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正門から東へ広がる洋風庭園は、西洋シャクナゲ園、ばら園、沈床花壇からなる庭園で、美しい景観を生み出しています。
ここでは、四季の草花、約320品種1400株のバラ、ツツジなどの花木、ヒマラヤスギ、カイヅカイブキなどの針葉樹を左右対称の幾何学模様に配し、明るい洋風の雰囲気を演出しています。
沈床花壇とは、周囲より一段低くなった部分を中心に草木を配置した西洋庭園の一様式です。周囲との高低差を活かし、ガーデン全体を俯瞰的に観覧できます。
当園の沈床花壇は、中心に円錐形に吹き上げる噴水を配し、周囲に四季の草花、境界にキリシマツツジなどを配置しています。カスケード(小滝)を配した階段からの眺めは絵画を思わせます。世界的な植物の審査団体(AAS、FS)に認められた園芸植物を展示する希少な庭園でもあります。
【AAS(All-America Selections):全米審査会】
花や野菜の優良新品種の選定や普及、育成者の権利保護を目的に、1932年にアメリカで発足した非営利機関。
審査会に出品された新品種は北米の40か所以上の圃場で比較栽培され、優秀なものに金賞が授与される。
受賞品種は世界192か所で展示され、本園もそのひとつ。
【FS(Fleuroselect):欧州花き種苗審査会】
花の新品種開発振興や育成者の権利保護を目的に、1970年に設立された国際的非営利機関。
毎年行われる審査会には多数の新品種が出品され、特に優れたものにはゴールドメダルが贈られる。
受賞品種は世界53か所で展示され、本園はアジアに3か所ある展示場所のひとつ。
アンネのバラと比叡山
ヒマラヤスギ
沈床花壇
お問い合わせ
文化生活部文化生活総務課 植物園
京都市左京区下鴨半木町
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