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更新日:2025年2月14日

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試験の事例(繊維鑑別試験・繊維混用率試験)のご紹介/企画連携課連携支援グループ

当センターは、依頼を受けて繊維鑑別試験や繊維混用率試験などを行っていますので、試験の依頼をしたい方は、ご相談ください。

試験の事例のご紹介

繊維鑑別試験

繊維鑑別試験は、繊維の種類を判定します。繊維の種類には綿、麻、絹、毛など多種多様なものがあるため、燃焼試験や顕微鏡観察といった複数の手法を組み合わせて調べます。

燃焼試験では、実際に繊維を燃焼させて、火の付き方、燃え方、煙、臭い、灰などを調べることによって繊維の種類を判定します。例えば、植物性の繊維である綿や麻は紙の燃える臭いがするのに対し、動物性の繊維である絹や毛は毛髪の燃える臭いがします。

燃焼試験だけで判定のできない場合、さらに行う顕微鏡観察では、光学顕微鏡で繊維の形状を調べることによって判定します。例えば、燃焼試験で毛髪の燃える臭いがしたため絹や毛の可能性が高い繊維を顕微鏡で観察すると、絹の場合は繊維方向に筋が見えるのに対し、毛の場合はうろこ状の模様が見えることから、これらの繊維が持つ形状の見え方によって判定します。

繊維混用率試験

繊維混用率試験は、繊維の種類の割合を調べます。

当センターでの主な試験方法である解じょ法は、まず、試料のたて糸とよこ糸を分解し、繊維の種類ごとに分けた糸をそれぞれ秤量皿に入れます。その後、熱風乾燥機で乾燥し、質量計で測定した繊維の種類ごとの質量から割合を計算します。

 

お問い合わせ

商工労働観光部産業労働総務課 織物・機械金属振興センター

京丹後市峰山町荒山225

ファックス:0772-62-5240

oriki-kikakurenkei@pref.kyoto.lg.jp