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平成17年度京都府産業教育審議会の議事要旨

1 開催日時

平成18年3月20日(月曜日)  午後1時30分から4時まで

2 場所

京都府公館 4階 第5会議室

3 出席者

【委員】
岩下 正弘 会長、貴田 康乃 委員、筒井 清子 委員、並木 隆和 委員、的場 敏信 委員、河村 律子 委員

代理出席(括弧内は代理出席者氏名)
辻本 泰弘 委員(湯瀬 敏之 京都府商工部商工総務室副室長)
鞍掛 孝 委員(中野 孝男 京都府農林水産部農政課総務主幹)
(7名欠席)

4 議題

(1)開会

(2)教育長あいさつ

(3)会長あいさつ

(4)報告事項
ア 府立高校改革推進計画(第3次、第4次実施計画)について
イ 府立高校における産業教育における現況について

(5)協議事項

(6)会長、副会長の改選

5 審議内容(結果及び主な意見)

(5)協議事項

ア 協議題

社会の変化に対応した職業学科の在り方と求められる生徒像

イ 委員の意見の要旨

  • 高校における専門教育については、小中学校から高校へ進学する際の入口の問題と、高校から進学・就職する際の出口の問題がある。  また、先日、二階経済産業大臣がものづくり教育の必要性について強調しておられたが、職業教育というものをもっと低年齢、小学校や中学校から始める必要があるのではないか。
  • 現代は、家庭の中で職業と接する機会が減っていることから、低年齢から職業教育を始め、それを高等教育に繋げていくことが必要である。
  • 高校を卒業して職業に就く生徒にとって、きちんと専門教育を受けてきたと会社に認めてもらうためには資格は非常に有効であるので、高校で資格を取らせて就職に結びつけるということが大事である。また、小学校から職業教育を始めることは良いことである。実際に、生徒達の反応も非常に良かった。
  • 高校を卒業した2人に1人は大学に行くが、あとの1人は就職していくわけで、職業教育について高校の段階で抽象的なことだけでなく、もう少し具体的な教育を重視する必要がある。
  • 農業関係の高校だと、どうしても点数で付ける試験には弱くなってしまう。その結果、優秀な人材の大学進学の希望がかなえられていないのではないか。農業関係の学部を持つのは国公立が多く、定員も少ないので大学のほうで融通がききづらいという側面もある。
  • 農業関係の高校生の進学にあたって、名称に「農」とつかない学部や学科であっても、高校で実際にやっていることと関連した進路を開拓することが必要なのではないか。大学全入時代になり、優秀な人材を求めている大学との高大連携を含めたシステムができないか。同様に、就職についても、生徒が高校で学んだことが活かせる進路を確保できれば、具体的に出口が見えてくるので、入口のところで志望する生徒も増えるのではないか。インターンシップなども含めて、教育と進学先が結びつく、希望する進路に行けたという充足感を生徒に与えられることができることが望ましい。
  • 高校でいろいろな教育を受けた後、大学へ行って専門的な研究をする人と、就職する人に分かれるわけで、特に就職する場合に高校教育の3年間の教育だけでは足りないおそれがある。高校を出たあとにまた違うところでフォローしていく体制が必要ではないか。
  • 2007年問題などもあり、技術を若い世代にどうやって継承していくかという問題がある。技術系の高校と企業が協力して人材育成の仕組みが作れればよいのではないか。また、農業を学んだ高校生が就農する場合で、特に農家の出身でないような場合、技術だけではなくて社会人としての資質なども併せて育てて欲しい。

(6)会長、副会長の改選

会長 岩下 正弘
副会長 的場 敏信
に決定

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