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令和4年9月14日(水曜日)午後1時30分から4時まで
京都府立桂高等学校
【委員】
上田 雅弘会長、湯川 佳秀副会長、小山 哲史委員、久保 善昭委員、牧 克昌委員、
神吉 紀世子委員、近藤 恵子委員、西川 俊子委員、田村 真二委員、青山 恵則委員、
佐々木 晃子委員
代理出席(括弧内は代理出席者氏名)
上林 秀幸 委員(森川 浩行 京都府商工労働観光部人材育成課 課長)
水口 裕一郎 委員(塩見 綱一 京都府農林水産部経営支援・担い手育成課 参事)
(2名欠席)
(1) 開会
(2) あいさつ
(3) 校内視察
(4) 審議
ア 職業教育の在り方について
イ その他
(5) 閉会
(1) 関係機関との連携・接続について
・コロナ禍や国際情勢の影響で輸入品が届かないため、企業が物づくりをできなくなっている。また、担い手不足から中間業者が人を雇いながら物づくりをしている。このような状況を打開するためには、高校生から物づくりを楽しめるような人材をインターン等で受け入れ、技術を覚えてもらい現場で物づくりをするような連携がこれから必要になる。
・インターンは1つの企業ではなく様々な企業に行くことができるようになると、自分自身の向き不向きや興味のあることが手探りな生徒に多様な体験を提供できるのではないか。
・中小企業の人材不足が深刻であり、府内企業についてアナウンスするような取組を学校でも進めていただきたい。
・女性活躍についての取組が顕著な企業や仕事と子育ての両立に積極的に取り組む企業に対して、厚生労働省が出している認定制度があるので、長く働き続けてもらうために就職時の参考にしていただきたい。
・これまでから、学校ではコミュニティスクールのしくみを活用し、地域の方々に依頼し子どもたちの学習支援や見守り活動に取り組んできたが、最近では、地域の様々な立場の方が様々な支援の形を自ら考えてくれるようになり、さらに多様な視点から学校への支援が広がっている。このことから、生徒が参加する議論の場も同様に、様々な立場の人が参加し話し合いをすることで、多様な視点や考え方育まれると思うので、そういう動きがさらに活発になって欲しい。
・中学校、高校の連携をオンラインによる短時間の配信にするなど工夫することで、双方多忙で遠距離な中でも交流を早期から進められ、児童生徒の視野や考え方が広まると思う。
(2) 職業教育の更なる充実について
・日本の生産人口がどんどん減少しており、引く手あまたになっていくので、人材を受け入れる機関がどう魅力的になるかによって人材の質に直結していく。また、基盤となる学力や集中力、説明力を肉付けしていけば将来的には様々な分野で役立つことができるので、そのために課題・問題意識やモチベーションを向上させるように学校で人材育成をして、将来日本若しくは京都で活躍してほしい。
・肥料農薬の高騰や新規就農の経費負担が大きく、就農者の所得が確保されるような制度や卒業後の生活設計が見通せるような取組がないと就農は困難である。国内消費を促進し、職業学科で勉強し就職してよかったと思えるような仕組みづくりをお願いしたい。
・実家が農家でない生徒が就業する際に農地や牧場等がもらえるような制度等、即戦力になる人材の活躍が後継者不足や用地問題の解決に繋がらないか。
・過去の数十年があるから今の学校があるので、生徒への成績評価は3年間という短期的な結果に固執せず幅広く長年の成果として評価していただきたい。
・学校ではコロナ禍のために実習ができないと聞く。学校教育の中で一次産業の知識及び精神面を鍛える取組をお願いしたい。
・中学生を対象とした体験学習による高校のPR、企業へのインターンシップや資格取得のための企業実習等、他機関との様々な連携を進めているものの、職業学科全体を通して定員割れが起きており、求人数と比べ就職者はなかなか増えない。就農者の実体験を聞くことでモチベーションアップや精神面の強化をしていくとともに、部活動等の授業外の取組を通じて多くの体験をさせていくことで生徒の興味関心を高め、各分野で活躍してほしい。
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