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こちらでは現在見頃の植物を紹介しています。
フクシア(園芸品種)
Fuchsia cvs.
アカバナ科(ジャングルゾーン)
主な原産地は、メキシコからパタゴニアにかけてのアメリカ大陸と西インド諸島ですが、ニュージーランドやタヒチ島にも分布がみられます。多くの園芸品種は、垂れ下がるように花を咲かせ、反り返る萼片と、スカートのようにも見える花弁がとても華やかです。現在、フクシア展を開催しており、約100品種150鉢を一同に展示しています。見頃は5月上旬まで。
フクシア‘ウェンツェリン’
Fuchsia × hybrida‘Winzewrin’
フクシア‘サターヌス’
Fuchsia × hybrida‘Saturnus’
フクシア‘ピュタニ’
Fuchsia × hybrida‘Purtani’
フクシア‘ボーダー クイーン’
Fuchsia × hybrida‘Border Queen’
フクシア‘ブランツ 500 クラブ’
Fuchsia × hybrida‘Brand's 500 Club’
ケショウボク
Dalechampia roezliana
トウダイグサ科(ジャングルゾーン)
メキシコ原産。淡いピンク色で花弁のように見える部分は総苞と呼ばれ、2枚あります。花には芳香があります。見頃は5月中旬まで。
ヘリコニア オルトトリカ‘トリカラー’
Heliconia orthotricha‘Tricolor’
オウムバナ科(ジャングルゾーン)
ヘリコニア オルトトリカの園芸品種。花序は直立し、鳥のクチバシのような苞を数段にわたり、互い違いにつけます。苞の色が赤、緑、黄の3色であることから、トリカラーという品種名があります。見頃は5月下旬まで。
ブーゲンヴィレア(園芸品種)
Bougainvillea cvs.
オシロイバナ科(ジャングルゾーン)
南アメリカ原産で14種が知られており、様々な園芸品種が作出されています。主に美しい苞を鑑賞し、紫、赤、橙、白色などがあります。見頃は5月中旬まで。
ブーゲンヴィレア‘ゴールデン キング’
Bougainvillea ‘Golden king’
ブーゲンヴィレア‘ドワーフ ホーム’
Bougainvillea ‘Dwarf Form’
ブーゲンヴィレア‘パラッド グロウ’
Bougainvillea ‘Parad Glow’
ブーゲンヴィレア‘ピンク シャンパン’
Bougainvillea ‘Pink Champagne’
ムクナ ノボグイネエンシス
Mucuna novo-guineensis
マメ科(ジャングルゾーン)
ニューギニア原産のツル性植物。60cmほどの花序に50~60個程度の花をつけます。花はフジのように垂れ下がり、鮮紅橙色でとても目立ちます。
アリオギネ ヒューゲリー‘モンテレイ ベイ’
Alyogyne huegelii 'Monterey Bay'
アオイ科(ジャングルゾーン)
基本種はオーストラリア(亜熱帯地域)原産で、淡青紫色のハイビスカスに似た花を咲かせ、ブルー ハイビスカスの別名があります。本品種は基本種に比べ、濃い青紫色の花を咲かせます。高さ1メートルほどになり、枝の先端付近の葉腋に1花がつきます。葉は全体に毛が生え、キクの葉状に深く切れ込みます。見頃は5月中旬まで。
メディニラ マグニフィカ
Medinilla magnifica
ノボタン科(ジャングルゾーン)
フィリピン原産の常緑低木で、和名はオオバヤドリノボタン。花は房状に下垂し、長さ30センチほどになります。花弁のように目立つ淡紅色の部分は苞と呼ばれています。ブドウの房のように見える部分が蕾です。本種は、メディニラ属の中でもっとも美しい種とされています。見頃は5月中旬まで。
コンブレツム グランディフロルム
Combretum grandiflorum
シクンシ科 (ジャングルゾーン)
西アフリカ原産の高さ5メートルになるつる性低木。花は鮮赤色で10センチほどの穂状につき鮮紅色で美しく、温室の中でも目を引きます。花糸がブラシのように突き出し、独特の花姿になります。見頃は5月中旬まで。
ジェイドバイン
Strongylodon macrobotrys
マメ科(ジャングルゾーン)
フィリピンのルソン島原産。独特の「翡翠(ひすい)色」が印象的です。フィリピンの絶滅危惧種です。 見頃は5月中旬まで。
