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こちらでは現在見頃の植物を紹介しています。
3月29日から4月14日まで、ジャングルゾーンで球根ベゴニア展を開催しています。
球根ベゴニア
Begonia ×tuberhybrida
シュウカイドウ科。南米のアンデス高山地帯に自生する、数種の原種をもとに作り出された球根性の交雑品種群です。茎は多汁質で、直立性と下垂性とがあります。直立性品種は大輪花を次々に咲かせ、下垂性品種は小~中輪花を多数咲かせます。花色は豊富で、赤、黄、白、オレンジ色など多彩です。冷涼な気候を好む長日性植物です。
テコマンテ ウェヌスタ
Tecomanthe venusta
ノウゼンカズラ科(ジャングルゾーン)
ニューギニア原産のつる性常緑木本。花序の多くは古い枝から生じ、花は長さ約10センチのラッパ状で、外側は暗桃色、内側と先端は乳白色となります。 見頃は4月下旬まで。
バーチェリア ブバリナ
Burchellia bubalina
アカネ科(ジャングルゾーン)
南アフリカ原産。高さ2メートルほどになる小低木。花は筒状で朱赤色となり、先端で浅く5裂します。黄色の柱頭が突き出てよく目立ちます。見頃は4月下旬まで。
ソランドラ グランディフロラ
Solandra grandiflora
ナス科(ジャングルゾーン)
メキシコ、ジャマイカ原産のつる性低木。高さ5から6メートルになります。花は長さ約25センチで、咲きはじめは帯紫白色、時間の経過とともに黄褐色になります。見頃は4月下旬まで。
ツンベルギア エレクタ 'アルバ'
Thunbergia erecta 'Alba'
キツネノマゴ科(ジャングルゾーン)
基本種コダチヤハズカズラは熱帯西アフリカ原産で、花が白花の園芸品種です。高さ1メートルほどの低木状になり、花は白色で、のど部が黄色となります。見頃は4月下旬まで。
ジェイドバイン
Strongylodon macrobotrys
マメ科(ジャングルゾ-ン)
フィリピンのルソン島原産。独特の「翡翠(ひすい)色」が印象的です。フィリピンの絶滅危惧種です。 見頃は4月下旬まで。
アリオギネ ヒューゲリー 'モンテレイベイ'
Alyogyne huegelii 'Monterey Bay'
アオイ科(鉢物展示室)
基本種はオーストラリアの亜熱帯地域原産で、花が濃青紫色の園芸品種です。高さ1メートルほどになり、枝の先端付近の葉腋に1花がつきます。葉は全体に毛が生え、キクの葉状に深く切れ込みます。見頃は4月下旬まで。
アルポフィルム スピカツム
Arpophyllum spicatum
ラン科(ラン室)
中米原産。直径約8ミリほどの小花を穂状につけます。見頃は4月下旬まで。
ゲラニウム マデレンセ
Geranium maderense
フウロソウ科(冷房室)
マデイラ諸島原産。ゲラニウム属の中では世界最大の大型種。花は直径4センチの赤桃色で、株の真ん中に群がって咲く様は見事です。マデイラ諸島とその周辺にはゲラニウム属の大型種が3種あり、その中でも本種は最も大きくなります。 見頃は4月下旬まで。
マダガスカルジャスミン
Stephanotis floribunda
キョウチクトウ科(ラン室)
マダガスカル原産。モクセイ科であるジャスミンとは違いますが、花の形、香りが似ていることから名付けられました。切り口から白い乳液が出ます。花は純白で芳香があります。見頃は4月中旬まで。
平成25年4月9日(火曜)から工事終了まで
閉鎖エリア:熱帯高山室、砂漠・サバンナ植物室、鉢物展示室、アナナス室、ラン室、中庭
ご理解・ご協力よろしくお願いします。
※工事期間中は、入室料無料
レンギョウ
Forsythia suspensa
モクセイ科(大芝生地北側ほか)
別名でレンギョウウツギ、古名はイタチハゼ、イタチグサなどと呼ばれる中国原産の落葉低木。種小名の"suspensa"は、枝が枝垂れるの意。
