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後継者の体験談から学ぶ事業承継セミナー(開催報告)

参加無料

(令和4年1月19日、ものづくり振興課)

令和4年1月19日(水曜日)13時30分~15時30分、北部産業創造センター・北都信用金庫5支店・オンラインにて開催いたしました。
参加者42名(会場6名 オンライン36名)

事業承継の現状と親族内承継、第三者承継をご紹介

最初に、京都北都信用金庫 地域創生事業部の羽賀部長からご挨拶がありました。

 

次に、(公財)京都産業21(京都中小企業事業継続・創生支援センター)の奥野コーディネーターから事業承継の現状について説明がありました。

 

 

事例発表として、親族内承継『事業継続をあきらめない』と題して、株式会社アカツキ製作所 代表取締役 小寺様に発表いただきました。

 

 

次に、第三者承継『社長の想いを継承する』と題して、株式会社石材都 代表取締役 吉田様に発表いただきました。

 

パネルディスカッション『事業承継のあんなことこんなこと』

株式会社アカツキ製作所 代表取締役 小寺様、株式会社石材都 代表取締役 吉田様を交え、(公財)京都産業21(京都中小企業事業継続・創生支援センター)の吾郷コーディネーターの進行でパネルディスカッションを行いました。

 

 

承継を決定した決め手

吉田社長は、「前社長と幾度となく話し合いを進める中で、引き継いで欲しいと頼まれたときに心が動いた。また、他の従業員が一生懸命働く姿を見て、自分が役に立てるならと承継を決心した」とお話しされました。

 

第三者の支援

お二方とも、承継の際、株式や事業用資産等の引継ぎについては、金融機関や会計事務所等の第三者の支援を受けて進め、顧客との関係維持や自社の強みの認識、事業計画の再構築等は、後継者ご自身で取り組まれたとのことでした。

 

引継ぎ後、最初に取り組んだこと

小寺社長からは、「やはり人材育成が一番。ものづくりは人づくりとの想いで、自分のビジョンを伝えて賛同してくれる仲間の社員を増やしていった。」と力強くお話しいただきました。

そして、吉田社長は、「外から入ったので、まずはお得意様や従業員に自分自身を信頼してもらえるよう、真剣に業務に取り組んだ」と即答されました。

 

引継ぎの前経営者との関係

お仕事面では、事業運営は現社長に託されており、前経営者はサポート役に徹しておられるとのこと。また、お二方ともお仕事のパートナーとして悩みを相談するなど、良好な関係を構築されておられます。(このあたりも事業引継ぎの秘訣かもしれません)

 

今後の展望

小寺社長は「3人の息子を受け入れて事業承継できるよう、継続的な事業運営を目指したい」。また、吉田社長は「オリジナルのデザインでお客様の満足を叶えるという「石材都らしさ」を継承し、事業を続けていきたい」と決意を述べられました。

マッチング事業及び京都府事業承継・引継ぎ支援センターについて

また、(公財)京都産業21吾郷コーディネーターから、(公財)京都産業21のマッチング事業及び京都府事業承継・引継ぎ支援センターの紹介がありました。事業承継を検討したいが「何から手をつけたら良いのか分からない」といったご相談に、専門のコーディネーターが対応いたします。ぜひ(公財)京都産業21中小企業事業継続・創生支援センター(外部リンク)(電話075-315-8897)まで、ご連絡をお待ちしております。

 

 

 

最後に、(公財)京都産業21(京都中小企業事業継続・創生支援センター)の加地センター長から挨拶がありました。当センターでは、事業承継全般に係るご相談に対応するとともに、特に後継者不在企業については、いきなり経営者を交代するのではなく、まず、後継者候補者を入社させ、育成してから交代する「京都式」事業承継支援に注力している旨、説明がありました。

 

 

お問い合わせ

商工労働観光部産業振興課

京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町

ファックス:075-414-4842

monozukuri@pref.kyoto.lg.jp