平成25年4月9日(火曜)から工事終了まで
閉鎖エリア:熱帯高山室、砂漠・サバンナ植物室、鉢物展示室、アナナス室、ラン室、中庭
ご理解・ご協力よろしくお願いします。
※工事期間中は、入室料無料
ハナイカダ
Helwingia japonica
ミズキ科(植物生態園)
北海道西南部から沖縄まで分布する落葉低木。雌雄異株で山地の林床など薄暗く多湿な環境に自生します。互生する葉の上、中央あたりに花を付けるのが特徴で雄株では数個、雌花は1~3個咲きます。和名は葉を筏に見立て、その筏の上に花を乗せているという意味から。
シロヤマブキ
Rhodotypos scandens
バラ科(植物生態園)
日本原産で中国地方の一部に自生するバラ科の落葉低木。山吹色で思い浮かべられ庭木としてよく植栽されるヤマブキ(Kerria japonica)とは別属であり、大きな違いは花色のほかに葉が対生であること、幹や枝の色が緑ではなく暗紫黒色であること、花弁の数がヤマブキは 5枚であるのに対してシロヤマブキは花弁が 4枚であることなどです。
キングサリ
クロバナロウバイ
ハンカチノキ
コデマリ
サワオグルマ
クリンソウ
シャガ
ヤマボウシ
アカバナアメリカトチノキ
Aesculus pavia
トチノキ科(宿根草有用植物園南側)
日本の固有種で全国の山中に分布するトチノキ(Aesculus turbinata)の仲間です。トチノキが樹髙30mも超えるような高木になるのに比して、こちらは成木でも5m程度で、花は鮮やかな赤色です。北アメリカ南部のバージニア、ミズーリ、オクラホマ、フロリダ州に分布します。
‘オーキントンブルーアイ’ 'Oakington Blue eye'
‘ハミングバード’ 'Humming bird'
シバザクラ
Phlox subulata cvs.
ハナシノブ科(ユニバーサルガーデンほか)
北アメリカ東部原産で、数多くの園芸品種があります。花の美しいグランドカバープランツ(地被植物)として有名で、主に緑化を目的に全国各地で栽培されています。
四季彩の丘にはシバザクラの園芸品種9種を植栽しており、これから5月中頃にかけて咲き進んでいきます。
キモッコウバラ
Rosa banksiae `Lutea'
バラ科(パーゴラ東側)
中国原産のバラの仲間で、茎にとげがないのが特徴です。例年よりも10日ほど早い開花となりました。
この株は昭和62年に定植したもので、当園で人気のある花の一つです。
昨年は花期が改修工事と重なり、期間限定での公開でした。今年は新しく生まれ変わった彩の丘で初めての開花です。ぜひご覧ください。
見頃は5月中旬まで。
ムベ
Stauntonia hexaphylla
アケビ科(パーゴラ西側)
関東以西の本州から九州、朝鮮半島、台湾に自生する常緑つる性木本です。花は雌雄異花で、淡い香りがあります。秋には赤みがかった果実がなり、食べられます。
樹姿や果実の形がアケビに似ていますが、アケビが冬に落葉するのに対し、ムベは常緑で落葉しません。このことからムベには「トキワアケビ」の別名があります。またアケビの果実は熟すと裂開しますが、ムベは裂開しないという違いがあります。見頃は5月上旬まで。
イチハツ
Iris tectorum
アヤメ科(東丘 西側)
中国南西部からミャンマー北部の林床内に自生する多年草で、16世紀頃中国から日本に渡来しました。日本で見られるアヤメの仲間では最も早く咲くため、一に発する、という意味からイチハツの名がつけられたと言われています。
古くは強風を避けるまじないとして、茅葺き屋根の棟の上にイチハツを植える風習がありました。明治はじめに横浜に来ていたロシアの植物学者、カール・ヨハン・マキシモヴィッチはこの屋根に植わったイチハツを見て、「屋根の」という意味のテクトルム tectorum という種小名を付けたといわれています。
見頃は5月中旬まで。
ニオイイリス
Iris germanica Florentina
アヤメ科(東丘 西側)
地中海地域で4世紀以前に作出された非常に古いアイリスの品種であると考えられています。アイリスの仲間では早咲きなため「イチハツ」と呼ばれることもありますが、本来のイチハツは上記のテクトルム種を指します。また英名の「オリス」の名でも知られています。
根茎を数年間乾燥、熟成したものが香料となるため、ニオイイリスの和名がつきました。見頃は5月中旬まで。
イセナデシコ
Dianthus x isensis cvs.
