平成29年度 京都府「明日の京都」第三者委員会の開催結果
日時
平成29年8月24日(木曜日)午後1時30分から午後3時30分まで
場所
出席者
委員
井口座長、赤瀬委員、芦田委員、尾池委員、松下委員、宗田委員、山ノ内委員
事務局
川口政策企画部長、田村政策企画部企画監、澤田計画推進課長、岩田明日の京都担当課長
配布資料
議事内容
ベンチマークレポート(案)について
- 主な課題について
- 今は新しいライフスタイル、新しい価値観を求める人がたくさんいて、仕事を充実させる方法、余暇の過ごし方などもトータルで考えた、子供のいるライフスタイルを示さないといけない。
- 全国的にも長時間労働が課題であり、特に男性の長時間労働の是正が必要。少子化対策にもつながっている。
- DMOを作った結果、地域で起業できる人がどれだけいるかが重要。
- 京都縦貫道の開通の影響により、10年の間で、縦貫道沿線の道の駅が全滅しないよう凌ぐ必要がある。
- 人権問題は女性差別や部落差別、LGBTのような性的少数派、障害者差別と様々なものがあるが、例示が一部しか挙げられていない。
- 京都府は多文化共生の視点が弱い。グローバル化といえば経済的な観点に焦点がいくが、多文化共生の観点からも京都府のまちづくりを検討いただきたい。
2. 全般
- ベンチマークレポートが成長管理だけではなく、質の向上に関する管理であるためにはどうすればよいか、人口減少社会に対するイノベーションを考えることが必要。
- 今の社会の在り方が予想以上に早く変化し、前の計画にかかっている発想では問題に対応が出来なくなってきている。
- 日本全体で考えなければならない課題もあるが、京都府の特色ある施策や課題を「明日の京都」として絞り込み、取り組まなければいけないのではないか。
- 個別のベンチマークの達成率を向上させるのも大事だが、他のベンチマークにもシナジー効果を生み、波及していく指標も評価するという考え方も選択肢の一つではないか。
「現中期計画策定後の社会・経済情勢の変化」について
- ライフスタイルや価値観の転換は必要に思うが、そう簡単に進むのか。どの地域でも話があると思うが、将来の展望、施策化はできるのか。
- 地域の良さに気づいている人々がたくさんいる状況に、世の中は変わりつつある。そこに提供できるライフスタイル、暮らす価値などを提示しなければならない。
- 人手不足に対して、外国人雇用をどのようにして確保するかが重要。
- 文化庁移転について、京都が良くなる、ということよりも京都の文化力を使って、地方をどれだけ再生が出来るかが重要になる。
- 地方では、高齢になってから生活することは難しい。施設が整う旧市街地に高齢者が住み、市街地周辺の少し離れたところに若者が住むような住まい方が将来出てこないといけない。
- 近年では、障害者の数は変わっていないが、構成が変わっている。身体障害者の数は減ったが、発達障害者の数が増加している。これからの大きな社会問題となりうるのではないか。
- 人口減少になってからもツーリズムで生き残るモデルはいくつかあるので、そこを目指すような「明日の京都」を描く必要がある時期に来ている。