令和2年度第1回京都府男女共同参画審議会の開催結果概要
開催日時
令和2年8月17日(月曜日)午後3時から4時30分まで
場所
出席者
【委員】
石津委員、伊藤委員、稲葉委員、上田委員、岡野委員、田野委員、中川委員、中村委員、畑委員、東委員、中堂委員、村上委員、横山委員(計13名)
【事務局】
京都府
佃府民環境部長、木村副部長、西村男女共同参画課長、川尻参事、佐藤男女共同参画センターらら京都館長、男女共同参画担当職員等
議題
- 会長等の選出について
- KYOのあけぼのプラン(第3次)後期施策の進捗状況について
(1)進捗状況について
(2)令和2年度京都府男女共同参画課施策体系について
- KYOのあけぼのプラン(第3次)の改定について
審議内容(結果及び主な意見)
伊藤委員を会長に選出。会長が上田委員を会長代理に指名し、全会一致で了承。会長が計画改定に係る部会の委員に、赤瀬委員、石津委員、田野委員、中村委員、中堂委員、横山委員を指名し、全会一致で了承。
2.KYOのあけぼのプラン(第3次)後期施策の進捗状況について
- 令和元年度は、後期施策の計画期間(平成28~令和2年度)の4年目に該当するので、数値目標の進捗率は80%を設定。
- 「順調に進捗」(〇印)が約50%。
- 府の審議会等委員に占める女性比率(職務指定委員含む)は、36.8%(目標値40%)。特に、危機管理分野において女性比率が低くなっている。
(2)令和2年度京都府男女共同参画課施策体系について
- 女性リーダー育成事業である、「京都府女性の船」について。研修後もあけぼのフェスティバル等で活動内容を発表してもらい、新たな研修希望者がでてくるような仕組みができればいい。また、研修内容について、Wi-Fiも使えず紙ベースの議論で時代の流れに沿っていないという話しも聞く。内容の見直しが必要。
- 京都STEM女子応援事業について、高校生が対象とのことであるが、高校の時点では文系・理系の進路が既に決まっていることが多い。
3.「KYOのあけぼのプラン(第3次)の改定について
- 基本的な方針に、「京都府ならではの資源を活かした地域の実情に応じた取組の推進」とあるが、具体的に説明が必要。
- 全国と比べて、京都府の男女共同参画が進んでいる部分、遅れている部分のアセスメントをして、そこから京都府の弱点を見ていくと京都府ならではの対策が見えてくるのではないか。
- マザーズジョブカフェは、先進的な事業であり、ウィメンズベース事業も含めてオール京都体制で労働局や京都市、民間と連携して取り組んでいるのはプラスの面。
- 第3次計画策定後、新たに出てきた言葉(例えば、アンコンシャスバイアス等)を考慮し、計画の言い回しをアップデートする必要がある。また、部会では計画自体にも、「輝く女性」、「男性リーダー」といったアンコンシャスバイアスや、男女双方の視点が異なることを前提とした言い回しが含まれているという指摘もあった。
- SDGsとの関連も記載すべき。SDGsについては、産業界も熱心に取り組んでおり、目標5に掲げるジェンダー平等は、17の全ての目標に関わっている。
- 国の第5次男女計画の基本的な考え方にも、性的指向・性自認という文言がはっきりと出ている。
- 農業分野は今後新しい目線で見直さないといけない分野。
- 新型コロナウィルス感染症の影響により、DVや児童虐待の被害が増えたのかどうか、10万円給付金をきっかけに顕在化したDVもあると聞く。データの確認が必要。
- 男女共同参画における多言語対応の問題も重要。京都府は国際交流と男女共同参画をつなぐネットワークができていない。
- 京都府立高校PTAでは、女性の会長が増えている。全国的には、女性の会長はまだまだ少ない。
- 危機管理分野で女性委員の比率が増えない理由として、職務指定委員に男性が多いことが考えられる。