京都府医療審議会(平成28年3月22日開催)の審議概要
開催日時
平成28年3月22日(火曜日)15時30分から
開催場所
京都ガーデンパレス2階「鞍馬」
出席委員
平澤会長、森委員、安達委員、松井委員、依田委員、清水委員、三木委員、安岡委員、川勝委員、今西委員、堀口委員、中島委員、近藤委員、西脇委員、田野委員、田中委員、村岡委員、福居委員、木村委員、飯塚委員、八城委員、菅委員、岡山委員(23名)
審議の概要
審議事項
京都府保健医療計画の進捗状況について
- 概要について事務局から説明し、審議
- 事務局案のとおり承認
<主な発言>
- 現在、地域医療構想作成過程の中で、将来の医療提供体制のあり方を議論しているところ。質の向上はもちろん重要だが、質の確保よりも量の確保のほうが深刻な課題となっている地域もある。
- 保育士、介護福祉士、ヘルパー、訪問看護師など、医療・福祉分野で、特に若い従事者が不足している。国が処遇改善を図っていかないと、府の人材確保も難しくなる。
- 訪問看護ステーションの施設数が240となっているが、当協会では約180施設と認識している。この差は何か。また、地域的な偏在の有無、従事者数などを把握しているのであれば教えていただきたい。
- たいへん分かりやすい資料を作成していただいており、ありがたい。
3年が経過した時点で、既に達成しているものもある。未達成のものについては取り組みを急いでいただきたい。
報告事項
第2回地域医療構想策定部会の開催概要について
- 事務局から別添資料3により、説明
- 福居委員(部会長)から別添資料3により、説明
- 構想区域の考え方について、様々な視点から、意見が出された。
(紹介された主な意見)
- 二次医療圏を超えた流入・流出があることを前提に考えるのであれば、構想区域をどのように設定すべきかという議論はあまり意味がない。
- 救急については医療圏を超えた体制を取る必要がある。
- 患者がなぜ他の医療圏や他府県の病院に行くのかと言えば、そちらのほうが便利だったり、そちらのほうが自分の症状から見てより適切だと判断するからである。それを無理やり住所地の医療圏に縛ることは患者の自由な選択を阻害することになる。
- 今後、国から提供されて推計データ、府の独自調査結果、地域の実情等を反映させながら、引き続き構想策定を進めていきたい。
<主な発言>
- 各構想区域ごとの調整会議や、全病院を対象としたヒアリングなど、たいへん丁寧な手順を踏んでいただいており、ありがたい。
- 精病協は策定部会の委員にはなっていないが、認知症の部分で意見を求められれば積極的に提言していきたい。
- 医療施設、福祉施設、訪問診療等、機能分化を進めることによって、歯科医療の継続性が失われることを懸念している。
- 各構想区域それぞれに違った課題がある。
- 疾病ごとに流出入の状況は違っているため、疾病ごとに構想区域を柔軟に設定していく必要があると考える。
配付資料