ナデシコ科(新ミニハウス 隣休憩所)
イセナデシコは、江戸時代寛政ごろに伊勢地方(三重県松阪)で作出され、京都や江戸に広まったナデシコの一種で、代表的な古典園芸植物です。
江戸時代に伊勢へ伝来したセキチク Dianthus chinensis とカワラナデシコ D. superbus の交雑種をもとに作出されたと考えられており、紀州藩武士の継松栄二(つぐまつえいじ)(1803~1866)が花弁が細く裂け、下に垂れる品種を作出したことが始まりであると言われています。
イセハナショウブ(伊勢花菖蒲)とイセギク(伊勢菊)と並び、伊勢三珍花と呼ばれています。
見頃は5月中旬まで。
アルクトテカ カレンデュラ
Arctotheca calendula
キク科(中央丘、パーゴラ東側)
南アフリカのケープ地方原産の多年草です。濃黄色の花は日中だけ開き、葉は裏が銀白色をしているのが特徴です。「アークトセカ」の名で知られ、以前は強健なグランドカバープランツとして畦畔緑化に多く使われていました。花はこれから秋にかけて咲き続けます。
シャクヤク園では、約100品種500株のシャクヤクが咲き始めました。
‘レッドモナーク’ ‘Red Monarch’
二重咲き、巨大輪
‘ムーンライズ’ ‘Moon Rise’
一重咲き、低性
‘ポーラフェイ’ ‘Paula Faye’
半八重咲き
‘レッドグレイス’ ‘Red Grace’
八重咲き、巨大輪
シャクヤク
Paeonia lactiflora cvs.
ボタン科(シャクヤク園)
中国北部、モンゴル、シベリア東南部、朝鮮半島北部に分布しています。
アネモネ ‘デ カーン’
Anemone coronaria ‘DeCaen'
キンポウゲ科(正門前花壇、沈床花壇、北山ワイルドガーデン)
地中海沿岸の原産秋植え球根として切り花、花壇、鉢物に広く栽培されています。花茎は根茎から伸び上がり、1花を頂生します。花色は赤、桃、紫、藍、白など各色があります。見頃は5月上旬まで。
クリスマスローズ (ヘレボルス オリエンタリス)
Helleborus orientalis hyb.
キンポウゲ科(北山ワイルドガーデン・洋風庭園・北山門前)
ギリシャ、トルコなどの原産で耐寒性があります。花色は開花し始めはクリーム色であるが、後に褐色を帯びた黄緑色になり、いくらか下向きに咲きます。北山ワイルドガーデン・洋風庭園にて、他種との交雑による多くの園芸品種をみることができます。見頃は5月上旬まで。
キンセンカ ‘ドワーフアリスオレンジ’
Calendula officinalis ‘Dwarf Aliceorange’
キク科(沈床花壇)
南ヨーロッパの原産です。耐寒性があり、茎は直立性でよく分枝し、葉は広楕円形です。頭花は径約10センチです。種小名のオフィシナリスは「薬用の」という意味で、その名前の通り、ヨーロッパでは昔から民間薬として利用され、特に殺菌作用に優れるとされていました。見頃は5月上旬まで。
シュンギク
Glebionis coronaria
キク科(北山ワイルドガーデン)
地中海沿岸周辺に分布。草丈20から30センチ。葉は無柄で互生します。頭花は径3から5センチ。花色は黄色、黄色と白色、ときに白色など変化に富んでいます。野菜として利用しているのは日本をはじめ、中国、インド、東南アジアです。ヨーロッパでは観賞用として栽培されるが、食用にはしません。見頃は6月上旬まで。
ヤグルマギク
Centaurea cyanus
キク科(北山ワイルドガーデン)
ヨーロッパ東南部から小アジア原産。草丈30から100センチ。茎は直立して剛直、よく分枝します。茎葉は白色の綿毛におおわれ灰白色です。頭花は4から5センチで茎頂に単生します。花弁の先は不規則に裂けています。花色は青藍色。見頃は6月下旬まで。
ヒメハナビシソウ ‘ミニチュアサンデー’
Eschschlzia caespitosa ‘Miniature Sunday’
ケシ科(北山ワイルドガーデン)
カリフォルニアの中・南部原産。草丈20から30センチ。基部でよく分枝します。花は淡黄色で径約3センチ、花柄をよく伸ばし、単生します。見頃は5月下旬まで。
ハナビシソウ
Eschschlzia californica cv.
