ここから本文です。
平成22年11月26日(金曜日) 午後1時から4時
京都府公館 レセプションホール
【委員】8名(1名欠席)
井上 和也(京都大学名誉教授)
川島 茂人(京都大学大学院農学研究科教授)
出口 晶子(甲南大学文学部歴史文化学科教授)
羽倉 睦人(公募委員)
林 博之(京都府立嵯峨野高校教諭)
本郷 弥香(公募委員)
町田 玲子(京都府立大学名誉教授)
吉村 真由美(森林総合研究所主任研究員)
(欠席委員)
上原 真人(京都大学大学院文化研究科教授)
【一般傍聴】 なし
【府関係者】 16名
【関係市町等】 5名
【報道関係】 1名
桂川下流圏域および木津川圏域の河川整備計画(原案)について説明し、概ね了解された。
1.桂川下流圏域の原案について
【委員】
桂川の整備が遅れており、支川の整備が進められないジレンマがある。
【委員】
将来計画高さまで一度掘削し、その後に埋め戻す必要性を明確に記載する方が良い。
【事務局】
本支川のバランスを合わせる等、その理由についての表現を検討する
【委員】
整備計画に上がっている確率規模は、どのくらいの時間雨量に相当するのか。
【事務局】
50分の1で77ミリ、30分の1で74ミリ、10分の1で54ミリ相当である。
【委員】
未改修区間の残る瀬戸川について、どのように扱うか記載が無いが。
【事務局】
その他河川として、局部的な改良等により対応したい。
【委員】
案内看板などで計画の内容を示せば、住民の関心を高めることが可能だと考える。
【事務局】
整備内容の周知方法に係る記述について検討する。
【委員】
「河川愛護活動支援に努める」とあるが、最近行政の支援が厳しくなっているように思う。是非今後も物心両面での継続的な支援をお願いしたい。
【委員】
「水際に植生を促す」とあるが、具体的な種類などは考えているのか。植生を工夫することで管理が容易になる可能性もあり、それを研究している人もいる。
【事務局】
水際の植生については、自然発生による植生を考えている。
【委員】
抽出された5つの河川に優先順位はあるのか。
【事務局】
順位付けは考えていない。同時に整備を進めていく。
2.木津川圏域の原案について
【委員】
外来種の植物が河川管理上の問題となっていると聞くが、この圏域ではどうか。
【事務局】
この圏域では群落的な発生など目立った状況は報告されていない。鴨川などではアレチウリの処分に苦慮した事例もあり、確認された場合は適切に対応する。
【委員】
外来種の対策として、在来種との違いを周知するなど、ソフト面で住民が関わるような仕組みは考えられないか。
【事務局】
住民から情報を頂く仕組みとして環境教育を進めることは有効であり、その記載方法についても検討したい。
【委員】
天井川水路橋部の現状の耐震性をどう評価しているか。
【事務局】
大半の施設が昭和28年の水害の後に設置されたものであり、耐震性が低いことが想定されるが、現在調査中である。
【委員】
流域からの土砂流出が多い地域なので、砂防関係部署との連携も必要と考える。
【事務局】
砂防施設管理者と連携し適正な維持管理に努めるなど、記載方法を検討する。
【委員】
蛍の生息が確認されたとあるが、コンクリート護岸の施工等により生息環境に影響がでるのではないか。
【事務局】
多孔質な護岸ブロックを使用するなど、極力生息環境に配慮する。
【委員】
「歴史」に配慮した河川整備について、もう少し具体的に記載願う。
【事務局】
歴史遺産や史跡などに近接して河川整備を実施する場合は、地域の周辺環境との調和を図るなど、記載方法を検討する。
3.共通事項
【委員】
河川用語等専門的な語句が多く、パブリックコメントには注釈等を入れ、わかりやすくされたい。
【事務局】
了解。
【事務局】
12月上旬に議会報告。12月下旬から1月中旬にパブリックコメントを実施。2月上中旬に次回委員会を考えている。
お問い合わせ