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こちらでは現在見頃の植物を紹介しています。
科名等の変更について(おしらせ)
植物の分類については、分子生物学の発展によって個々の植物のDNA解析が行われるようになりました。その解析結果や、近年の研究に基づく分類体系が世界的に採用されるようになり、当園ホームページ「見ごろの植物情報」の表記につきましても、2011年4月以降は新しい分類体系で表示しています。科名は新科名のみの表示とします。
ホウガンノキ
Couroupita guianensis
サガリバナ科(ジャングルゾ-ン)
南アメリカ原産の高木。花序は長さ60から90センチの総状花序で下垂し、幹あるいは太い枝に直接生じます。花は直径約10センチで、内側は紫色を帯びた紅色、外側は黄色でやや赤色を帯びます。果実は球形で直径約15から20センチになります。見頃は6月下旬まで。
ハメリア パテンス
Hamelia patens
アカネ科(ジャングルゾーン)
フロリダ、西インド諸島からブラジル原産。筒状の花は橙から鮮紅色で枝先に3から5個の花序となって次々咲きます。見頃は7月上旬まで。
ツンベルギア マイソレンシス
Thunbergia mysorensis
キツネノマゴ科(ジャングルゾ-ン)
インド南部原産。10メートル以上に伸びるつる性植物で、花序は40から100センチの長さで垂れ下がります。花は一部赤褐色を帯びた黄色になります。苞も暗赤褐色でつぼみのときから美しく印象的です。見頃は6月下旬まで。
ヤトロファ インテゲリマ
Jatropha integerrima
トウダイグサ科(ジャングルゾーン)
キューバ、西インド諸島原産。高さ2から6メートルになる常緑低木で、枝先に径約3.5センチの濃紅桃色花を数個つけます。和名はテイキンザクラ。見頃は6月下旬まで。
シクンシ
Quisqualis indica
シクンシ科(ジャングルゾ-ン)
熱帯アジア、マレーシアに分布します。琉球諸島に野生化しています。花には芳香があり、咲きはじめは白色、後にピンクから紅色になります。1987年にキューバの植物園より導入しました。見頃は7月中旬まで。
タッカ シャントリエリ
Tacca chantrieri
タシロイモ科(ジャングルゾーン)
インドシナからマレー半島原産。長さ45センチほどの花茎の先端に、コウモリの翼のような苞葉を広げ、その中に暗紫褐色の花をつけます。花の間から垂れる糸状のものは、不稔性の花柄です。英名はBat FlowerやDevil Flower。見頃は7月中旬まで。
ロウソクノキ
Parmentiera cereifera
ノウゼンカズラ科(ジャングルゾーン)
パナマ原産の低から小高木で、高さ5メートルほどになります。花は白色で筒状となり、古い枝に3花または1花のみつきます。果実は約30センチ、なめらかな黄褐色で芳香があります。同属のP.aculeataは果実が食用となります。見頃は6月下旬まで。
ハナチョウジ
Russelia juncea
ゴマノハグサ科(ジャングルゾーン)
メキシコ原産の小低木で、高さ1メートル前後になります。花は赤色の筒状で、長さ2.5から3センチです。見頃は7月上旬まで。
バナナ
Musa acuminata cvs.