ミズバショウ
Lysichiton camtschatcense
サトイモ科(植物生態園)
湿地に自生し、発芽後すぐに真っ白な仏炎苞と呼ばれる苞に包まれた花を咲かせます。特異な仏炎苞の形状は、花に寄ってくる昆虫を内部に閉じ込めることで、滞在時間を長くして受粉の確率を高めていると考えられています。
カタクリ
Erythronium japonicum
ユリ科(植物生態園)
早春に10センチ程度の花茎を伸ばし薄紫色の花を下向きに咲かせることで、春の林床を彩る多年草。この植物の鱗茎から抽出したデンプンを片栗粉として食用利用していましたが、近年は精製量が豊富なジャガイモやサツマイモのデンプン粉が主に利用されているようです。
ユキモチソウ
Arisaema sikokianum
サトイモ科(植物生態園)
四国、東海地方と近畿の一部の林床に自生する多年草。花穂を包み込む仏炎包(ぶつえんほう)の中に、白く餅のように膨らんだものは花序の付属体です。
レブンソウ
Oxytropis megalantha
マメ科(植物生態園)
北海道の礼文島固有種の多年草。海岸近くの礫地や草地に自生します。環境省のリストではIA類(CR)で、絶滅危惧種です。
オオカメノキ
Viburnum furcatum
スイカズラ科(植物生態園)
葉の形から「大亀の木」と称される落葉低木で、日本全国のブナ林や針葉樹林内に自生します。ガクアジサイのように白色の小さな両生花の周りを装飾花が縁取ります。別名の『ムシカリ』は葉によく虫がつくので『虫食われ』が転訛したもの。
ヤマブキ
Kerria japonica
バラ科(植物生態園ほか)
バラ科で本種のみの1属1種の落葉低木。山吹色と呼ばれる濃い黄色の花が特徴で、古くから和歌にも詠まれています。
リキュウバイ
Exochorda racemosa
バラ科(大芝生地ほか)
中国原産の落葉中高木で、4月から5月に梅に似た白い花を咲かせます。和名“利休梅”は侘び茶を大成した茶人「千利休」に因みますが、この植物が日本に渡来したのが明治期とされるため、直接利休と関係はないと考えられます。現在では公園などに修景目的で植栽されます。
‘覆輪一休’
‘鶏の子’
‘沖の石’
‘絞乙女’
‘紅流し’
‘熊谷’
‘緋乙女’
‘富貴媛’
‘有楽’
‘神代椿’
‘酒中花’
‘村娘’
‘淡乙女’
‘菱唐糸’
‘月光’
‘日光’
ツバキ
Camellia japonica cvs.
ツバキ科(椿園ほか)
青森県から九州までの広い範囲で照葉樹林の代表的な樹木であるツバキは、花が美しく有用であるため古くから日本人にとって重要な植物ですが、近世に茶の文化が確立すると「わび、さび」を表す茶花として愛でられ、多くの園芸品種が作出されることとなりました。
‘桜林’
‘ソメイヨシノ’
‘マメザクラ’
‘ミドリザクラ’
‘イトザクラ’
‘ヤエベニシダレ’
‘オオシマザクラ’
‘ヤマザクラ’
‘アメリカ’
サクラ
Cerasus cvs.
バラ科(桜林ほか)
日本の春を代表する花木である桜が各種次々に開花してきています。
アーモンド
Prunus amygdalus
バラ科(四季彩の丘 南入口)
種子が食用になる落葉高木で、紀元前から食用を目的として西アジアを中心に栽培されてきました。現在はアメリカのカリフォルニア州が一大生産地となっています。
花の形はサクラやモモに似ていますが、花径はこれらよりも一回りほど大きいです。果実は熟すと裂開し、中の種子が露出します。この種子の中にある仁をローストしたものが食用になります。
‘ピンクアイ’ 'Pink Eye'
‘オーキントンブルーアイ’ 'Oakington Blue eye'
‘ハミングバード’ 'Humming bird'
‘ホワイトデライト’ 'White delight'
シバザクラ
Phlox subulata cvs.
