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木材利用の推進を図るためには、木材を暮らしの中で活かし利用していく「木の文化」の継承と、木材の新たな利活用方法を開拓し、建築や家具の設計製作に携わる建築士等の木材への関心を高めることが必要です。
京都府では、府内の森林資源として充実している京都府内産スギ、ヒノキの特性を活かした木造住宅や木製家具のアイデアを募集します。
令和5年8月1日(火曜日)~8月31日(木曜日)
夫婦共働きという生活が一般化する中、祖父母と一緒に住むという暮らし方が見直されつつあります。また、テレワークの普及により都市以外の居住も若い世代で増えつつあります。
そこで、若い夫婦と家族が都市を離れ、自然環境の豊かな地域で暮らすことを想定し、京都府内産のスギ、ヒノキを多用した家を提案してください。
<条件>
詳細の設計条件については、別紙(PDF:261KB)を御確認ください。
(1)【学生の部】京都府内産のスギ、ヒノキを使った住まいのアイデアを募集します。
(2)【一般の部】木構造を理解の上で京都府内産のスギ、ヒノキを使った住まいの具体的な計画(強度、機能性、環境性能を考慮)を募集します。
※ 建築済の物件での応募も可能ですが、2020年4月以降に竣工したものに限ります。
※ 計画済の物件での応募も可能です。
※ 建築済物件、計画済物件とも、テーマに適合する内容であれば、設計条件にはこだわらないものとします。
不特定多数の人が集まる空間には、人数の増減によって「座る場所」をつくれるスタッキングチェアが便利です。
スタッキングチェアの最大の特徴は、軽くて省スペース、必要なときだけ取り出して使用でき、使わない時は積み重ねて置いておけるので、限られた空間を有効的に使える事です。その為に、移動させたり収納したりしやすいように、軽量で、しかも丈夫でなくてはなりません。
会議やセミナーなど参加人数が多い場合に追加で用意できるため、人数に合わせて席を増減させられ、自宅で使う場合でも来客時に席を増やすことができますし、収納したり移動させたりしやすいように軽量で、出し入れがしやすいのも利点です。
しかし、その性質によって強度や軽さを要求されることから、樹脂や金属のものが多く、木製のものは少ない様にも思います。
針葉樹の中でも比較的強度のある京都府内産のスギ、ヒノキを使って、人に優しい人の身体の延長線上にある「座るための補助器具」の様なスタッキングチェアをデザインして下さい。
最優秀賞受賞作品は、主催者が製作し、京都駅ビル4階南広場内の「すごす・あつまる・あそぶ・まなぶ」をテーマとした「みんなの広場 -うっどすくえあ-」への設置を予定しており、ワークショップ等にも利用される予定です。
(「みんなの広場 -うっどすくえあ-」HP:https://www.kyoto-station-building.co.jp/about/pdf/minamihiroba.pdf)
〈条件〉
施設のイメージ写真(PDF:680KB)を参考にしてください。
両部門とも、個人・グループは問いません。
1人又は1グループ1点のみ
提出物等の詳細は、募集要項(PDF:320KB)を御覧ください。
横内 敏人(木造住宅部門審査員長、(有)横内敏人建築設計事務所代表、京都芸術大学大学院教授)
辻村 久信(木製家具部門審査員長、(株)ムーンバランス代表)
宮﨑 真里子(宮崎木材工業(株)代表取締役社長)
森井 一彦(京都府森林組合連合会代表理事専務)
岩村 眞樹雄((一社)京都府建築士会副会長、(株)象彦設計代表取締役)
愛甲 政利((一社)京都府木材組合連合会副会長)
鹿野 俊成(京都府農林水産部林業振興課参事)
木製家具部門の最優秀賞受賞作品については主催者が製作し、京都駅ビル4階南広場内の「みんなの広場 -うっどすくえあ-」に設置します(予定)。ただし、設置脚数は未定です。
令和5年11月10日(金曜日)までに、応募者全員に電子メールで審査結果を通知します。
また、表彰式は令和5年11月下旬に行う予定です。(受賞作品は会場に展示します。)
京都府
京都府森林組合連合会、一般社団法人京都府建築士会、一般社団法人京都府木材組合連合会
京都駅ビル開発株式会社
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