ケシ科(北山ワイルドガーデン、沈床花壇)
カリフォルニア原産。原産地では乾燥した大地で気丈に育ち花を咲かせますが、高温多湿には弱く梅雨頃には枯れます。草丈30から60センチ。茎が多数分枝してほふく気味に広がります。花はヒメハナビシソウ(E.caespitosa)に比べると大きく花径5から8センチで、日中に開き夕方には閉じています。見頃は6月下旬まで。
オンファロデス
Omphalodes linifolia
ムラサキ科(北山ワイルドガーデン)
地中海西部沿岸に自生します。草丈20~100センチ。茎葉は線状被針形で無柄。根出葉はへら状で長さ約6センチ。花は白色で梅鉢形です。同じムラサキ科のワスレナグサ(Myosotis sylvatica)に花姿が非常に似ています。見頃は5月下旬まで。
コリンシア
Collinsia heterophylla
オオバコ科(沈床花壇)
カリフォルニア原産。草丈約60センチ。葉は披針形で先はとがります。花は約3センチで下唇は先が浅く2裂して紅色から紫色、上唇は白色です。見頃は7月上旬まで。
ギリア トリコロル
Gillia tricolor
ハナシノブ科(沈床花壇)
カリフォルニア原産。草丈60から70センチ。花は径1.5から2センチで芳香を有し、花喉部は黄色で紫の斑点があります。見頃は5月下旬まで。
ワイルドストロベリー
Fragaria vesca
バラ科(北山ワイルドガーデン)
ヨーロッパや西アジア、北米に分布。北海道南部に導入され、帰化していて「エゾヘビイチゴ」の和名があります。葉は3小葉。葉腋からランナー(ほふく枝)を伸ばして子株をつけていきます。花は白色、花弁と萼はそれぞれ5から8個です。花後に赤く熟した小粒の果実を実らせます。
ハナワギク
Chrysanthemum carinatum cv.
キク科(北山ワイルドガーデン)
モロッコ原産。草丈50から70センチ。花は一重咲きで、芯の部分を縁取るように輪ができるので「ハナワギク」の名前があります。シュンギク(G. coronaria )とは近縁です。見頃は6月上旬まで。
クラダンツス
Cladanthus arabicus
キク科(沈床花壇)
モロッコからスペインに分布しています。草丈40から60センチ。茎の頂部に黄色の頭花を1個つけ、そのすぐ下から分枝する特徴ある性質をもっています。属名のCladanthusは、ギリシャ語のklados(枝の意)とanthos(花の意)に由来し、花が枝先につくことにちなんでいます。見頃は5月下旬まで。
パパウェル コンムタツム
Papaver commutatum
ケシ科(北山ワイルドガーデン)
コーカサスから小アジアに分布します。草丈約50センチ。葉は羽状複葉。花弁の基部に黒色の斑紋があることから「モンツキヒナゲシ」の和名があります。見頃は7月上旬まで。
ペンツィア
Pentzia grandiflora
キク科(北山ワイルドガーデン)
南アフリカ、ナマクアランド地方の砂地に分布しています。葉は羽状に細かく切れ込みます。花径を長く伸ばし、先端に径3から4センチの黄花を咲かせます。舌状花がなく、管状花のみの特徴のある花姿です。見頃は5月下旬まで。
セイヨウマツムシソウ
Scabiosa atropurpurea cv.
マツムシソウ科(北山ワイルドガーデン)
ヨーロッパ西部原産。草丈60から90センチ。茎葉が羽状に深裂しています。花径は約5センチ。見頃は5月下旬まで。
ベニバナツメクサ
trifolium incarnatum
マメ科(北山ワイルドガーデン、沈床花壇)
ヨーロッパから西アジア原産。草丈20から60センチ。葉は3個の小葉をもち互生します。茎頂に濃赤色で長さ6から8ミリの蝶形花が円錐形に集まって咲きます。流通名は「ストロベリーキャンドル」でその花姿をあらわしています。見頃は5月下旬まで。
5月はアリウム・ギガンテウムです。
4月の答えは「パンダ」です。
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