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こちらでは現在見頃の植物を紹介しています。
科名等の変更について(おしらせ)
植物の分類については、分子生物学の発展によって個々の植物のDNA解析が行われるようになりました。その解析結果や、近年の研究に基づく分類体系が世界的に採用されるようになり、当園ホームページ「見ごろの植物情報」の表記につきましても、4月以降は新しい分類体系で表示しています。科名は新科名のみの表示とします。
ツンベルギア マイソレンシス
Thunbergia mysorensis
キツネノマゴ科(ジャングルゾ-ン)
インド南部原産。10メートル以上に伸びるつる性植物で、花序は40から100センチの長さで垂れ下がります。花は一部赤褐色を帯びた黄色になります。苞も暗赤褐色でつぼみのときから美しく印象的です。見頃は9月中旬まで。
ツンベルギア バッティスコムベイ
Thunbergia battiscombei
キツネノマゴ科(ジャングルゾーン)
熱帯アフリカ原産。花は濃青色で、中心が黄色となります。見頃は8月上旬まで。
ヘリコニア ロストラタ
Heliconia rostrata
オウムバナ科(ジャングルゾーン)
アルゼンチン、ペルー原産。赤と黄色の苞を2列につけた花序が垂れ下がります。見頃は9月中旬まで。
フウリンブッソウゲ
Hibiscus schizopetalus
アオイ科(ジャングルゾーン)
アフリカ、ザンジバル島原産。花弁は5つで弁縁はサンゴ状に深裂します。花が垂れるタイプのハイビスカスの育種親と考えられています。見頃は9月下旬まで。
クレロデンドルム パニクラツム ‘アルブム’
Clerodendrum paniculatum ‘Album’
シソ科(ジャングルゾーン)
基本種は東南アジア原産。高さ1から2メートルになる低木で、茎頂から伸びる花序に白色の小さな花を多数つけます。見頃は8月下旬まで。
レンブ(果実)
Syzygium samarangense
フトモモ科(熱帯有用作物室)
熱帯アジア原産の常緑小高木。花の直径は3センチ程で、4枚の白い花弁の中心から無数の雄しべが放射状に広がります。 花後の果実は直径5センチ程度の洋梨型で、乳白色から紅色で表面には光沢があります。見頃は9月上旬まで。
アリストロキア サルバドレンシス
Aristolochia salvadorensis
ウマノスズクサ科(冷房室)
中米原産。A. arborea、A. tricaudataとともに灌木状になるタイプで、A. arboreaのシノニム(同一植物を指す別の学名)とされることもありますが、花は明らかに違います。見頃は9月下旬まで。
ヒメノカリス スペキオサ
Hymenocallis speciosa
ヒガンバナ科(ジャングルゾーン)
西インド諸島原産。花は白色で直径約20センチ、バニラに似た強い芳香があります。花の形からスパイダー・リリー(spider lily)やササガニユリ(笹蟹百合)とも呼ばれています。見頃は8月下旬まで。
グラマトフィルム スペキオスム
Grammatophyllum speciosum
ラン科(ラン室)
ミャンマー、タイ、ベトナム、マレーシア、インドネシア、フィリピン、ニューギニア原産。ラン科最大の種類です。本個体は白色地の花弁に赤褐色の斑点が多く入るタイプで、フィリピンから導入されたものです。見頃は9月下旬まで。
バオバブ
Adansonia digitata
アオイ科(砂漠サバンナ室)
アフリカのサバンナ地域に広く分布。今年は二十数個の蕾が確認できました。花は白色で夜に開花し、翌日の午前中でしおれてしまいます。見頃は9月中旬まで。
クリヌム ゼイラニクム
Crinum zeylanicum
ヒガンバナ科 (鉢物展示室)
セイシェル、インド、スリランカ原産。英名はMilk-and-Wine-Lilyで、花は白色地に赤色の筋が入ります。見頃は8月下旬まで。
サルスベリ
Lagerstroemia indica
ミソハギ科(桜林西ほか)
花木の少ない夏を代表する中国南部原産の落葉高木。古い樹皮のコルク層が剥がれ落ちすべすべした触感の幹肌が特徴で、このことから木登りの得意な猿でも滑り落ちそうだというのが和名の由来です。円錐花序に咲く花の形も特徴的で近寄って観察すると複雑な形がよくわかります。8月下旬まで。
キョウチクトウ
Nerium oleander
キョウチクトウ科(桜林西ほか)
インド原産で中国には明の時代、日本には江戸時代中期に渡来したと伝わる常緑の小高木です。和名は夾竹桃と表し、葉が竹に似て花は桃に似ているという形質の特徴から付いたものとされます。花の少なくなる夏季に長く咲くことから修景木として公園や庭園、緑地などによく植栽されますが有毒植物でもあります。8月下旬まで。
ムクゲ‘宋旦’
Hibiscus syriacus ‘Soutan’
アオイ科(桜品種見本園前)
ムクゲは中国原産とされ、日本にも野生しますが真の自生か帰化したものか明らかでないとされます。江戸時代から園芸品種が育成され『本草図譜』(1828)にも多数の花が掲載されているほか欧米でも多くの園芸品種が作出されました。一日花ですが次々に花をつけていき長く鑑賞できます。本種‘白祇園守’は内弁が小さくその数が比較的少ない半八重咲きタイプの園芸品種です。8月中旬まで。
