的ではないか。
- 専門学科で学ぶ中でさらに専門性を深めたいという生徒が増え、上級学校を目指す生徒が増加している。
- 職業学科における教育内容が高度化し、進学率も高くなっているとのことだが、それでも45パーセントの生徒が就職している現状があり、職業学科は少し二極化してきているのではないかと感じる。
- 中学校では、自分の夢を語ることはできても、将来の進路を決定するということがなかなかできない生徒が増えてきている。特に3年生になって、自分の進路を決められないという生徒が大変多い。
- 中学校の段階で、将来のための資格取得等を目的として職業学科を志望しても、学校が遠く通学が困難であり、その上、寮がないなど、経済面、環境面などの理由から職業学科への進学をあきらめるケースがある。
- 社会が非常に大きく速く変化している中で、地域や生徒の持っているニーズも非常に多様化してきている。職業学科においても、それに対応して積極的な教育内容の改編を進めるべきではないか。
- 当面の喫緊の課題を解決していくと同時に、大きな潮流ともいえる社会の変化を受けて、何十年先を見越した職業教育のあり方を模索していかなければならない段階ではないか。また、従来の枠を越えた、発想の転換が求められている時期だと思われる。
農業教育に関する専門部会の設置について
- 現在の農業教育においては、農業生産の技術を教えるということだけではなくて、自ら農業を経営していくというような経営力が非常に大事になってきている。
- 上級学校との連携、あるいはさらにその先を見据え、出口の問題まで見通して農業高校レベルでの教育内容の改編ということを考えていかなければならない。
- 農業科の生徒の進路の問題については、教育の改善だけで解決できる問題ではないので、農業の政策的な支援というものを含め、高校の農業教育を検討すべきである。
- 地域連携については、京都の農業高校は各学校が非常に努力をして地域と結びつき、様々な企業とも連携しながら取組を進めているが、それがどこまで府民の方々に浸透しているか、地域の方々に周知できているか、そのあたりが大きな課題だと思われる。
農業教育に関する専門部会の要綱について承認
京都府産業教育審議会農業教育に関する専門部会要綱
京都府産業教育審議会農業教育に関する専門部会要綱 別表