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令和5年7月25日(火曜日)午前11時から正午まで
ZoomによるWeb会議
【審議会委員】
伊東委員、黒岡委員、黒坂委員、清水委員、関委員、成瀬委員、三ツ松委員、
山田委員、渡邉委員
【特別委員】
金田特別委員、見坂特別委員(※)、関根特別委員(※)
(※):代理出席
【事務局】
総合政策環境部技監、環境管理課長ほか
【傍聴者】
2名
委員の互選により、山田委員を部会長に選出した。
水質汚濁防止法に基づく排水基準に関する条例及び京都府環境を守り育てる条例施行規則の一部改正について
資料3~5及び参考資料について事務局から説明。
<主な質疑等>
Q(委員)現在、六価クロムを使用している事業場が、今後六価クロム以外のクロムで代替することは可能か。
A(事務局)三価クロムでの代替を検討している事業者もいると聞いている。
A(委員)六価クロムは酸化力が非常に強く、今後も使わざるを得ない事業場もあると思う。
Q(委員)六価クロムの上乗せ基準を、国の予定する新基準(0.2mg/L)よりも低い値とする必要性についてはどうか。
A(事務局)現状では、府内の公共用水域においては六価クロムの検出が見られないなど、特段の問題は発生していないところ。具体的な上乗せ基準については今後検討する。
Q(委員)参考資料中、過去に六価クロムの排水基準(0.5mg/L)を超過した事業場について「改善済み」となっているが、どのように改善したのか。
A(事務局)排水処理施設の不具合が原因であったため、早急にメンテナンスを行い改善した。
Q(委員)府条例等の施行は来年4月予定ということか。
A(事務局)国の施行に合わせ、来年4月に施行することとしたい。
Q(委員)新基準「0.2mg/L」に対して、これまで府の実施した検査の測定値はどの程度か。
A(事務局)直近5箇年では、ほとんどが「<0.05mg/L」という結果であり、0.2mg/Lを超過したのは前述の1件のみである。
Q(委員)今回の国の排水基準改正に関連して、下水排除基準は改正されるのか。
A(事務局)現時点では特に聞いていない。
令和4年度環境常時監視測定結果について
資料6により事務局から説明。
<主な質疑等>
Q(委員)PM2.5は環境基準を達成しているが、年々減少傾向か。
A(事務局)添付資料P.9のグラフに掲載しているとおり、減少傾向である。
Q(委員)現在、中国からの越境汚染による影響はどうか。
A(事務局)かつては中国からの影響が社会問題化したこともあったが、今はそうした影響は見られない。
Q(委員)久美浜湾の汚染原因は何なのか。
A(事務局)久美浜湾は、外海との海水交換が少ない閉鎖性水域である。生活排水対策等による河川水質の改善は見られるが、湾内の海底の堆積物からの影響による水質の悪化など閉鎖性水域特有の課題もあり、すぐに改善するのは難しい。
A(委員)閉鎖性水域の水質悪化の原因として考えられるのは、主に点汚染源(各家庭、事業場)、面汚染源(森林、農地)及び底質である。面汚染源と底質については、対策が難しく、水質改善に向けた長期的な視点が必要である。
資料1京都府環境審議会環境管理部会委員名簿(PDF:99KB)
資料2京都府環境審議会条例・京都府環境審議会運営要領(PDF:617KB)
資料3中央環境審議会答申(令和5年6月)の概要(PDF:151KB)
資料5水質汚濁防止法に基づく排水基準に関する条例及び京都府環境を守り育てる条例施行規則の一部改正について(PDF:107KB)
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