ここから本文です。
メディニラ マグニフィカ
Medinilla magnifica
ノボタン科 (ジャングルゾ-ン)
フィリピン原産。開花期は夏ごろです。花序は30センチまで。長さ10センチくらいの桃色の苞の下に小さな花が咲きます。
ヘリコニア ヴァグネリアナ
Heliconia wagneriana
バショウ科 (ジャングルゾ-ン)
中央、南アメリカ原産で、特に日当たりのよい水辺に自生します。
バナナと同じバショウ科です。鮮やかな赤い色をした部分は苞とよばれ、その中に小さな花があります。
ナンバンサイカチ
Cassia fistula
マメ科 (ジャングルゾ-ン)
少し高い位置で咲いています。見上げてください。英名はGoldenshower(ゴールデンシャワー)Cassia属の中で最も美しい花木といわれます。熱帯、亜熱帯に広く植えられます。原産地は不明です。九州南端でも越冬可能です。果肉を下剤として利用します。
イエライシャン
Telosma cordata
ガガイモ科 (ジャングルゾ-ン)
今年の初花です。これからどんどん咲いてくると予想しています。漢字で表記すると、夜来香。開花すると芳香があります。中国南部で栽培され歌謡曲に歌われて特に有名になりました。実際は昼間もよく香ります。香水を採ったりスープに花を散らしたりもします。ナス科の夜香木(Cestrum nocturnum)やリュウゼツラン科のチューベローズ(月下香:Polianthes tuberosa)をイエライシャンと混同している事例も見受けられますが、いずれも花の香りのよい別の植物です。
ムサ ロサケア
Musa rosacea
バショウ科
(ジャングルゾ-ン)
雄花序の苞が桃色で美しい、観賞用のバナナです。食用になるバナナと違い、花序が直立します。
パキラ アクアティカ果実
Pachira aquatica
パンヤ科
(熱帯有用作物室)
メキシコ南部からブラジル、ペルーに分布します。高さ5メートルから20メートルになる高木です。花は早朝に開花し芳香があります。果実の中に入っている種子は直径1から2センチの球形で焼くと栗のような味で食べられます。中国名は瓜栗というそうです。由来は分かりませんが、味と関係あるのかもしれません。
アデニア ペリエリ
Adenia perrieri
トケイソウ科 (砂漠サバンナ室)
マダガスカル原産。ツルが温室の高い位置まで登っており、花も上のほうにあります。花をじっくり観察するのは難しい状態です。ホームページの写真をご覧ください。
タイガーオーキッド
(グランマトフィルム・スペキオスム)
Grammatophyllum speciosum (砂漠サバンナ室)
タイガーオーキッドと呼ばれているはミャンマー、タイ、ベトナム、マレーシア、インドネシア、フィリピン、ニューギニアに広く分布しています。草姿が3メートル以上にもなる世界で一番大きなランで、1851年にロンドンのクリスタルパレスに展示された株は2トン近くあったといわれています。直径10センチぐらいの花には、黄緑色地に褐色の斑点があり、トラの縞模様に似ているところから、タイガーオーキッドと呼ばれています。
株が大きくならないと咲かないので、日本では開花しにくいランのひとつです。花茎が6本上がっています。タイガース優勝の前祝いでしょうか?
ソーセージノキ
Kigelia pinnata
ノウゼンカズラ科 (ラン室)
ソーセージにそっくりの果実を垂らすことからソーセージノキと名付けられています。果肉は硬く繊維質で種子は食用にされることもあります。ゾウ、サイなど大型の哺乳動物が果実を食べて種子を散布します。開花は夜で、朝には落ちてしまうため、開花中の花をご覧いただくことはできません。果実を楽しみにお待ちください。
チユウキンレン
Musella lasiocarpa
バショウ科 (中庭、温室入口前庭)
黄色く花のように見える部分は苞と呼ばれます。苞の部分がハスの花のように見えることから、中国名地湧金蓮、すなわち地面から現れる金色のハスと名づけられました。中国南部からインドシナ半島の標高1000から2500メートルの山の斜面に分布します。中国の雲南省では農家の生垣に植えられたり、地下茎や偽茎が豚の餌にされたりします。
サンゴシトウ
Erythrina ×bidwillii
マメ科 (中庭)
Erythrina herbaceaとアメリカデイゴを交配して作られたものです。今満開で非常に見事です。
ホタルブクロ
Campanula punctata
キキョウ科 (植物生態園)
クロバナヒキオコシ
Plectranthus trichocarpus
シソ科 (植物生態園)
ノカンゾウ
Hemerocallis longituba
ユリ科 (植物生態園)
