ここから本文です。
(2024年2月9日、ものづくり振興課 御厨)
ホシザキ京阪株式会社(外部リンク)様にて自然冷媒技術を使った新たな業務用冷蔵庫についてお話を伺いました。
今回、ご紹介いただいたのは「自然冷媒」の技術です。従来、フルオロカーボン、通称フロンと総称される物質が冷房装置や電気冷蔵庫などで冷媒として使われてきましたが、オゾン層破壊や地球温暖化への影響を与えることから、モントリオール議定書において2020年に先進国にて特定フロン(オゾン層を破壊し地球温暖化への影響が大きい)が全廃、代替フロン(オゾン層は破壊しないが地球温暖化の影響が大きい)は2036年までに先進国にて生産量・消費量が対2011-2013年比で85%削減されることとなっています。そのため、「ノンフロン」と呼ばれる地球温暖化への影響が小さい物質を使った冷媒方法への切り替えが必要となっています。
家庭用製品については「ノンフロン」のものが採用されつつあるものの、業務用については冷却能力が落ちてしまうことから先送りにされていたそうです。しかし、ついに同社の長年に渡る研究・開発の結果、業界に先駆けて環境性能と冷却能力を両立し、さらにノンフロンの中でも自然界に存在する物質を使った自然冷媒の業務用冷凍冷蔵製品が発売されました。
同社にて取り扱っている自然冷媒製品は前述したように環境性能と冷却能力を両立しつつ、従来の代替フロン機のものと同等の価格帯をキープ、バリエーションも揃え、また省エネ性能についても全く引けをとりません。従来製品と見比べてみてもほとんど違いは無いのだとか。つまり、購入時に自然冷媒のものを!と意識すれば、従来のものと使用感も変わらず環境にやさしくなれるというわけなのです。
とはいいつつも、まだまだ知られていない自然冷媒技術を使った製品。みなさんもぜひ検討されてみてはいかがでしょうか。脱炭素を掲げる京都府としてもこちらの取り組みを応援しております!
【所在地】京都市東山区祇園町南側570-121
【導入製品】業務用冷蔵庫(HR-180NA3)1台
【所在地】京都市東山区清水1丁目283
【導入製品】業務用冷蔵庫(HR-120NA-ML)2台
お問い合わせ