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こちらでは、現在、見頃の植物を紹介しています。
冬季の入念な土作りの成果もあり、ボリュームある株には沢山の花がつきました。花色も一際鮮やかに映ります。五月一杯は良い状態でお楽しみ頂けます。(写真のように、バラ園からは比叡山頂がくっきりと望まれます。園長曰く、抜群のView Point!)
広大な洋風庭園に約300品種、2000株を植栽展示しています。 バラ園芸品種 Rosa cvs. バラ科
系統表記の意味:
HT系=ハイブリッド・ティー(モダンローズ、四季咲き大輪)
F系=フロリバンダ(モダンローズ、四季咲き中輪)
CL系=クライミング(モダンローズ、つる性)
Eng系=イングリッシュ(1961年に英国で交配開始。オールドローズの良さを引き継ぐ。四季咲き)
’ガルテンツァウベル 84’ ’Gartenzauber 84’
1984年ドイツ作出 F系
’ダブリンベイ’ ’Dublin Bay’
1974年ニュージーランド作出 CL系
’アビゲイル’ ’Abigaile’
1988年ドイツ作出 F系
’プリンセス チチブ’ ’Princess Chichibu’
1972年イギリス作出 F系
’スペクトラ’ ’Spectra’
1983年フランス作出 CL系
’チンチン’ ’Tchintchin’
1978年フランス作出 F系
’コンチェルティーノ’ ’Concertino’
1976年フランス作出 F系
’ペルニール ポールセン’ ’Pernille Poulsen’
1965年デンマーク作出 F系
’チャールストン’ ’Charle-ston’
1963年フランス作出 F系
’たそがれ’ ’Tasogare’
1972年日本作出 F系
’ゴールドバニー’ ’Gold Bunny’
1978年フランス作出 F系
’円山’ ’Maruyama’
1984年日本作出 HT系
’都大路’ ’Miyako-Oji’
1988年日本作出 HT系
’宇多野’ ’Utano’
1985年日本作出 HT系
’夢’ ’Yume’
1994年日本作出 HT系
’ウィミィ’ ’Wimi’
1983年ドイツ作出 HT系
’マリーローズ’ ’Mary Rose’
1983年イギリス作出 Eng系
’マサコ’ ’Masako’
1994年イギリス作出 Eng系
エキウム・ウィルドプレッティ
Echium wildpretii
ムラサキ科 (洋風庭園)
カナリア諸島原産。この植物については、京都府立植物園 植物園よもやま話 に逸話が記載されています。ぜひお立ち寄りください。
カスミソウ
Gypsophila elegans cv.
ナデシコ科 (沈床花壇)
白花が煙のようにわきあがっています。
ネモフィラ(ルリカラクサ)
Nemophila menziesii
ハゼリソウ科 (沈床花壇他)
明るい青色の花が、五月の日差しを受け輝きます。
ハナワギク
Chrysanthemum catrinatum cv.
キク科 (沈床花壇)
パパウェル・コンムタツム
Papaver commutatum cv.
ケシ科 (北山ワイルドガーデン)
濃い赤に、黒い斑点。
ラグルス
Lagurus ovatus
イネ科 (北山ワイルドガーデン)
薄緑色の穂は見た目も触り心地もやさしく、癒し系です。
レプトシフォン
Gilia lutea
ハナシノブ科 (洋風庭園)
キンセンカ
Calendula officinalis cv.
キク科 (洋風庭園他)
キンギョソウ
Antirrhinum majus cv.
ゴマノハグサ科 (洋風庭園他)
テコマンテ・ベヌスタ (果実)
Tecomanthe venusta
ノウゼンカズラ科
(ジャングルゾーン)
初めて結実しました。現在長さ10センチくらいになっています
アリストロキア・グランディフロラ
Aristolochia grandiflora
ウマノスズクサ科
(ジャングルゾーン)
ひとつの花の開花期間は2日ですがつぼみがたくさんあるので、しばらく楽しめそうです。
ジェイドバイン
Strongylodon macrobotrys
マメ科
(ジャングルゾ-ン)
例年だと連休頃で花はおしまいなのですが、今年は4月に寒い時期があったせいか、まだ小さな花芽があります。ひょっとすると6月にまだ咲いているかも!
