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12月下旬の寒波により、京都市内は近年まれにみる大雪に見舞われ、園内でも10cmから20cmの積雪がありました。雪が止んだ朝、「スノー・ショートケーキ」ができたとの報がありました。なんのことかと思ったら、沈床花壇にある植え込みがふんわかと雪を乗せている姿が、まるでスポンジケーキに生クリームを塗ったショートケーキみたいだった、とのことでした。
12月16日の京都市内の最低気温はマイナス0.6度(京都地方気象台発表)でした。植物生態園にあるシソ科のシモバシラ(学名:Keiskea japonica)に今年も霜柱が立ちました。
震え上がるような朝にのみ午前10時頃まではシモバシラを見ることができます。例年ですと翌年の1月末頃までは見ることができます。
【霜柱ができるメカニズム】
(1)外気温が氷点下になり、地上部が枯れても、根が生きているため、茎を通して水を吸い上げる。
(2)茎から水がしみ出したところで、外気に触れるため氷柱ができる。
(3)水が氷になる時に体積が増えるため、茎は次第に大きく広がり、地際で横に広がったような霜柱になる。
(4)次第に水を吸い上げなくなり、霜柱を見られなくなってしまう。
【他に霜柱を作る植物】
シソ科 ヒキオコシ、アキチョウジなど。キク科 カシワバハクマ、シロヨメナなど。
平成17年12月1日、早春を彩るチューリップの植え付けが行われました。53,000球の球根の植え付けには事務職員やボランティアの方も加わり、植物園総動員の作業となりました。桜が咲く頃のあわせて咲くチューリップをぜひ見に来てください。
インターネットによる情報収集の時代に対応して、より多くの方に当園のことを知って頂くために、また、見頃の植物や各種展示会、催し物等の最新の情報を提供させて頂くために、平成9年(1997年)11月、京都府ホームページ「おこしやす京都」内に当園のホームページを立ち上げました。
インターネットの普及が年々進むのにつれて、当園のホームページへのアクセス件数も増加し、平成16年度の年間アクセス件数は約89万件に達しました。
この度のホームページリニューアルに伴い皆様方により一層、当園の魅力を知って頂くため季節の植物や催し物等、できるだけ新しいタイムリーな情報、興味深い情報の提供に努めて参りたいと思います。どうぞ、ご期待下さい。
我々の思いとしては、HPでご覧いただいた植物を当植物園にお越しいただいて、是非とも確認してほしいと思っています。生きた植物のすばらしい姿を四季折々に楽しんで下さい。
これからも京都府立植物園ホームページをよろしくお願いいたします。
お問い合わせ
文化生活部文化生活総務課 植物園
京都市左京区下鴨半木町
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