知の京都- 那須田周平さん(京都大学農学研究科教授)
産学公連携、産業振興の一環として、京の研究者・専門家の皆さんを紹介するページです。
オープンソース野外植物フェノタイピング用ローバー
(掲載日:2022年5月6日、ものづくり振興課 足利)
京都大学農学研究科教授・那須田周平さんらが開発された、野外植物のフェノタイピング(生育状態、形、色、大きさ、重さなどの形質の測定)用ローバー(外部リンク)について、オープンソース・ハードウェアとして公開されています(2022年3月8日『Breeding Sience』オンライン出版)。
- 市販のパーツやオープンソースウェアを活用して開発され、ハードウェアもその内部設計を公開し、誰もが組み立てたり改良したりできるようにとのお考えです。
- ローバーの制御は、リモート制御、自律移動(リアルタイム画像処理が可能な小型コンピュータを搭載し、地上マーカーで自己位置推定することでGPSに依拠することなく移動可能)双方に対応しているとのことです(ただし、地形条件によってエラーは起こりえます)。
- 画像センシングや機械学習によるフェノタイピングは、省人化はもちろん、データ蓄積によって、品質向上にも繋がるものです。