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京都府は、豊かな自然環境に恵まれている一方で、急峻な地形、脆弱な地質を有し、台風や頻発する集中豪雨により、毎年のように洪水や土砂災害が発生しています。
府内には、17000箇所を超える土砂災害警戒区域等が確認されており、平成16年10月の台風23号では、土石流や山腹崩壊等の土砂災害により、宮津市滝馬地区や舞鶴市下見谷地区などで5名が亡くなられたほか、中北部地域で家屋の全半壊や土砂流入などの被害が多数発生しました。
土砂災害の防止と被害の軽減を図るため、砂防えん堤等の施設整備によるハード対策と併せて、土砂災害警戒区域等の指定や土砂災害警戒情報システムの整備などのソフト対策を進めています。
また、砂防えん堤等の整備にあたっては、砂防指定地、地すべり防止区域及び急傾斜地崩壊危険区域を指定し、適正な管理に努めるとともに、違法行為に関しては適切な対応を行っています。
一方、砂利採取、岩石採取の認可においても、災害防止を主眼としてきめ細やかな指導に努めています。
京都府内の土砂災害発生状況(過去10年間)
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