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京都府環境審議会自然・鳥獣保護部会の議事要旨(令和4年9月22日)

1.開催日時

令和4年9月22日(木曜日)午後2時から4時まで

2.開催形式

オンライン会議

3.出席者

【部会委員】

高柳委員、西村委員、細谷委員、牧委員、増田委員、松尾委員、村山委員、森井委員、冷泉委員

【特別委員】 

坂口代理、平井代理(関根特別委員)、平位代理(出倉特別委員)、中塚特別委員、多田代理(渡辺特別委員) 

【傍聴者】 なし

4.議題及び審議結果

1. 京都府生物多様性地域戦略の中間見直し等について

(審議結果)
 以下の点の承諾を得た。
・専門委員会を設置し、委員から意見を聴取しながら中間見直しを進めること。
・府内の生物多様性の状況や次期生物多様性国家戦略のポイントを踏まえながら新たな施策を検討すること。

(委員意見等)
・府内の保護地域の面積はどの程度か(30by30関係)。
→自然公園だけで20%強である。重複の整理が必要であり、正確な数字は分からないが、20数%程度かと思われる。

OECMを認定していく方針は。
→環境省が試行的にサイト認定や検証を実施しているところ。京都府内では象徴的な存在として寺社仏閣を認定していく動きがある。環境省の動きを見ながら連携して進めていきたい。

保全の必要がある動植物が多くいる一方で鳥獣被害が深刻である。保全だけを重視するのではなく、防除なども含め、人と自然・動物が共生出来る形を目指す戦略としてほしい。

学識者を専門委員の候補としているが、研究のための議論では意味がない。現場の状況や課題をしっかり反映させたものにしてほしい。

数値目標について、目標と現状が乖離している。地域戦略を信用できるものにするためにも数値目標は大変重要。今回しっかりと見直し、単なる理想ではなく実現を見据えたものにしてほしい。

机上のものではなく、現場にしっかりと目を向けて実効性のある戦略にしてほしい。

内容が複雑であり、しっかり中身を確認した上でないと意見を言えない。中間案をまとめる際には、事前に資料を送付する等して、確認する時間を設けてほしい。

→各委員から御意見いただいたとおり、現状を踏まえた実効性のある戦略となるよう、中間見直しを進めていきたい。
 

2. 第13次鳥獣保護管理事業計画の一部変更について

(審議結果)
諮問のとおりで異議ない旨の答申を得た。
なお、文言の修正は、部会長と事務局に一任された。

(委員意見等)
・南丹市は駅前裏の開発をしているところで、銃の禁止区域が増えるところは問題ない。ただし、くくりわなについても、禁止区域してはどうかと考えている。当地域内には養護学校があり、十数名の生徒が先生と一緒に歩いているが、くくりわなにかかったイノシシは、人が近寄ると飛び出してくるため危険。昨年イノシシによる狩猟保険活用者は全国で77人となっている。

八木町八木の小学校の方はどうか。

八木町柴山から小学校にかけては、里道が通学路になっていた。里道沿いや城山にかけては軽トラが通れる道で、猟期には50本程度のくくりわなが架設されている。猟友会としては毎年注意しているところだが、危険である。八木周辺では住宅街があり、誰もわなを架けないので、問題はない。
→現在狩猟者のマナー向上のため、注意看板の設置等の指導をしているところ。ご指摘の内容は、今回から加える必要があるものか確認したいがどうか。

養護学校の生徒の登校風景をよく見ているが、先生の目が行き届かないような場面もあり、看板だけで生徒に注意してもらうのは難しい。これらの生徒が安全に登下校できるように、今回から加えていただく方が良い。

事故が起きた時に部会長や知事で責任をとることはできない。今回追加しないことで事故が発生した場合、その責任を追及することになる。事務局はすみやかに対応をするべき。
→関係者へ意見徴取の上、くくりわなを入れるということで調整させていただく。
 

3. 指定希少野生生物の指定等について

(審議結果)
諮問のとおりで異議ない旨の答申を得た。
なお、文言の修正は、部会長と事務局に一任された。

(委員意見等)
・資料について、希少種情報のため扱いが難しいことは理解するが、詳細な情報がなければ判断ができないため、今後の対応は検討いただきたい。

以上

お問い合わせ

総合政策環境部自然環境保全課

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