平成21年度第1回京都府男女共同参画審議会の開催結果概要
1 開催日時
平成21年5月8日(金曜) 午前10時から正午まで
2 場所
京都府庁西別館4階 大会議室D(京都市上京区)
3 出席者
【委員】
秋田裕子委員、伊藤公雄委員、伊庭節子委員、上杉孝實委員、落合恵美子委員、梶田叡一委員、菊池典子委員、佐野恭子委員、中畔都舍子委員、中島則子委員、向井仲和美委員(計11名)
【事務局】
京都府
小石原副知事、黒瀬府民生活部長、長濵男女共同参画監、大谷男女共同参画課長、浜野男女共同参画センター館長、男女共同参画課職員
4 議題
(1)あいさつ
(2)新任委員等紹介
(3)議題
ア 「新KYOのあけぼのプラン」改定の進め方について
イ 部会の設置について
5 審議内容(結果及び主な意見)
(1)「新KYOのあけぼのプラン」改定の進め方について
男女共同参画社会基本法に基づき、平成13年度に京都府男女共同参画計画「新KYOのあけぼのプラン」を策定し、各種施策を展開しているが、計画期間が平成22年度に終了するため、新たな計画の策定に向け、男女共同参画社会の形成の促進に関する施策の基本的な方向について意見交換。
<委員意見>
- 中・高校生へのの教育は土台の部分で、もっと力を入れるべき。新KYOのあけぼのプラン後期施策の重点項目として、男女平等を推進する教育・学習の充実があるが、教育委員会と連携して具体的施策が実施できればよい。
- 新たな検討課題、特に雇用、高齢者、外国人などについて、府は基礎データを整備するべき。
- 行政職員への研修を強化する必要がある。
- 女性校長の数は、地域によって差がある。女性の先生は多いが、校長は少ない。子どもにとって女性の校長は、男女共同参画の実物のモデルになる。
- 雇用環境が様変わりしている。雇用の状況に関わりなくワーク・ライフ・バランスを進めなくてはならないが不況により困難になっている。ワーク・ライフ・バランスは、「働き方をどうするか」を議論しているが、「なぜ働くのか」ということも議論しないといけない。
- 女性の就業支援について、不況時に見直す際は、男性に呼びかけるのが大事ではないか。女性のためだけにやっているのではない。働いてくれる女性がいいなと思う男性は多いのではないか。
- 地域の中では男女共同参画がなかなか広がらない。行政・法律用語ではなく、京都独自の言葉、小学生にも分かる言葉がつくれないか。
- 女性医師は10年で1/4が離職している。女性医師の数は増えているが、医師不足は特に地方では深刻になっている。医師不足の問題について、政策としてどう関わるかは難しい。
- 働き方の多様化の中で、男女の働き方を考えていく。現状の働き方について、もっと分析が必要。国も男性への目配りを始めている。いくつかの自治体では父子家庭手当を支給している。
(2)部会の設置について
- 京都府男女共同参画審議会規則第4条第1項に基づき、男女共同参画に係る「新計画検討部会」を設置し議論を深めることとし、同規則第2項により、会長が以下の6名を部会委員として指名した。
<部会委員>
伊藤委員、伊庭委員、佐野委員、中島委員、中村委員、向井仲委員
6 問合わせ先
府民生活部男女共同参画課 企画・推進担当
電話075(414)4291