バショウ科(熱帯有用作物室)
葉が40枚前後出た後に赤紫色の花房を形成します。花房は下垂して伸び、最初の10段程は子房が発達する雌花群で、その後は中性花または雄性花で子房は発達しません。見頃は6月中旬まで。
コンブレツム グランディフロルム
Combretum grandiflorum
シクンシ科(ジャングルゾーン)
西アフリカ原産。高さ5メートルになるつる性低木で、花は鮮赤色、10センチほどの穂になります。見頃は6月中旬まで。
ヤエサンユウカ
Tabernaemontana divaricata ’Flore Pleno’
キョウチクトウ科(ジャングルゾ-ン)
花は白色で芳香があります。材は香料に利用されています。見頃は6月下旬まで。
植物園会館1階展示室では
第3回夏の洋ラン展を開催しています。
期間は平成24年6月7日から6月11日まで。
京都洋ラン研究会員の入賞作品。
タイサンボク
Magnolia grandiflora
モクレン科(植物園会館前)
北米中南部原産でアメリカ合衆国南部を象徴する花木とも言われる常緑高木。モクレン科の樹木の中でも比較的大形の花を付けることから、公園などの修景樹木としてもよく利用されます。当園では目線の高さで花を観察していただける樹形が自慢です。
センダン
Melia azedarach
センダン科(大芝生地ほか)
比較的成長の早い落葉高木。淡紫色で5弁の花を多数、円錐状に咲かせます。有名な諺「栴檀(せんだん)は双葉より芳し」のセンダンはインド原産の植物であるビャクダン(白檀)のことで、この樹木とは違います。
シナノキ
Tilia japonica
シナノキ科(北山ワイルドガーデン)
日本各地の山地に自生する落葉高木。葉えきから長い柄のある花序に舌状の総包葉が一枚付くことが特徴です。和名のシナは結ぶ・縛るという意味のアイヌ語で、この植物の樹皮の繊維で作るロープに由来するとされます。花は6月いっぱいくらいまで。
スモークツリー
Cotinus coggygria
ウルシ科(桜林西ほか)
南ヨーロッパからヒマラヤ、中国までに分布する雌雄異株の落葉高木。開花後の花穂が煙のように見えるところからスモークツリーやケムリノキなどと呼ばれます。
ヒマラヤヤマボウシ
Cornus capitata
ミズキ科(大芝生地東端)
ヒマラヤ山系から中国にかけて自生する常緑性のヤマボウシ。花はわずかに黄色がかるためキイロヤマボウシやキバナヤマボウシの別名もあります。同じ常緑性ヤマボウシであるC.hongkongensis とは、花色のほか葉裏面が白くざらつきがあることなどで区別できます。
クマノミズキ
Cornus macrophylla
ミズキ科(北山梅林西)
日本各地と朝鮮半島、台湾、中国、ヒマラヤの温帯から暖帯に分布する落葉高木。修景目的で庭園や公園に植栽利用されるほか、古くは材を下駄や箸、玩具などに利用しました。花は6月いっぱいくらいまで。
ヒメフウロ
Geranium robertianum
フウロソウ科(植物生態園)
北半球の温帯域に広く分布しますが、日本では伊吹山や鈴鹿山脈北部の霊仙山、養老山地北部、四国剣山の一部地域のみに自生しています。塩を焼いたときに似た臭気があるため「しおやきそう(塩焼き草)」の別名もあります。
キョウガノコ
Filipendula purpurea
バラ科(植物生態園)
庭園の下草などに植栽利用されることも多い多年草。和名は京鹿子と表し,本種の美しい花序を京染の鹿子絞りに見立てたこ とに由来します。
ホタルブクロ
Campanula punctata
キキョウ科(植物生態園)
北海道西南部から九州、朝鮮・中国の山野に分布する多年草。属名のCampanulaは「小さな鐘」の意味で、特徴的な花の形からきています。
‘ベニヤマアジサイ’
‘白甘茶’
‘富士の滝’
‘クレナイ’
‘紅手毬’
‘東雲(シノノメ)’
‘伊予絞り’
‘クロヒメ’
ヤマアジサイ
Hydrangea serrata cvs.
アジサイ科(アジサイ園ほか)
同じアジサイ科のガクアジサイに似る落葉低木ですが、より小型の花序が特徴です。西日本各地の薄暗い林床や沢沿いに自生 します。アジサイ園及び植物生態園にて多数の品種を観察していただけます。
ただいまリニューアル工事中のため、お客様の立ち入りは禁止されています。
コレオプシス
Coreopsis grandiflora cvs.
キク科(北山ワイルドガーデン)
北アメリカのモンタナ、カンザスなどの中央部から、フロリダ、ニュー・メキシコなどの南部におよんで分布する。頭花は径6から8センチで、全体濃黄色になります。見頃は7月下旬まで。
コレオプシス‘プレスト’
Coreopsis grandiflora ‘Presto’
キク科(北山ワイルドガーデン)
コレオプシス‘ライジングサン’
Coreopsis grandiflora‘Rising Sun’
キク科(北山ワイルドガーデン)
コレオプシス‘ヘリオット’
Coreopsis grandiflora ‘Heliot’
キク科(北山ワイルドガーデン)
上記の3品種は、フロロセレクト(Fleuroselect:欧州花き種苗審査会)の金賞受賞品種であり、外来生物法で栽培や人に譲ること、販売することが禁止されているオオキンケイギク(Coreopsis lanceolata)ではありません。
ハナショウブ園では、約200品種1万株のハナショウブが見頃をむかえようとしています
ハナショウブ‘追風’
Iris ensata cvs.‘Oikaze’
アヤメ科(ハナショウブ園)
見頃は6月下旬まで。
バラ園では、約250品種2000株のバラが見頃をむかえています。見頃は6月下旬までです。
Rose cvs.
