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こちらでは、現在見頃の植物を紹介しています
ツンベルギア マイソレンシス
Thunbergia mysorensis
キツネノマゴ科 (ジャングルゾ-ン)
インド南部原産。花は腋生または頂生で、長さ40から100センチの総状花序を下垂します。花冠裂片は暗赤褐色で、基部は濃黄色、大きく開いた花筒内部は濃黄色になります。苞(ほう)も暗赤褐色でつぼみのときから美しく印象的です。
コンロンカ
Mussaenda parviflora
アカネ科 (ジャングルゾーン)
種子島、屋久島、沖縄、台湾に分布します。半つる性の常緑低木で高さ1から3メートルくらいになります。ツル状に伸びた枝は非常に長くなります。本属の植物は約200種類あり、主に熱帯アジア、熱帯アフリカ、太平洋諸島に分布しています。東南アジアやハワイなどの熱帯地方では街路樹や庭木として利用されています。
ヘリコニア ヴァグネリアナ
Heliconia wagneriana
バショウ科
(ジャングルゾ-ン)
咲き始めてきました。中央から南アメリカ原産で、特に日当たりのよい水辺に自生します。
バナナと同じバショウ科です。鮮やかな赤い色をした部分は苞とよばれ、その中に小さな花があります。
ムユウジュ
Saraca indica
マメ科 (ジャングルゾーン)
花は橙色で芳香があります。仏教三霊樹の一つで、お釈迦様の母君摩耶(まや)夫人がこの花に触れようとした時、お釈迦様が右脇腹から歩み出て「天上天下唯我独尊」と唱えたと伝えられています。インド、タイ、ミャンマーの寺院ではムユウジュの並木が多く見られます。サンスクリット語ではasokaといわれます。意味は無憂で、和名のムユウジュ(無憂樹)はここからくるといわれます。
ジェイドバイン
Strongylodon macrobotrys
マメ科(ジャングルゾ-ン)
今年は少ないですが、咲いています。ジェイドバインは1974年に新宿御苑にハワイから日本で初めて導入されてました。1976年に熱川バナナワニ園に、1979年には東大小石川植物園にシンガポールから導入、さらに1984年に京都府立植物園、名古屋の東山植物園に導入されました。
1989年に国立科学博物館筑波実験植物園によって人工授粉が成功しました。
ウナズキヒメフヨウ
Malvaviscus arboreus var. mexicanus
アオイ科 (ジャングルゾーン)
メキシコからコロンビアにかけて分布します。花弁は開かない状態で終わってしまいます。つぼみは上向きですが下向きに垂れて咲くことから「ウナズキヒメフヨウ」と呼ばれます。
マンゴー
Mangifera indica
ウルシ科 (熱帯有用作物室)
原産地は北部インドからマレーシアにかけての広い地帯と考えられています。それぞれの地域に野生型のものがあり、それらが発達して現在の園芸品種が作り出されています。ひとつの花序に数百を超す小さな花があります。しかし、実際果実として成熟するのはそのうち1から2パーセントです。
カカオ(果実)
Theobroma cacao
アオギリ科 (熱帯有用作物室)
当園で管理している自然条件下では結実しないため、人工交配をしています。
種子を炒って粉末にして砂糖、香料等を混ぜ、圧して固めたものがチョコレートで、粉末を圧搾して脂分を除いたものがココアです。
デンドロビウム スマイリアエ
Dendrobium smilliae
ラン科 (冷房室)
ニューギニア、オーストラリア原産。落葉した茎の先端に花が咲きます。
バオバブ(果実)
Adansonia digitata
パンヤ科 (砂漠サバンナ室)
果実の長さは大きいもので20センチ以上あります。直径は10センチ以上あります。同じ木の花粉では結実しないので、新潟県立植物園で開花しているバオバブの花粉をいただいて人工授粉しています。種子の周りのパルプ質は糖分が40%以上含まれ、そのままお菓子として食べられます。口に入れると甘酸っぱくラムネに似た味がします。水に溶かして清涼飲料水としても飲まれます。種子からは油が取れ、マダガスカルでは工場で搾られ、石鹸などが作られています。種子は生食ではなく、煮たり発酵させたりして食べます。
鉢物展示室ではフクシア、シクラメン、クンシラン、ラケナリアを展示しています。
バニラ
Vanilla planifolia
ラン科 (ラン室)
例年は4月ごろ開花するのですが、今年は非常に早い時期からの開花です。メキシコ南部と西インド諸島原産。香料植物として世界の熱帯地域で大量に栽培されています。花は短命で、天気の良い日では午前中にしぼんでしまいます。曇りもしくは雨の日は夕方まで咲いていることがあります。果実は肉質でさや状になり、長さ30センチ近くなるものもあります。果実を発酵させ香料となるビーンズを作ります。
