「京都の出版社に聞く」開催報告(第2回)
京都府立京都学・歴彩館では、今年度、京都の出版社の方に、自社のことや刊行している出版物のこと、ご自身の日々の仕事内容等についてご講演いただく、「京都の出版社に聞く」を開催しています。第2回目として、白川書院の方をお招きして開催しました。
- 日時
平成30年6月22日(金曜日)18時30分~20時00分
- 場所
京都府立京都学・歴彩館2階 京都資料総合閲覧室 一般閲覧席
- 参加者数
30名
- 内容
(1)講演 白川書院 編集顧問 山岡祐子氏
今年の3月号で800号を迎えた雑誌『月刊京都』は、「京都を慕い、京都を愛する方々への雑誌」という創刊当時からの編集方針を軸に、編集長ごとの独自性を出していること、回読性が高く、保存される雑誌であるという特徴などを話していただきました。
また、今年で30回を迎える「祇園祭特集」や編集長時代に思い入れのある特集・書籍について、エピソードを交えながら語られました。
雑誌業界の厳しい現状についても踏まえながら、地元の観光メディアとして、今後のことを見据えたお話もしてくださいました。
(2)展示資料自由閲覧
『月刊京都』の創刊号・節目の号や、編集長時代の思い入れのある号を展示しました。
また、図書においては、京都や祇園祭などに関する資料、編集担当をされた資料を展示し、参加者に閲覧いただきました。
- 参加者の声
「編集者の情熱や、月刊京都の目指していくところ等を知ることができた」「語ってくださった言葉の中に、百年先につながる芯があるように思いました」「月刊京都への思い入れを伺い、より関心が深まりました」「お仕事内容を丁寧に話していただき、具体的に想像することができ、大変さややりがいを深く理解できました」と好評を博しました。
講演の様子
展示資料閲覧の様子