バラ科(洋風庭園)
アリウム ギガンテウム
Allium giganteum
ネギ科(北山ワイルドガーデン、沈床花壇)
中央アジアに分布しています。花茎を1.2メートルくらい伸ばし、径12センチくらいになる大きな球状の花序をつけます。見頃は6月中旬まで。
フロックス・ドラモンディー
Phlox drummondii
ハナシノブ科(沈床花壇、北山ワイルドガーデン)
北アメリカに分布します。高さ約50センチになり、腺毛が多いです。葉は卵形~被針形で、長さ3~7.5センチ、茎の上部では互生します。花は径約2.5センチで、散房状の密な集散花序につきます。見頃は6月中旬まで。
クラダンツス
Cladanthus arabicus
キク科(沈床花壇、北山ワイルドガーデン)
モロッコからスペインに分布しています。草丈40~60センチで、茎の頂部に黄色の頭花を1個つけます。頭花は径3~4センチで、すぐ下から分枝するのが特徴です。見頃は6月中旬まで。
フクロナデシコ
Silene pendula cv.
ナデシコ科(北山ワイルドガーデン、沈床花壇)
地中海沿岸地方が原産です。草丈20から30センチくらいで地ぎわからよく分枝して、半球状のコンパクトな草姿となります。花は頂生で、径1.5から2センチくらいのものを集散花序に多数つけます。開花後。萼が袋状にしだいに大きくなって下垂するところから、和名がつけられました。6月上旬まで。
ヒナゲシ
Papaver rhoeas cv.
ケシ科(北山ワイルドガーデン)
ヨーロッパ中部の原産です。草丈約50センチで茎は直上し、まばらに分枝します。葉は羽状中裂。花は径5から7センチあり、基部に黒色斑があります。6月上旬まで。
パパウェル・コンムタツム
Papaver commutatum
ケシ科(北山ワイルドガーデン)
コーカサスから小アジアに分布します。草丈約50センチ。葉は羽状複葉。花弁の基部に黒色の斑紋があります。6月上旬まで。
ジギタリス
Digitalis purpurea cvs.
オオバコ科(北山ワイルドガーデン)
西ヨーロッパから南ヨーロッパ原産。茎の上部の葉は無柄か短い葉柄があります。花冠は長さ5から7.5センチで、内側には白く縁取られた暗紫色の斑点があります。6月上旬まで。
ホワイトレースフラワー
Ammi majus cv.
セリ科(北山ワイルドガーデン)
草丈30から100センチです。葉は1から2、複散形花序は15から60本の総花柄を出し、径6から10センチ、基部に細かく分裂した苞葉があります。小散花序は径1センチ内外で十数個の花があり、この基部にも線状の小苞葉があります。見頃は6月中旬まで。
ニオイヤグルマ
Centaurea moschata
キク科(北山ワイルドガーデン)
草丈は50から80センチくらいです。頭花は径5から6センチくらいで、長い花柄の先端に単生します。小花の花冠は細裂し、周縁の筒状花は大きく、舌状を呈します。見頃は6月中旬まで。
アルゲモネ・アルバ
Argemone alba
ケシ科(北山ワイルドガーデン)
北米西部から南部、さらにメキシコなどに分布します。草丈は約70センチ。葉は羽状に分裂し、強刺があります。花径は約7センチで、雄しべの柱頭の先が赤いのが特徴です。果実は有刺の蒴果です。また茎や葉を傷つけると有毒の黄色い汁を出します。見頃は6月下旬まで。
クロタネソウ
Nigella damascena cv.
キンポウゲ科(北山ワイルドガーデン)
南ヨーロッパの原産。草丈60から80センチくらいです。花は径3から4センチ、糸状に細裂した総苞に包まれます。また種子は香辛料として利用されます。見頃は6月下旬まで。
イベリス・ウンベラタ
Iberis umbellata cv.
アブラナ科(沈床花壇)
スペイン、イタリア原産。草丈30から40センチで、よく分枝します。白花が主なイベリス属には珍しく、本種は桃、淡桃、紫赤色など色彩に富んだ花を散房花序につけます。見頃は6月下旬まで。
6月はトケイソウです。
5月の答えは「2」です。
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文化生活部文化生活総務課 植物園
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