京都府環境影響評価専門委員会の開催結果(平成25年11月14日(木曜日))
1 日時
平成25年11月14日(木曜日)午後2時から4時まで
2 場所
御所西 京都平安ホテル 2階 白河の間
(京都市上京区烏丸通上長者町上ル)
3 出席者
【委員会】
寺島委員長、荒川委員、岩嶋委員、大下委員、須川委員、田中委員、成瀬委員、増田委員、吉安委員(9名)
【事務局】
環境技術専門監、環境管理課長、その他関係職員
【関係機関】
近畿地方環境事務所、京都市、城陽市、井手町
【傍聴者】
1名
4 公開・非公開の別
公開
5 議題
奈良線第2期複線化事業に係る計画段階環境配慮書について
(1) 事業者による事業概要及び配慮書の内容説明
(2) 質疑応答
6 主な意見及び質疑応答
計画について
- 上位計画はあるか。
(事業者)平成16年の近畿地方交通審議会の答申に位置付けられている。また、地元府市町との協議を踏まえ事業化の合意に至ったものである。
- 高架化・地下化等の複数案の設定は検討したのか。
(事業者)高架化等を含め、実現可能性の観点から検討した上で、既設線を極力活用する案とした。
騒音について
- 環境省の「在来鉄道の新設及び大規模改良に際しての騒音対策の指針」の遵守について。
(事業者)「現状を悪化させない」とする指針の内容は、必ず達成する。
地形・地質について
- 文献調査により得た情報には、重要な地質に係る詳細な位置情報は無いが、この後、事業実施想定区域にそれらの地質があるかについての調査等を行うのか。
(事業者)把握した情報の中で、事業実施段階で影響が考えられれば、そのときに対応する。
動植物・生態系について
- 文献調査のみでは情報が不足している。専門家へのヒアリング等による情報の充実を検討すること。
(事業者)方法書段階で対応したい。
- 昆虫について、方法書以降では、調査対象種の食性を踏まえ、生息に必要な植物からの調査等も検討すること。
- 文献情報については、例えば、ツバメは、地域に広く分布している中、調査地点としてあるポイントが示されているものということを踏まえ、取り扱うこと。
景観について
- 橋りょうについては、専門家の意見を聴いて対処するとのことであるが、目立たなくするという方向のほか、好ましい景観の創造という観点からも検討を行うこと。