ハナシノブ科(ユニバーサルガーデンほか)
北アメリカ東部原産で、数多くの園芸品種があります。花の美しいグランドカバープランツ(地被植物)として有名で、主に緑化を目的に全国各地で栽培されています。
四季彩の丘にはシバザクラの園芸品種9種を植栽しており、これから5月中頃にかけて咲き進んでいきます。
プリムラ ウルガリス
Primula vulgaris
サクラソウ科(佐用の庭)
ヨーロッパに広く分布し、レモン色の花を咲かせるサクラソウの仲間です。イギリスでは「プリムローズ」の名で知られ、春を告げる植物の一つとして親しまれています。
シクラメン コウム
Cyclamen coum
ヤブコウジ科(佐用の庭)
トルコからレバノンの林床内に自生する原種のシクラメンです。2センチほどの小さな花を咲かせます。
早生品種・中手品種・晩生品種のチューリップ約80品種43000株が咲き始めました。
チューリップ
Tulipa cvs.
ユリ科(正門前花壇、会館前花壇、洋風庭園、球根ガーデン)
スノーフレーク
Leucojum aestivum cv.
ヒガンバナ科(北山ワイルドガーデン、球根ガーデン)
オーストリア、ハンガリー、ヨーロッパ南部の原産です。1花茎に径1.5センチの花を1~4つけます。姿がスズランに似ていることから俗に「スズランスイセン」ともよばれます。見頃は5月中旬まで。
ヒアシンス
Hyacinthus orientalis cv.
ヒアシンス科(北山ワイルドガーデン、球根ガーデン)
ギリシア、シリア、小アジアなどの地中海沿岸地域に分布しています。径3センチぐらいの漏斗状の花を多数総状につけます。花被は6裂し、裂片が開出してから反転します。見頃は5月上旬まで。
アネモネ ‘デ カーン’
Anemone coronaria ‘DeCaen'
キンポウゲ科(正門前花壇、沈床花壇、北山ワイルドガーデン)
地中海沿岸の原産秋植え球根として切り花、花壇、鉢物に広く栽培されています。花茎は根茎から伸び上がり、1花を頂生します。花色は赤、桃、紫、藍、白など各色があります。見頃は5月上旬まで。
クリスマスローズ (ヘレボルス オリエンタリス)
Helleborus orientalis hyb
キンポウゲ科(北山ワイルドガーデン・洋風庭園)
ギリシャ、トルコなどの原産で耐寒性があります。花色は開花し始めはクリーム色であるが、後に褐色を帯びた黄緑色になり、いくらか下向きに咲きます。北山ワイルドガーデン・洋風庭園にて、他種との交雑による多くの園芸品種をみることができます。見頃は5月上旬まで。
スイセン ‘ラインベルトアーリーセンセーション’
Narcissus 'Rijnveld's Early Sensation'
ヒガンバナ科(球根ガーデン)
中近東から地中海沿岸の原産です。極早生の品種です。ラッパズイセンとよばれ、1茎1花の大輪系で副冠が花弁より長く突出するのが特徴です。見頃は4月下旬まで。
スイセン ‘ガーデンジャイアント’
Narciss ‘Garden Giant’
ヒガンバナ科(北山ワイルドガーデン、球根ガーデン)
地中海沿岸地域に分布しています。大杯ズイセンとよばれ、1茎1花の大輪系で副花冠の長さが花被片の3分の1以上あります。見頃は5月上旬まで。
ムスカリ
Muscari armeniacum
ユリ科(北山ワイルドガーデン、球根ガーデン)
アルメニアおよび西部イランの原産です。花茎は高さ10~20センチになります。総状花序は長楕形で、密に花をつけます。見頃は5月上旬まで。
キンセンカ ‘ドワーフアリスオレンジ’
Calendula officinalis ‘Dwarf Aliceorange’
キク科(沈床花壇)
南ヨーロッパの原産です。耐寒性があり、茎は直立性でよく分枝し、葉は広楕円形です。頭花は径約10センチです。種小名のオフィシナリスは「薬用の」という意味で、その名前の通り、ヨーロッパでは昔から民間薬として利用され、特に殺菌作用に優れるとされていました。見頃は5月上旬まで。
ブルビネラ フロリブンダ
Bulbinella floribunda
ユリ科(北山ワイルドガーデン、四季彩の丘)
南アフリカ原産です。草丈は1メートルくらいになります。花は鮮黄色で、長く直線的な花茎の上端に100輪内外の小さな花を密集してつけます。見頃は5月上旬まで。
4月はハンカチノキです。
3月の答えは「ヨンリンソウ」です。
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