京都府住宅審議会(第23回)開催結果
更新年月日:平成31年3月12日
審議会等名 |
京都府住宅審議会 |
担当課(室)名 |
住宅課 |
設置根拠法令等 |
京都府附属機関設置条例 |
設置年月日 |
令和26年7月25日 |
担任する事項 |
住生活基本法(平成18年法律第61号)第17条第1項に規定する計画の策定及び変更並びに京都府府営住宅の整備及び管理その他の住宅に関する重要事項について知事の諮問に応じ調査審議し、意見を答申する事務 |
委員数 |
20 |
1 日時
2 場所
3 出席者
委員 : 17名 うち代理出席1名(欠席3名)
傍聴者 : なし
その他 : 事務局
4 議事概要
(1) 会長選出について
委員の互選により、髙田光雄委員が会長に選出された。
(2) 会長職務代理者の選出について
会長指名により、中村久美委員が会長職務代理者に選出された。
(3) 京都府のマンション管理施策について
事務局から「資料1-1~資料1-3及び参考資料1-1~1-3」により説明し、委員からの意見を聴取した。
(4) 京都府住生活基本計画のフォローアップについて
事務局から、「資料2及び参考資料2-1~2-3」により説明し、委員からの意見を聴取した。
<議事について>
- 議事(3)「京都府のマンション管理施策について」に対する質問・意見
- 府のマンション管理適正化推進計画の位置付けとして、町村のみを対象として作成するのか。市が作成する計画のモデルを提示するという機能があってもよいのではないか。町村のみを対象にしたものなので、マンションの管理に問題が生じたときの対応について、町村や地元の関係団体との連携のスキームを構築しておく必要がある。。
→ 京都府計画については、制度上町村域が府の所管となっており、まずは町村域を対象にした計画とし、市に対しては昨年度から「マンション施策担当者連絡会議」を開催しているので、そちらでサポートをしていくこととしている。
また、管理組合へのアンケートを実施するに当たり、町村には広く協力いただいており、今後の指導などの取組についても連携していきたいと考えている。
- 分譲マンションの戸数が多く、今後の耐久性や空家の問題に取り組んでいくことが必要であるにもかかわらず、推進計画の策定予定がない市もあるとのことなので「府内マンション施策担当者連絡会議」を通した府の指導的な取組についても考えていただきたい。
→ これまでの連絡会議の中で、計画のひな形の提示や先進事例の情報共有などを行った結果、少しずつ計画策定を予定する市は増えてきているが、確かに戸数が多い割に策定予定のない市がまだあるので、引き続き連絡会議を通じて促していきたい。
- 住宅政策の中でマンション対策は単独の課題ではなく、これまでほとんど手の付いていない「ストック対策」の体系のうちの一つの柱として、まず高経年や空家が問題になることが見込まれるマンションから考えていくんだという認識と、そのうえでマンション以外のストック対策についても取り組んでいくということが必要。
- 高経年の分譲マンションの中でも、空家や賃貸されているところが管理不全になる例が多い。管理不全の防止には、まずは管理状況の把握が大事であるが、アンケートを行っても回答のないマンションに対し、あえてプッシュ型で訪問等を行っている自治体もある。行政だけで難しい場合はNPOや民間団体の力も借りてきめ細やかに対応するのも良い。
- 弁護士、建築士等の専門家も含めた協議会等を設けている公共団体もある。マンションによって課題がそれぞれ異なることから、このような協議会できちんと議論して問題を仕分けしながら必要な施策に取り組むことも考えられる。
- 議事(4)「京都府住生活基本計画のフォローアップについて」に対する質問・意見
- 資料2で説明があった施策が、関連施策全体の中でどのような位置付けなのかを示していただけるともっとわかりやすい。
→ 施策全体の中から、主な施策を事務局でピックアップして説明したが、選択の視点も含め、体系がわかる一覧等も次回から示させていただく。
- 「京都市マンション管理アドバイザー派遣制度」について、例えばどのような相談があって、どのような助言をされたのかがわかればニーズ把握などにも役立つと思う。相談・助言等の具体的な内容はわかるか。
- 住宅改修の助成について、介護予防安心住まい推進事業費補助金の実施件数が伸びていないが、対象要件が厳しく、見直す余地もあるのではないか。
→ 本事業を所管している福祉部局と情報共有させていただく。
- 住宅の相談事業に関して、相談事例がどんなふうに施策に展開していくのかについても今後教えていただきたい。
→ 相談件数が多いのは賃貸住宅のトラブルや悪質なリフォーム勧誘などで、全国的な課題でもあり啓発などを進めていきたい。今後の報告の際には相談内容の分析と併せて対応等についてお示しします。
- 住教育について、京都市では学校への模型や冊子などの教材貸し出しなど、良い取り組みをされているが、今後DXが進んでいく中で、市が保有されている貴重なデジタルデータなどの教育現場への提供にもぜひ取り組んでほしい。
→ 住生活月間のイベントでは府と京都市で連携してVRによる展示を行ったこともあり、府のホームページの充実なども含めて、そのような取組は今後も進めて参りたい。
- 資料のスライド15で、耐震改修の令和4年度の実績件数が令和3年度と比べてかなり減っているが、状況を教えてほしい。
→ 府と市町村で連携して進めている事業ですが、京都市で財政上の理由から件数を絞ったため4年度の実績が減ったものです。
5 配付資料