アジサイ ’トーマス ホッグ’
Hydrangea macrophylla ’Thomas Hogg’
ユキノシタ科 (あじさい園)
アジサイ ’ロシタ’
Hydrangea macrophylla ’Rosita’
ユキノシタ科 (あじさい園)
アジサイ ’ロゼア’
Hydrangea macrophylla ’Rosea’
ユキノシタ科 (あじさい園)
アジサイ ’グレイス ウッド’
Hydrangea macrophylla ’Grace Wood’
ユキノシタ科 (あじさい園)
ヤマモモソウ
Gaura lindheimeri
アカバナ科 (宿根草・有用植物園)
北米のテキサス、ルイジアナ原産。白い蝶々が逆さを向いて飛んでいるように見えます。別名、ハクチョウソウ(白蝶草)と呼ばれます。 桃花種も植栽しています。
アーティチョーク
Cynara scolymus
キク科 (宿根草・有用植物園)
地中海西部原産。蕾が食用になるアーティチョークの花が咲きました。咲いてしまうとハーブ(食材)としての価値はなくなりますが、目映いばかりの大きな大きな紫の花には驚愕します。
ユウガオ
Lagenaria siceraria var. hispida
ウリ科 (宿根草・有用植物園)
北アフリカ、アジア熱帯原産。平安時代の頃に、中国経由で伝来しました。夕暮れ時に開花し翌日しぼむ一日花。株全体に粗い毛があります。ヒョウタン(Lagenaria siceraria var. gourda)とは同種で別変異。果実は円柱状のもの(ナガユウガオ)、丸い球形状のもの(マルユウガオ)があります。植栽種は球形の大きい果実(完熟時果実断面の直径30から40センチ)を8月頃実らせます。源氏物語に登場します。(4帖夕顔)
メラレウカ属の一種
Melaleuca sp.
フトモモ科 (宿根草・有用植物園)
オーストラリア等オセアニア原産。赤いブラシ状の花が咲き始めました。高温、多湿に弱く、近畿地方平坦地での栽培はやや難しい植物です。
アカンサス モリス
Acanthus mollis
キツネノマゴ科 (宿根草・有用植物園)
地中海沿岸原産。姿、形は、古代ギリシア時代の建築様式(コリント様式)のモチーフとなっています。
キバナノコギリソウ
Achillea filipendulina
キク科 (宿根草・有用植物園)
コーカサス地方、イラン、アフガニスタン原産。黄色の散房花序の花が宙に浮かんでいるようです。
ルリギク(ストケシア・ラエビス)園芸品種
Stokesia laevis cvs.
(青花)’ブルースター’ ’Blue Star’
(白花)’アルバ’ ’Alba’
キク科 (宿根草・有用植物園)
原種は北米南西部原産。ヤグルマギクを一回り大きくしたような美しい花です。低い草丈で雨風で倒れにくく、耐寒、耐暑性に優れた宿根草です。
ベニバナ
Carthamus tinctorius
キク科(宿根草・有用植物園)
エジプト付近原産。日本には4、5世紀頃に渡来。明治時代に化学染料が普及するまでは、関東以北で広く栽培されていました。源氏物語に登場。6帖末摘花(すえつむはな)
ヘメロカリス 園芸種 Hemerocallis cvs.
(橙花)Hemerocallis ’Gauguin’
(淡黄花)Hemerocallis ’Pa’
(赤花)Hemerocallis ’Kings Cloak’
ユリ科 (宿根草・有用植物園)
薬草のノカンゾウと同属のヘメロカリスの園芸品種。ノカンゾウも現在、植物生態園、宿根草・有用植物園で咲いています。
リスルム・アラツム
Lythrum alatum
ミソハギ科 (宿根草・有用植物園)
北米中東部原産。日本の湿地に自生するミソハギと同属ですが、本種は乾燥地でも旺盛な生育を示します。
温帯(耐寒性)スイレン園芸品種
Nymphaea cvs.
スイレン科 (宿根草・有用植物園)
日本の気候で越冬可能な耐寒性のスイレンの園芸品種です。
タチアオイ
Alcea rosea cv.
アオイ科
(北山ワイルドガーデン)
ラグルス
Lagurus ovatus
イネ科 (北山ワイルドガーデン)
ウモウケイトウ
Celosia cristata var. plumosa cv.
ヒユ科
(北山ワイルドガーデン)
ルドベキア ’チェロッキーサンセット’
Rudbeckia hirta ’Cherokee Sunset’
キク科
(北山ワイルドガーデン)
ルドベキア ’マヤ’
Rudbeckia hirta ’Maya’
キク科
(北山ワイルドガーデン)
6月はアジサイです。
お問い合わせ
文化生活部文化生活総務課 植物園
京都市左京区下鴨半木町
電話番号:075-701-0141
ファックス:075-701-0142