ムクゲ‘日の丸’
Hibiscus syriacus ‘Hinomaru’
ムクゲ‘耳原花笠’
Hibiscus syriacus ‘Mimihara-Hanagasa’
ムクゲ‘パープルルージュ’
Hibiscus syriacus ‘Purple Rouge’
ムクゲ‘紅孔雀’
Hibiscus syriacus ‘Benikujaku’
キキョウ
Platycodon grandiflorus
キキョウ科(植物生態園)
日当たりのいい山野に自生する多年草。万葉の頃より「アサガオ」の名で秋の七草のひとつに詠まれるほどなじみ深い野草ですが、野生のものは少なくなり絶滅危惧種に指定されています。根を水洗いし乾燥したものが漢方の「桔梗根」で、咳や痰、気管支炎、鎮痛、鎮静、解熱効果など薬用利用されます。8月中旬まで。
ヒオウギ
Belamcanda chinensis
アヤメ科(植物生態園)
茎は高さ50から120センチになり、その下方に長さが30から5センチほどの広剣状の扁平な葉を扇形に付けることからこの和名で呼ばれます。種子は光沢のある球状になり「うば玉」や「ぬば玉」と呼ばれます。8月中旬まで。
ナツズイセン
Lycoris squamigera
ヒガンバナ科(植物生態園)
秋の田園風景を彩るヒガンバナ(彼岸花)と同属の植物で、春にスイセンに似た葉を伸ばしますが夏にはこれが枯れ、そのあとに花茎が上がり花をつけます。腫れ物などに効く薬用植物として利用されますが同時に有毒植物でもあります。8月下旬まで。
サワギキョウ
Lobelia sessilifolia
キキョウ科(植物生態園)
日本全土から朝鮮半島、中国の北部に自生する水辺の多年草。茎の高さは50から100センチになります。夏に濃紫色の深く5裂した唇形の花を茎の上部に総状に咲かせます。有毒植物です。8月中旬まで。
カノコユリ
Lilium speciosum
ユリ科(植物生態園)
花被片上の紅色斑点が鹿の子絞り模様に似ることからこの和名で呼ばれます。九州、四国のほか台湾、中国にも分布します。かつて欧米に紹介されて以来、海外でも非常に人気があり輸出もされています。庭植えのほか切り花やコサージュなどにも用いられます。8月中旬まで。
フシグロセンノウ
Lychnis miqueliana
ナデシコ科(植物生態園)
日本全国山地の林床や沢筋などに自生する多年草。茎高が100センチほどになりますが、この節が暗赤色を帯びるのでこの和名となりました。8月下旬まで。
宿根草有用植物園は7月11日(月曜)からリニューアル工事準備のため全面閉鎖とさせていただきます。
旧巨椋池由来の品種約30鉢などおよそ100鉢のハスが見頃を迎えています。写真は毎葉蓮(まいようれん)
ハゲイトウ ‘アーリースプレンダー’
Amaranthus tricolor‘Early-Splendor ’
ヒユ科
ハゲイトウはヒユ科の一年草。日本には明治後期に渡来し、花壇の背景、農家の庭先を飾る植物として、広く栽培されています。
主に食用品種をヒユ(莧)とも呼ぶが、アマランサスの食用品種を総称的に呼ぶこともあります。見頃は8月中旬まで
ウモウケイトウ ‘キャッスルスカーレット’
Celosia cristata var. plomosa‘Castle-Scarlet’
ヒユ科
ヒユ科ケイトウ属の非耐寒性1年草。茎の先に帯化した穂状花序をつけ、花序の下方に赤色の小花を密生させます。雄しべは5本。子房には1本の長い花柱があり、子房中には3~5個の黒色の種子が含まれます。園芸品種には黄色や白色のものもあります。見頃は9月中旬まで
センニチコウ
Comphrena globosa cvs
ヒユ科
センニチコウは、ヒユ科の春播き一年草です。園芸植物として栽培されています。草丈は50cmくらい、近縁種のキバナセンニチコウでは1m近くになり、よく分枝し、葉は対生し、細長く、白みを帯びていて、全草に粗い毛が生えています。見頃は8月下旬まで
トウガラシ
Capsicum annuum cvs
ナス科
トウガラシは、ナス科トウガラシ属の多年草ですが、日本では冬の寒さで枯れてしまうので、一年草として扱います。 果実は上向きで コンパクト、非常にまとまりがよいです。 見頃は10月中旬まで
クレオメ
Cleome hassleriana
フウチョウソウ科(正門前花壇、北山ワイルドガーデン)
熱帯アメリカ原産の一年草で、日本では明治時代の始めに渡来し、夏花壇の草花として、ふつうに栽培される。茎は高さ80~100センチで直立し、長い柄のある4弁花を咲かせ、チョウが舞う姿を連想させる。花は次々と咲き、1花は2日ほどでしおれる。見頃は9月下旬まで。
フウセンカズラ
Cardiopermum halicacabum
ムクロジ科(北山ワイルドガーデン)
北アメリカ南部原産のつる性一年草。高さ3メートルくらいになり、茎は細い。淡緑白色をした径3~5ミリくらいの小さな花をまばらに少数つける。見頃は9月上旬まで。
8月はバオバブです。
7月の答えは「ゴッホ」です。
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