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「色々な風説書 大阪城に怪獣が現れた!?」
慶応2(1866)年の6月9日朝、大坂城内の御堀に体長約2m余り、尾約1m50cmの謎の生物が発見され、早々に城代に報告された風説を記録したものです。 
風説書を見比べてみると、同じ情報でも筆記する人により微妙に変わっていることがわかります。
人のうわさ
「人のうわさ」 (右頁部分)
<解読文>(前頁から右頁にかけて)
慶応二寅年六月九日朝明方大坂
御城内御堀より如此之もの出ル、早々
御城代江申上候之事
身丈 七尺壱寸
尾  四尺八寸
廻り 六尺九寸
足  三尺二寸
手  二尺七寸
口  一尺六寸
目  三寸五分
幕末風聞書留
「幕末風聞書留」 大國家文書(寄託資料)
<解読文>
 但し死テ上ル  城代役所
一手 弐尺七寸
一身丈七尺壱寸
一尾丈四尺八寸
一廻り六尺九寸
一足 三尺弐寸
一口 壱尺弐寸
一眼 三寸五分
目方弐拾五貫目有
慶応二寅六月
九日朝五ツ時半時
御城内南御堀より
上ル、早速
御上様へ御入覧之事