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グローバル・エコシステム形成プロジェクトの一環で、京都で住まう、働く海外出身の皆さんの実情を紹介する「みんなの京都」です。
(2023年5月23日更新、ものづくり振興課 足利)
Smart Tissues株式会社(外部リンク)(京都市)の共同創業者デニズ ズフル氏にお話をお聞きしました。
--ご出身は?
ズフルさん)ベネズエラです。夫も同じベネズエラ出身ですが、現在、私のファミリーはチリに、そして夫のファミリーはアルゼンチンに移住しています。
--近年、ものすごいインフレ、マイナス経済成長で国民の1割が国外脱出されたというのを聞いたことがあります。
ズフルさん)かつては石油の輸出で潤っていた国ですが、政情が不安になりましたね。
--どうしてバイオテクノロジーの道に?
ズフルさん)父がエンジニアだったので、私もメタル系の大手企業に就職し、ヘルメットをかぶって働いていました。そして、鉱物の関係からケミカルに興味を持ち、大学に入り直したのです。そこでバイオテクノロジーに興味を持ちました。
--どうして日本に?
ズフルさん)iPS細胞で名の知れた国だからです。最初は東大に行きましたが、今、ちゃんと京大に来ましたよ(笑)
--日本での暮らしで困ったり戸惑ったりしたことは?
ズフルさん)ありませんね。
--おお!京都はどうですか?
ズフルさん)住んでいるのはお隣の滋賀県大津市の浜大津ですが、とても琵琶湖の眺めが美しいです。東京は便利でしたが、こちらは住みやすいですね。
--では、日本の食で戸惑ったものは?
ズフルさん)日本の和菓子は、小豆などのビーンズを使った甘いものが多いですが、ベネズエラでビーンズで甘いものはありません。だから、そこは戸惑いましたし、まだ口が慣れていないですね。
--逆に良いなど思うものは?
ズフルさん)焼きそばやラーメン、お好み焼きやたこ焼きはいいですね!あと、刺身や寿司など「生もの」は、ベネズエラにはありませんから、良いと思います!
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