パンノキ雄花序
Atrocarpus altilis
クワ科
(熱帯有用作物室)
パンノキが開花しています。通路から見上げると、いくつか花序が確認できます。
アイラトビカズラ
Mucuna sempervirens
マメ科
(中庭)
ひっそりと咲いています。冷房室側なので垂れ下がっているツルのすき間から奥をのぞいてみてください。
ヤマボウシ
Cornus kousa
ミズキ科 (植物生態園)
中央の緑の丸いものは花の集まりです。白く花弁のように見えるのは葉が変化した総苞片(そうほうへん)で、先が尖っています。
ズイナ
Itea japonica
ユキノシタ科 (植物生態園)
「ヨメナノキ」という別名があります。本種は日本固有種ですが、同属のコバノズイナは北米原産の樹木です。
コアジサイ
Hydrangea hirta
ユキノシタ科 (植物生態園)
写真は咲き始めの状態です。鼻を近づけると少し芳香があります。
ヤマオダマキ
Aquilegia buergeriana
キンポウゲ科 (植物生態園)
花弁の後ろに距(きょ)という突き出たものがあり、内側に曲がります。
アメリカシャクナゲ(カルミア)
Kalmia latifolia
ツツジ科 (洋風庭園)
北米原産のツツジの仲間です。葯が花弁のポケットに収納されていて、ある時期になると 雄しべが飛び出します。蕾はまるで金平糖のようです。
クレマチス・ラヌギノーサ ’江戸紫’
Clematis lanuginosa ’Edomurasaki’
キンポウゲ科
(宿根草有用植物園)
原種のラヌギノーサは中国原産。濃い紫の大輪の花。
クレマチス・ジャックマニー
Clematis × jackmanii
キンポウゲ科
(宿根草有用植物園)
ジャックマニー系とは、ヨーロッパ原産のビチセラとアジア原産のカザグルマとの交配により作出された系統です。
クレマチス・ラヌギノーサ ’ブルーキング’
Clematis lanuginosa ’Blue King’
キンポウゲ科
(宿根草有用植物園)
大輪の花が沢山つきました。 よく絵を書かれています。
コウホネ
Nuphar japonicum
アヤメ科
(宿根草有用植物園)
日本列島、朝鮮半島の池や沼に自生。漢字で書くと「河骨」。水底をはうように伸びる茎が白い骨に見えることから。同属のオゼコウホネやネムロコウホネなどは環境省により絶滅危惧二類に指定されています。
マリアアザミ
Silybum marianum
キク科
(宿根草有用植物園)
地中海沿岸原産。聖母マリア様の持つミルクがこぼれて葉に白い斑が入った、という植物です。しかし、葉にはきついトゲがあり、除草作業時などに痛い目に遭います。
ストエカスラベンダー
Lavandula stoechas
シソ科
(宿根草有用植物園内有用植物ゾーン)
地中海沿岸原産。地中海沿岸は、日本の瀬戸内同様、簡単にいえば「雨量少なく温度変化の小さい気候」です。日射量は多いほうがよいでしょう。というわけで、水はけのよい砂質の高台に植えました。
ハマナス
Rosa rugosa
バラ科
(宿根草有用植物園内有用植物ゾーン)
日本では寒冷地の海岸に自生。自生地の南西限は京都府舞鶴市。野生種らしい自然な色合いの赤が印象的です。
ツキヌキニンドウ
Lonicera sempervirens
スイカズラ科
(宿根草有用植物園)
北米東部から南部に自生。花のすぐ下にある一対の対生葉がくっついているため、茎が葉を突き抜けているかのようです。またニンドウは漢字で「忍冬」と書き、常緑を意味します。
メリアンツス・マヨル
Melianthus major
メリアンツス科
(宿根草有用植物園)
南アフリカのケープ地方原産。原産地では、川岸等の水辺に自生しています。葉は、形も臭いもマメ科植物を思わせますが、科は異なります。
フナバラソウ
Cynanchum atratum
ガガイモ科
(宿根草有用植物園)
日本列島、朝鮮半島、中国東北部に自生します。解熱、利尿作用がある生薬として古くから利用されている薬草です。都道府県によっては絶滅危惧植物に指定されています。山里などの半自然草地(半分人手の加わった草地)が生育に適します。草地の粗放化や森林化が個体数減少の原因になっています。
5月はエキウム・ウィルドプレッティーです
お問い合わせ
文化生活部文化生活総務課 植物園
京都市左京区下鴨半木町
電話番号:075-701-0141
ファックス:075-701-0142