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平成26年8月4日(月曜日)午後1時から午後3時まで
京都府庁旧館 会議室
青山部会長、羽田委員、槇村委員、山科委員
岩永政策企画部企画監、磯﨑計画推進課長、栗山明日の京都担当課長
主なやりとりは、次のとおり。
・「地域人材育成研修の受講者数」が倍増している理由は何か。
(事務局)
いわゆる過疎地対策として、里の仕事人や命の里事業に取り組んでいる。地域の状況は様々なので、ある地域で成功したやり方をそのまま他の地域で踏襲しても成功するものではないことから、地域の活性化に取り組んでおられる府民の方々が情報交換等を行い、他の地域でも応用できるように勉強会等の取組を行っている状況がある。
・一般廃棄物処理事務は、市町村の事務だが、府がその排出量をコントロールするという趣旨か。
(事務局)
一般廃棄物の総排出量の適正化を定めている。これは、一方的に府が定めたものではなく、実態を踏まえて市町村と協議して定めたものであり、これを目標数値としている。
・課題として、「一般廃棄物排出量は、…目標達成に至っていない。」とあるが、具体的に、目標達成のためにどのような施策を行うのか。
(事務局)
リサイクルの推進等、一般廃棄物の発生の抑制は、社会全体として目指すべき方向であり、市町村とともに取り組んでいく。
・「京都府景観資産の登録件数」の数値目標が30件となっているが、それは、どのような考え方によるものか。
(事務局)
各市町村に概ね1件ずつ、という考え方による。
・府が、(景観資産の登録件数の)目標達成に向けてできることは、何か。
(事務局)
市町村に対する働きかけを行っている。
・進捗率が100%を超えている指標があるが、目標値の設定がもう少し高くてもよかったのではないか、とも思える。
(事務局)
指標には、毎年の数値を測定しているものと累計値で測定しているものとがある。また、内容によっては、堅実な目標値もチャレンジングな目標値もある。次期計画の数値目標の設定の際には、もう少し精査していきたい。
・例えば「市町村文化協会に加盟する団体数の合計」は、そう大きく増えるものではないので、指標としてはいかがなものか。例えば、これらの団体に関わる会員数の方がよいのではないか。
・部局が設定した数値目標に対して、何かコントロールしているのか。予算措置をして、目標達成できるように一定の管理をしているのか。
・本来、ベンチマークは政策に連動しているもの。「この政策を行って、これをこういう状態にする」という発想があるはず。そして、指標の推移を見ながらその政策を実現する施策を考える。指標は、ある程度長期に見ていくことで政策連動型の指標になっていく。
・府民意識調査の項目にある「伝統産業が社会全体で守られ、引き継がれていると思う人の割合」が、約6割というのが少し気になる。
(事務局)
施策指標ではないため、数値目標は置きづらいところ。何年間かの数字の動きを追いかけていく中で、よい方向に向くようにしていく。伝統産業の分野の数値目標としては、「京もの認定工芸士の認定者数」がある。
・「産業革新・中小企業育成」の分野の府民意識調査の項目が「西陣織や丹後ちりめん、京焼・清水焼」だけでは伝統産業しかなく、偏りすぎている感じがする。
・海外から舞鶴港に来られる方にとっては、最初の寄港地。他県が取り組んでいるように、免税店等、たくさん買い物をしていただくような仕掛けが府として必要
・産業に関する指標は、進捗率が高いものが多い。数値目標の設定をする際には分析が必要
・進捗率が、300%、700%といったようなものは、目標としてふさわしくない感じがする。
・北陸新幹線の開通による影響があるかどうか。ベンチマークではないが、そういった視点が必要ではないか。
・京都市内のよいところは、京都市民もたくさん行っている。観光客ばかりではなく、京都市民も、府内のよいもの・ところは、知っていれば北部であっても「行ってみよう」と思うし、口コミで広がればPRにもなる。
・京都縦貫道の完成によって通過地点となりうる地域にとって、縦貫道路をどう活用していくのか、検討が必要
(事務局)
非常に危機感を持って取り組んでおられる。この辺りは、次の計画に入れていく予定
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