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ケヤキ下のチューリップ畑です。見頃は、天候にもよりますが4月いっぱいまでです。
大芝生地西側のチューリップ畑。形、色、大きさもさまざまです。
園内のいたるところが新緑に包まれています。なからぎの森(写真大)とエノキ(Celtis sinensis ニレ科)の新緑の状況(写真小:つばき園付近)
ビオラ Viola cornuta スミレ科(写真大)
パンジー Viola ×wittrockiana cv. スミレ科 (写真小)
(北山ワイルドガーデン)
今年は暖冬で、霜よけは不要だったかもしれませんが、「結果として、この時期にしては大変よく成長している」(担当者談)ようです。
ネモフィラ(ルリカラクサ)
Nemophila menziesii
ハゼリソウ科
(北山ワイルドガーデン)
サラカ・デクリナタ
Saraca declinata
マメ科
(ジャングルゾーン)
ジャワ、スマトラなどに分布します。サラカ属は、花弁はなく、花弁状の萼があります。サラカ・デクリナタの萼は同属のムユウジュに比べて小型です。
ホウガンノキ
Couroupita guianensis
サガリバナ科
(ジャングルゾ-ン)
開花は朝7時ごろ、午後4時までには落花してしまいます。栽培条件下では結実しないため、人工授粉してやる必要があります。授粉は開花直後の時間帯がよいようです。また、開花が始まる時期には同時に落葉し、新葉がいっせいに伸びてくるのですが、新葉が伸びきったころの方が、結実しやすいようです。8月中旬くらいには文字通り「ホウガン(砲丸)」になりそうです。 写真右上にある果実が昨年結実したものです。
フトモモ果実
Syzygium jambos
フトモモ科
(熱帯有用作物室)
熱帯アジア原産。花弁は白色で4枚あります。多数のおしべがあり、花の外に突き出ます。完熟した果実は生食されます。
マンゴー
Mangifera indica
ウルシ科
(熱帯有用作物室)
原産地は北部インドからマレーシアにかけての広い地帯と考えられています。それぞれの地域に野生型のものがあり、それらが発達して現在の園芸品種が作り出されています。ひとつの花序に数百を越す小さな花があります。
テロペア・’シェイディ・レディー’
Telopea ’Shady Lady’
ヤマモガシ科
(中庭)
属名はギリシア語telopos(遠くから見える)に由来し、赤い花が目立つことにちなみます。
イロハモミジ
Acer palmatum
カエデ科
(植物生態園ほか)
新芽と同時に花をつけている状態です。モミジは紅葉が有名ですが、この時期もたいへん美しいものです。5月過ぎには翼のついた果実ができはじめます。
アマミセイシカ
Rhododendron amamiense
ツツジ科
(植物生態園)
セイシカ(R.latoucheae)は沖縄、中国の限られたところに自生しており、本種は奄美大島に自生しているセイシカです。セイシカとは、漢字で「聖紫花」と書きます。
ホンシャクナゲ
Rhododendron degronianum ssp.
heptamerum var. hondoense
ツツジ科
(植物生態園)
ルイヨウボタン
Caulophyllum robustum
メギ科
(植物生態園)
葉の形がボタンに似ていることからこの名がつきます。茶人好みのしぶめの花をつけます。
フタバアオイ
Asarum caulescens
ウマノスズクサ科
(植物生態園)
葵祭の名前のもとになっている植物です。別名、カモアオイ。最近、上賀茂神社の森において地域ぐるみでフタバアオイを増やす取り組みが話題になっています。葉の中をそっとのぞいてもらうと、下向きに小さな花をつけています。
イチョウ
Ginkgo biloba
イチョウ科
(観覧温室向かい側)
雌雄別株の樹木です。写真は雄花の着いている状態を下から見上げて撮影したものです。
(左)チューリップ・ブベデンスキー Tulipa vvedenskyi
ユリ科 中央アジア原産
(右)チューリップ・クルシアナ クリサンタ Tulipa vvedenskyi Tulipa clusiana var. chrysantha
ユリ科 インド北西部原産
原種チューリップは乾燥、少雨地域を原産地とし、排水の良い土壌を好みます。3年程度は植え替えをしなくてもよく咲きます。開花期は短く、見頃は4月下旬頃までです。近日中のご鑑賞をお薦めします。
(写真大)
ボタン ’二季の華’
Paeonia ’Nikinohana’
ボタン科
(宿根草有用植物園北部周回路)
12月から1月頃のお正月前後に、葉のない姿で咲く「寒ボタン」。二季咲きの性質があり、春にもう一度花を咲かせます。一季咲き(春咲き)ボタンより10日から2週間ほど早く開花します。
ムベ
Stauntonia hexaphylla
アケビ科
(宿根草有用植物園内中央パーゴラ)
本州から沖縄、台湾、中国南部に自生。掌状の複葉には、7、5、3枚の小葉があり、「おめでたい」木として庭に植えられることがあるそうです。アケビに似た果実は、熟してもアケビと違い縦に裂けませんが、食味はアケビに似ています。
イワヤツデ
Mukdenia rossii
ユキノシタ科
(宿根草有用植物園)
中国、朝鮮半島原産。ヤツデのような葉をもち、岩地に自生することからこの和名がついています。
カロコーツス・スペルブス
Calochortus superbus
ユリ科
(宿根草有用植物園内小ガラスハウス)
北米原産。ヒラリとした大きな黄色の花弁におどろかされます。
トリトニア・ヒアリナ
Tritonia hyalina
アヤメ科
(宿根草有用植物園内小ガラスハウス)
アフリカ、オーストラリア原産。濃い朱色のトサカ状の花は印象的です。
メリアンツス・マヨル
Melianthus major
メリアンツス科
(宿根草有用植物園)
南アフリカのケープ地方原産。原産地では、川岸等の水辺に自生しているそうです。葉には独特の臭いがあります。
オーニソガラム・ダビウム
Ornithogalum dubium
ユリ科
(宿根草有用植物園内小ガラスハウス)
オーニソガラムには耐寒性種と半耐寒性種がありますが、南アフリカ原産の本種は、冬季に摂氏約5度以上の温度を必要とし露地栽培は難しいとされています。
(左)ラケナリア・ユニカラー
Lachenalia unicolor
(右)ラケナリア・マセウシー
Lachenalia mathewsii
ユリ科
(宿根草有用植物園内小ガラスハウス)
南アフリカのケープ地方原産。半耐寒性(摂氏約5度以上が必要)の球根性多年草。ラケナリア属は、10、11月頃から咲き始める早生種から、掲載している種のように4月頃を花期とするもの等、種による開花期の幅が大きい植物です。
トキワナズナ
Iberis sempervirens
アブラナ科
(宿根草有用植物園)
ギリシア、西南アジア原産。 草丈は膝の高さより低く、グランドカバープランツ(地被植物)として利用すると、春、花の少ない時期に明るい白花が楽しめて面白いと思います。
ニオイイリス
Iris florentina
アヤメ科
(宿根草有用植物園)
ヨーロッパ南部、アフリカ北西部原産。 開花したばかりです。しばらく良い香りをお楽しみ頂けます。(4月末頃まで)
4月はサクラ・チューリップです
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