グレヴィレア ’プーリンダ エレガンス’
Grevillea ’Poorinda Elegance’
ヤマモガシ科 (中庭)
オーストラリアの、ビクトリア州出身のホッジ(L. Hodge)氏作出による園芸品種で、所有地の名であるPoorindaを冠しています。グレヴィレア属は約250種が知られていますがその大部分がオーストラリア南西部に分布します。
テロペア ’シェイディ レディー’
Telopea ’Shady Lady’
ヤマモガシ科 (中庭)
属名はギリシア語telopos(遠くから見える)に由来し、赤い花が目立つことにちなむそうです。オーストラリア東部を代表する花木で数種が知られています。切り花にしても長持ちします。花は管状で細長く、開花すると花柱が外に突出します。総苞はその下にあります。
ノアザミ
Cirsium japonicum
キク科
本州以南の田んぼの畦などによく生えます。春から初夏にかけて咲きます。
ウラシマソウ
Arisaema urashima
サトイモ科 (植物生態園)
コンロンソウ
Cardamine leucantha
アブラナ科 (植物生態園)
ドウダンツツジ
Enkianthus perulatus
ツツジ科 (植物生態園)
ミツバウツギ
Staphylea bumalda
ミツバウツギ科 (植物生態園)
ユズリハ
Daphniphyllun macropodum
トウダイグサ科 (植物園会館前)
ローズマリー ’プロストラータス’
Rosmarinus officinalis ’Prostratus’
シソ科
ボリジ
Borago officinalis
ムラサキ科
ヨーロッパ南部原産。古代ギリシア時代から、葉を、酒などの飲み物に入れて飲むと元気になるとされていました。
タチテンモンドウ
Asparagus pygmaeus
ユリ科
テンモンドウを漢字では「天門冬」と書きます。アスパラガスの仲間です。南アフリカ原産。
トキワナズナ
Iberis sempervirens
アブラナ科
ギリシア、西南アジア原産。 草丈は膝の高さより低く、グランドカバープランツ(地被植物)として利用すると、春、花の少ない時期に明るい白花が楽しめて面白いと思います。
アジュガ レプタンス
Ajuga reptans
シソ科
ヨーロッパ原産
ゲウム キロエンセ
Geum chiloense
バラ科
チリ原産
ニオイイリス
Iris florentina
アヤメ科
ヨーロッパ南部、アフリカ北西部原産。 開花したばかりです。しばらく良い香りをお楽しみ頂けます。
モロッコナズナ
Aethionema grandiflorum
アブラナ科
小アジア原産。水はけの良いところを好みます。耐寒性は強く、挿し芽で容易に殖やせます。
チューリップ ’クンフー’
Tulipa ’Kung Fu’
ユリ科 (洋風庭園)
現在、早咲き品種が咲いている状態です。
ムスカリ
Muscari armeniacum ‘Cantab’
ユリ科 (北山ワイルドガーデン西側ケヤキ下)
北山ワイルドガーデン西側ケヤキ下ではチューリップが見頃です。
パンジー
Viola ×wittrockiana cv.
スミレ科 (北山ワイルドガーデン)
北山 ワイルドガーデンではパンジーの品種見本が見頃です。
パンジー ‘キャッツホワイト’
Viola cv.
スミレ科(北山ワイルドガーデン)
パンジー ‘ハロウィン’
Viola cv.
スミレ科 (北山ワイルドガーデン)
パンジー ‘ビンゴ ブルーフロスト’
Viola cv.
スミレ科 (北山ワイルドガーデン)
パンジー ‘パンドラ イングランドワイン’
Viola cv.
スミレ科 (北山ワイルドガーデン)
エンドウ(ツタンカーメンのエンドウ)
Psium sativum cv.
マメ科 (北山ワイルドガーデン)
アルメリア ‘バレリーナ ホワイト’
Armeria cv.
イソマツ科 (北山ワイルドガーデン)
フロロセレクト(欧州草花新品種審査協会 2009年 金賞受賞品種)
北山門前では早春の草花展で使った屋形に鉢物を組み合わせて通り抜けの出来るディスプレイがあります。ベンチもあり、花を眺めながらほっこり出来ます。
4月はサクラ・チューリップです。
お問い合わせ
文化生活部文化生活総務課 植物園
京都市左京区下鴨半木町
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ファックス:075-701-0142